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== 解説 ==
布を織るためには、まず植物の繊維を糸状にする必要がある。古代では材料に[[麻]](あさ)、[[楮]](こうぞ)、[[苧]](お[[苧麻 - ]](からむし)などが使われる(つまり「おだ - まき」ではなく「お - たまき」)。繊維を長く引き伸ばし(これを「績む(うむ)」という)、絡ませて(これを「紡ぐ(つむぐ)」という)糸にする。絡んだ糸は「糾(あざ)」、あざにすることを「綯う(なう)」という。現在でも[[縄]]をつくることを「あざなう」という。
 
線である[[縦と横#産業|経]](たていと)と[[縦と横#産業|緯]](よこいと)を交差させて面である布にする装置が[[機]](はた)である。[[織機]]で布を織るためには糸が大量に必要になるが、このとき大量の糸がお互いに絡まないよう玉状や環状にして貯めておく。これが苧環である。