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北海道に生息する同属異種のエゾクロテンに言及 |
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|画像キャプション= '''テン''' ''Martes melampus''
|status = LC
|status_ref = <ref
[http://www.iucnredlist.org/ The IUCN Red List of Threatened Species]
* Abramov, A. & Wozencraft, C. 2008. [http://www.iucnredlist.org/apps/redlist/details/41650/0 ''Martes melampus'']. In: IUCN 2012. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2012.1.
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== 分布 ==
;''M. m. melampus'' ホンドテン
:[[日本]]([[本州]]、[[四国]]、[[九州]])<ref name="fn1">阿部永監修、阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎吾・米田政明 『日本の哺乳類【改訂2版】』 東海大学出版会、[[2008年]]、80頁。</ref><ref name="fn2">[[今泉吉典]]監修 D.W.マクドナルド編『動物大百科1 食肉類』、[[平凡社]]、[[1986年]]、167頁。</ref><ref name="fn3">今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育2 (食肉目)』、東京動物園協会、[[1991年]]、33頁。</ref><ref
* [http://www.biodic.go.jp/rdb_fts/2000/74-066.html 絶滅危惧種情報(動物)- ツシマテン -]
</ref>固有亜種。[[北海道]]、[[佐渡島]]へ移入<ref name="fn1"/><ref
;''M. m. tsuensis'' ツシマテン
:日本([[対馬]])<ref name="fn1"/><ref name="fn3"/><ref name="fn4">[[小原秀雄]]・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、[[講談社]]、[[2001年]]、22、142-143頁。</ref>固有亜種<ref
;''M. m. coreensis'' コウライテン
:[[朝鮮半島]](?)<ref name="fn2"/><ref name="fn3"/><ref
== 形態 ==
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:夏季は毛衣が赤褐色や暗褐色で、顔や四肢の毛衣は黒、喉から胸部が橙色、尾の先端が白い(夏毛)<ref name="fn3"/>。冬毛は毛衣が赤褐色や暗褐色で頭部が灰白色(スステン)か、毛衣が黄色や黄褐色で頭部が白い(キテン)<ref name="fn3"/>。
;''M. m. tsuensis'' ツシマテン
:喉から胸部に不規則な黒い斑紋が入る<ref name="fn3"/><ref name="fn4"/><ref
;''M. m. coreensis'' コウライテン
:冬毛は毛衣が黄色で、頭部の白色部が後頭部に達する<ref name="fn3"/>。
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本種や[[アメリカテン]]、[[クロテン]]、[[マツテン]]を1種にまとめる説もある<ref name="fn2"/>。
3亜種に分けられるが、亜種コウライテンは捕獲例が2例あるのみ<ref
* ''Martes melampus melampus'' (Wagner, 1841) ホンドテン Japanese marten
* ''Martes melampus tsuensis'' (Thomas, [[1897年|1897]]) ツシマテン Tsusima marten
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低山地から[[亜高山帯針葉樹林]]にかけて生息する<ref name="fn3"/>。単独で生活する<ref name="fn1"/>。亜種ツシマテンは70ヘクタールの行動圏内で生活する<ref name="fn1"/>。岩の隙間や[[樹洞]]を巣にする<ref name="fn3"/>。
食性は[[雑食]]で、[[昆虫]]、[[甲殻類]]、小型哺乳類、[[鳥類]]、[[爬虫類]]、[[両生類]]、[[果実]]([[マタタビ]]、[[ヤマグワ]]など)などを食べる<ref name="fn1"/><ref name="fn3"/><ref
繁殖形態は[[胎生]]。夏季に交尾を行う<ref name="fn1"/>。4-5月に樹洞内の巣で1回に2-4頭(亜種ツシマテンは1回に1-2頭の幼獣を産むと考えられている<ref name="fn4"/><ref
== 人間との関係 ==
亜種ツシマテンは開発による生息地の破壊、交通事故、ノイヌや猟犬による捕食などにより生息数が減少していると考えられている<ref name="fn4"/><ref
* [http://www.sizenken.biodic.go.jp/rdb/txt/content/116.html ツシマテン]
</ref>。
;''M. m. tsuensis'' ツシマテン
:{{準絶滅危惧|ref=<ref name="fn1"/><ref
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:キテンの毛皮は特に優れていて、最高級とされる。そのため、「テン獲りは二人で行くな」ということわざが猟師に伝わっている。高価で売れるので、一方がもう一方を殺しかねないという意味である。
==
{{Reflist}}
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*** [[テン属]]
**** [[クロテン]]
{{Animal-stub}}
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