「中国漁船サンゴ密漁問題」の版間の差分

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関連項目
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この問題を受けて、[[日本政府]]は外国人密漁者に対する厳罰化の方針を掲げ、2014年[[11月19日]]には早くも、外国人によるEEZでの無許可操業を取り締まる[[排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律]](漁業主権法、EEZ漁業法)と、領海内で外国人の漁業を禁じる[[外国人漁業の規制に関する法律]]の改正案を成立させ、同改正法は12月7日に施行された。これにより、EEZでの外国人の密漁は1000万円以下の罰金が3000万円以下の罰金に、領海での外国人の密漁は懲役3年以下若しくは400万円以下の罰金が懲役3年以下若しくは3000万円以下の罰金に強化された。加えて[[漁業法]]違反となっていた立入検査忌避に対しても、別途上記2法の改正で罰則が定められ、漁業法では30万円以下の罰金だったものが、上記2法では300万円以下の罰金に強化された。さらに、漁業主権法違反で[[逮捕]]された[[船長]]らが、ボンド制度による早期釈放の条件として支払う[[担保]]金も大幅に増額され、無許可操業と禁止海域操業の担保金が3000万円に、立ち入り検査忌避の担保金が300万円に、違法採取されたサンゴ1kgあたりの加算担保金が600万円に定められた<ref>[http://www.huffingtonpost.jp/2014/11/19/coral-poaching-schooner_n_6183076.html サンゴ密猟、罰則強化の改正案成立 小笠原に中国船、依然70隻] ハフィントンポスト 2014年11月19日</ref>。
 
12月21日に[[鳥島 (八丈支庁)|鳥島]]沖で中国人船長が外国人漁業規法違反を犯したとして逮捕され、改正法施行後初となる逮捕者となった<ref name = "sankei1221"/>。2015年5月27日、[[横浜地方裁判所]]でこの船長に懲役1年、罰金1000万円(求刑懲役1年6月、罰金1500万円)の判決が下された<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H3D_X20C15A5CN0000/ サンゴ密漁船長に実刑 横浜地裁、罰則強化後初の判決] 日本経済新聞 2015年5月27日</ref>。
 
== 被害 ==