「築地精養軒」の版間の差分

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'''築地精養軒'''(つきじせいようけん)は、日本で初めての[[西洋料理]]店である。
 
[[明治維新]]後、[[東京]]には本格的な西洋料理店がなく、[[外国]]からの[[要人]]の[[接待]]に不便をきたしていたことから、[[岩倉具視]]の支援を受け、岩倉に仕えていた[[北村重威]](1819-1906年)が明治3年に築地精養軒ホテルを建設し<ref name=nakamura>[http://repo.lib.hosei.ac.jp/bitstream/10114/8476/1/12_k_m_nakamura_toshihiro.pdf  東京ホテル建築史 1868 年~1939 年-その意味と多様性]中村敏宏、法政大学大学院デザイン工学研究科紀要 Vol.2(2013 年 3 月)</ref>、[[1872年]](明治5年)に開業した。西洋料理の出前や、外国貴賓との交流がある日本人への西洋文化の指導なども行ない、東京に西洋文化が広まる後押しをした<ref name=nakamura/>。その後、[[上野恩賜公園|上野公園]]の開設とともに支店として「[[上野精養軒]]」も開業、本格的な[[フランス料理]]店をめざした。[[1923年]]、[[関東大震災]]で[[築地]]が全焼し、上野に本店を移して営業、現在に至る。
 
初代料理長は[[スイス人]]のカール・ヘス、二代目・C.L.ネップ、三代目・戸山慎一郎、四代目・西尾益吉、五代目・鈴本敏雄と続く<ref>[http://www.maroon.dti.ne.jp/schwarze-katz/legend/charihess.html 西洋料理人列伝 カール・ヘス Carl Jacob Hess(1838~1897)]日本の西洋料理</ref>。[[秋山徳蔵]]、[[関塚喜平]]と、日本の西洋料理史上の名料理人を輩出した。