「暗視装置」の版間の差分

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物体から放出される[[赤外線#遠赤外線|熱赤外線]](波長 8-15μm、{{Lang-en|Thermal InfraRed}})を可視化する装置。これによる画像がいわゆる[[サーモグラフィー]]画像であり、このための装置を'''熱線映像装置'''({{Lang-en-short|''thermal imager'' }})と称する。なお、第0世代のアクティブ式暗視装置が使用していたのは近赤外線であり、熱線映像装置で使用される熱赤外線と近い周波数ではあるが、特性上大きく異なるものである。
 
あらゆる物体はそれ自身の温度によった遠赤外線を出している([[黒体|黒体放射]])ため、熱線映像装置は、光源が無い場所でも目標を視認することが可能となる。また、遠赤外線は可視光線と比較して、解像度が劣る一方で透過能力に優れるため、ある程度であれば[[煙]]越しに像を捕らえることもできる。例えば[[兵士]]や[[対空砲|対空]][[砲台]]が[[森林|森]]に隠されていれば、その微妙な温度差による赤外線の強さを画面に表示して見分けられる。
 
初期のものは、重量と容積が過大で、[[歩兵]]用装備として実用的なものではなかった。小型化を難しくした原因は、おおむね下記の二点であった。