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[[ファイル:StatfjordA(Jarvin1982).jpg|180px|right|thumb|[[スタートフィヨルド油田]]]]
[[ファイル:Boersen Oslo.jpg|thumb|right|250px|[[オスロ証券取引所]]。[[オスロ]]はノルウェー経済の中枢であり、[[北欧]]屈指の[[世界都市]]である。]]
[[2009年]]のノルウェーの[[国内総生産|GDP]]は3785億ドル(約32兆円)であり<ref>[http://www.imf.org/external/ IMF]</ref>、[[神奈川県]]とほぼ同じ[[経済規模]]である<ref>[http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html#kenmin 国民経済計算] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100210185302/http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html |date=2010年2月10日 }}</ref>。[[2016年]]の名目GDPは3762億ドル(約42兆円)で<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/data.html 「ノルウェー」][[外務省]]</ref>、[[大阪府]]より大きく[[東京都]]より小さい経済規模である<ref>[http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html#kenmin 国民経済計算] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100210185302/http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html |date=2010年2月10日 }}</ref>。人口は大阪府の5分の3弱であり、2015年の一人あたりGNIは93820ドルで世界第1位となっている<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/gnp_2.html 「1人あたりの国民総所得(GNI)の多い国」]外務省</ref>。

世界有数の[[原油]]輸出国であり、原油はノルウェーの輸出の35%([[1999年]])を占めていたこともあった。[[1969年]]に[[北海油田]]が発見されて以降、油田・ガス田の開発が進んだ。[[北海]]における[[石油]]採掘は国有割合の高い企業(例えば[[スタトイルハイドロ]]では発行株式の約3分の2を国が保有<ref>{{cite web |url=http://www.statoil.com/en/InvestorCentre/Share/Shareholders/Top20/Pages/default.aspx |title=Top 20 shareholders |publisher=StatoilHydro |date=2010-04-20|accessdate=2010-05-08}}</ref>)によって行われており、[[福祉国家]]ノルウェーの財政に大きく寄与している。さらに将来の[[石油]]・[[天然ガス]]の枯渇に備えて、原油売上による収益は原則として(2006年度予算では74%、2571億クローネ)[[ノルウェー政府年金基金]]として積み立てられ([[2006年]]1月に従来の石油基金と年金基金が統合改組)、国際的な[[金融市場]]に投資されている。[[国家財政]]収支は石油以外の歳入だけで均衡するよう、歳出抑制策を実施しているが、なお石油基金からの繰り入れが大きな割合を占めている(2006年度予算では歳入9339億クローネ、うち石油から3483億クローネ、石油以外から5856億クローネ、歳出は6768億クローネ)。
 
[[水資源]]が多く[[水力発電]]は電源構成比で95.3%を占める。[[スマートグリッド]]構想の焦点である。[[漁業]]、[[林業]]、[[鉱業]]も盛んである。漁業では特に[[タイセイヨウサケ|ノルウェーサーモン(アトランティックサーモン)]]や[[サバ|大西洋サバ]]が日本に多く輸出されている。漁業文化が日本と似ており[[捕鯨]]推進国の一つである([[ノルウェーの捕鯨]]を参照)。そのほか、[[牧畜]]などが行われている。