「有機エレクトロルミネッセンス」の版間の差分

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有機ELディスプレイは液晶ディスプレイに代わる次候補の薄型ディスプレイとして2010年代より普及が始まり、[[2015年]]の市場規模は130億ドルとなった。有機ELディスプレイの採用は高級モデルが多いため出荷数量の割に市場規模が大きいが、2016年7月時点の予想では、2018年の市場規模は186億ドルに達して市場規模で液晶を上回り、2020年には出荷数量でも液晶を上回るとみられている<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ27HFT_X20C16A7000000/ スマホ向けパネル、有機ELが液晶逆転 出荷額18年予測] 日本経済新聞 2016/7/27 </ref>。
 
スマホなどの小型端末向けの有機ELディスプレイは、サムスンディスプレイのシェアが2016年時点で97.7%<ref>[http://www.techon.nikkeibp.co.jp/atcl/event/15/121500094/011600071/ サムスンディスプレー 有機ELの世界シェア97.7%] 聯合ニュース</ref>と、ほぼ独占している。パネルを量産しているのがほぼサムスン一社のみであるため、パネルの供給不足が続いているが、10172017年には韓国の[[LGエレクトロニクス|LG]]と中国の[[京東方科技集団]]が量産を開始したほか、2018年には[[天馬微電子]]が量産を開始するため、各社の量産が本格化する2019年頃には供給不足は解消されるとみられている<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGKKZO15019530W7A400C1QM8000/ スマホ用有機ELパネル 供給不足は19年以降解消 米調査会社、中国需要補えぬ可能性]:日本経済新聞</ref>。2018年には天馬微電子に続いて国顕光電(維信諾の傘下)・和輝光電が量産を開始する見通しで、信利光電や華星光電などがさらにその後に続く。2017年現在はアップル社のiPhoneシリーズやGoogle社のPixelシリーズのほか、中国・韓国メーカーの高級スマホを中心に有機ELディスプレイの採用が進んでいる。
 
テレビ向けの大型パネルは、2017年現在、[[LGエレクトロニクス|LG]]が唯一量産に成功し、大型有機ELテレビ市場を独占しており、2017年以降は複数の日本メーカーにも外販を始め、有機ELテレビが日本の各社から発売されている。京東方は2018年よりテレビ向け大型パネルの量産を開始する見込みで、南京パンダ・華星光電・恵科電子といった後続のメーカーも2019年には大型パネルの量産を開始する見込みである。2017年には1500ドル以上の高価格帯のテレビは有機ELが主流となったが、大型パネルを製造できるのはLGのみということもあってコストダウンが進んでおらず、1000ドル前後の普及帯テレビが有機ELに置き換わるのは2018年以後とみられている。