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'''ナショナル・ギャラリー'''({{lang-en-short|National Gallery}})は、[[イギリス]]の[[ロンドン]]、[[トラファルガー広場]]に位置する[[美術館]]。[[日本語]]では'''国立美術館'''とも訳される。1824年に設立され、13世紀半ばから1900年までの作品2,300点以上を所蔵している{{Ref_label|A|a|none}}。登録適用除外チャリティ ([[:en:exempt charity]]) の一つで、[[文化・メディア・スポーツ省]] ([[:en:Department for Culture, Media and Sport]]) の[[非省公共団体]] (非政府部門公共機構) ([[:en:non-departmental public body|non-departmental public body]]) である<ref>{{cite web|url=http://www.nationalgallery.org.uk/about-us/organisation/constitution/|title=Constitution|publisher=The National Gallery|accessdate=2011-07-05}}</ref>。そのコレクションは大衆に広く公開されており、特別な企画展示をのぞいて入館は無料となっている。ただし、維持管理費用の一部を寄付でまかなうため、Donation(寄付を募る箱が入り口ほか数カ所に設けられている。
 
ナショナル・ギャラリーは、コレクションの基礎が王室や貴族のコレクションの由来ではないという点で、ヨーロッパでもあまり例のない美術館となっている。コレクションの基礎となったのは、保険ブローカーで美術後援家だったジョン・ジュリアス・アンガースタイン ([[:en:John Julius Angerstein]]) が収集していた38点の絵画である。初期のコレクションは個人からの寄付によって、チャールズ・ロック・イーストレイク ([[:en:Charles Lock Eastlake]]) をはじめ、その当時の館長たちが購入したものが3分の2を占めている<ref>{{Harvnb|Gentili|Barcham|Whiteley|2000|loc=7}}</ref>。その結果、他のヨーロッパ諸国の国立美術館と比べてコレクション数は多くはないが、西洋絵画が大きな革新を見せた「[[ジョット・ディ・ボンドーネ|ジョット]]から[[ポール・セザンヌ|セザンヌ]]まで<ref>Chilvers, Ian (2003). ''The Concise Oxford Dictionary of Art and Artists''. Oxford Oxford University Press, p. 413. The formula was used by Michael Levey, later the Gallery's eleventh director, for the title of a popular survey of European painting: Levey, Michael (1972). ''From Giotto to Cézanne: A Concise History of Painting''. London: Thames and Hudson</ref>」美術史上重要な絵画が収蔵されている。常設展示されているコレクションが少ないとされたときもあったが、現在ではそのようなことはなくなっている<ref>{{Harvnb|Potterton|1977|loc=8}}</ref>。