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→‎老舗の歴史と特徴: 八幡屋礒五郎M-1
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[[ファイル:Shichimi togarashi package by titanium22.jpg|サムネイル|長野「八幡屋礒五郎」]]
長野[[善光寺]]の「八幡屋磯五郎」は、1736(元文元)年、[[鬼無里村]]の勘右衛門が境内で七味唐辛子を売るようになったことがはじまりである<ref name="JB"/>。鬼無里村は、昔は有数の[[アサ|麻]](アサ)と和紙の産地で、江戸に商品を売りに行った帰りに仕入れた日用品を善光寺でも売っており、そこに七味唐辛子が含まれていたのである<ref name="礒五郎の誕生">{{cite web |title=八幡屋礒五郎の誕生 |url=https://www.yawataya.co.jp/about/history/02.php |publisher=八幡屋礒五郎の誕生 |accessdate=2017-10-1}}</ref>。また鬼無里村では当時は陳皮以外が全て栽培されていた<ref name="細く長く"/>。勘右衛門は、商売では礒五郎と名乗り、そこに「八幡」を屋号(社名)に貰った「八幡屋磯五郎」は<ref name="礒五郎の誕生"/>、財を成してからも古くは露店で一味一味に効能を述べて売り、つまり[[香具師]]という販売形態をとっていた<ref name="naid110001212064">{{Cite journal |和書|author1=小林計一郎 |date=1962 |title=善光寺堂庭町の発達 |journal=社会経済史学 |volume=27 |issue=5 |pages=482-500 |naid=110001212064 |doi=10.20624/sehs.27.5_482 |url=http://dx.doi.org/10.20624/sehs.27.5_482}}</ref>。1952年に店舗の場所は現行の位置へ移る<ref name="信州さんぽ"/>。生姜が薬味として入っており、善光寺の再建では七味入りの汁が提供され、大工が体を温めたと言われる<ref name="JB"/>。麻の実について、麻種(おたね)と記され<ref name="信州さんぽ"/>、新聞でも麻の種と紹介されている<ref name="ものづくり"/>。一部素材は自社で栽培し、2008年より信州産唐辛子の委託生産を開始した<ref name="信州さんぽ">{{Cite book|和書|author=散歩の達人MOOK|title=信州さんぽ―あつまるつながる、思わず深呼吸したくなる10エリア|url=https://books.google.co.jp/books?id=kJUHDQAAQBAJ&pg=PA57|publisher=交通新聞社|date=2016|isbn=978-4330666167|page=}}</ref>。七味を使ったガラム・マサラ、チョコレート、ハンドクリームなど新たな商品に挑戦している<ref name="信州さんぽ"/>。2014年には10年以上の開発を経た八幡屋礒五郎M-1という唐辛子の品種ができ、2017年から本格的に栽培している<ref name="細く長く">{{cite web |author=三宅真太郎 |title=【長野発 輝く】八幡屋礒五郎 七味唐辛子280年の老舗 顧客とは細く長く |url=http://www.sankeibiz.jp/business/news/171102/bsg1711020500002-n1.htm |date=2017-11-02 |publisher=SankeiBiz |accessdate=2017-11-1}}</ref>。
 
==販売方法==