「負論理」の版間の差分

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このように例えば一つの[[ICチップ]]に4個のNANDゲート回路が有るとして3個は正論理と1個は負論理NORとした使い分けもできる。正論理だけで[[ロジック]]回路を組むことは現実的で無かったり困難であったり無駄を生じる事がある。複雑なロジックになるほど正論理と負論理を混在させた方が都合が良い場合が多い。
 
またICゲート素子のシリーズ(例:[[標準ロジックIC]]、TTL IC 7400シリーズ)そのものがANDやORのみだけでなく、NANDやNORもありこれらを混在させる方が無駄がない(むしろTTLもCMOSもそうだが、トップナンバーの7400がNANDだったように、内部構成上はそれらのほうが有利でありICの選択も自由度が広い。またそのNANDとNORについても、論理的には対称(双対)で、CMOSならば電気回路としての接続もそうなるが、それでもNMOSとPMOSの非対称さによって差が出る)。実際には[[機器]]や[[基板]]の回路を全体として外から見ると正論理だが、内部では負論理を混在させる、といったような形になる。前段を正論理とし、その後段を負論理としたり、逆に前段を負論理、後段を正論理とした組み合わせなど、上手く組み合わせて演算回路素子をできるだけ少なく使用するなどの工夫もなされる(計算量は爆発するかもしれないが、コンピュータ・プログラムで網羅的に調べることができるので、人間が工夫するよりもそういったシステムをうまく併用すべき)。
またICゲート素子のシリーズ(例:[[標準ロジックIC]]、TTL IC 7400シリーズ)そのものがAND回路やOR回路のみだけでなく、NAND(NOT-AND)回路やNOR(NOT-OR)回路もありこれらを混在させる方が無駄がない。
実際には[[機器]]や[[基板]]の回路全体の機能は正論理で行われるが一部は負論理であったりする。前段を正論理とし、その後段を負論理としたり、逆に前段を負論理、後段を正論理とした組み合わせなど、正論理と負論理のAND、OR、NAND、NOR、XORを駆使し上手く組み合わせて演算回路素子をできるだけ少なく使用するなどの工夫もなされる。
 
== 関連項目 ==