「天然痘」の版間の差分

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1978年にイギリスの[[バーミンガム大学]]メディカル・センターにおいて、微生物学研究室からウイルスが漏洩し、研究室の上階で働いていた[[ジャネット・パーカー]]が天然痘を罹患し1か月後に死亡した。彼女は天然痘により死亡した世界最後の患者である。
 
1984年にWHOでなされた合意に基づいて、[[アメリカ疾病予防管理センター]] (CDC) と{{仮リンク|ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター|en|State Research Center of Virology and Biotechnology VECTOR}} (VECTOR) の[[バイオセーフティーレベル|レベル4施設]]以外の研究所が保有していた株は、公式には全て廃棄された。この2施設における天然痘株についても破壊することがWHOの会議で一旦決定されたが、実際の作業は数度に渡り延期され、2001年にアメリカが株の廃棄に反対する姿勢を明確にしたことで中止となった。
しかし近年[[バイオセーフティーレベル|レベル4施設]]の設備を備えない不適切な場所においても生きた天然痘ウイルスが発見されており、その管理・取り扱いが非常にずさんであることが発覚している<ref>{{cite web
| url =http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140722006