「身代金」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎概要: ありえる、あり得る
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
編集の要約なし
2行目:
 
{{otheruses||映画|身代金 (映画)}}
'''身代金'''('''みのしろきん'''、身の代金とも)とは人が何らかの理由で、別の人によって[[自由]]が拘束されて[[人質]]となっている場合において、拘束状態から解放することを目的として、拘束している人に対して差し出す[[貨幣|金銭]]や物品のこと。一般には身代金と表記されるが、現代の[[刑法 (日本)|刑法]]では'''身の代金'''と表記されており、公的な資料では「の」を挿入して表記される場合が多い。
 
== 概要 ==
[[誘拐]]された人を解放さる場合に差し出される場合の言葉として多く使用される。刑法(第225条の2)では身の代金を目的とした誘拐(身の代金目的略取等の罪)は他の誘拐よりも比較して重い刑罰(無期又は3年以上の懲役)が課せられる。誘拐犯にとって、身代金の受け渡し時で[[警察]]に捕まる可能性が非常に高く、最悪の場合射殺される恐れもあり得る。それゆえ身代金目的の誘拐が成功する可能性は低い。戦後[[日本]]で未解決となった身代金目的の誘拐事件は[[1984年]]の[[グリコ・森永事件#江崎グリコ社長誘拐事件|グリコ社長誘拐事件]]や[[1987年]]の[[功明ちゃん誘拐殺人事件]]など8件のみと97%近い解決率であり、8件とも身代金奪取には成功していないため犯人から見て成功率は0%である。ただし、これはあくまで公に確認された誘拐事件の成功率であり、誘拐事件にあった家族が人質の心配をして警察に届けずこっそりと犯人に身の代金を渡して解決したといった事例がある可能性も論理的にはあり得る。
 
過去に要求された身代金で最も高額だったのは[[1973年]]12月に[[アルゼンチン]]で米国エクソン石油の総支配人が過激都市ゲリラに誘拐され、3ヶ月後に解放された際に支払われた1420万ドル(42億6000万円)である。
 
== 関連項目 ==
ドラマ・映画などでは、身代金誘拐はスリリング・ドラマチックであるため、題材としてよく使われる。
* [[人質]]
 
* [[略取・誘拐]]
==関連項目==
* [[人質ハイジャック]]
* [[略取・誘拐]]
* [[ランサムウェア]] - [[マルウェア]](いわゆるコンピュータウイルス)の一種で、[[パソコン]]内のデータを勝手に[[暗号化]]して読めなくするなどシステムにアクセスできなくし、正常化(暗号化解除)のために身代金を要求してくる。
*[[ハイジャック]]
*[[略取・誘拐罪]]
*[[ランサムウェア]] - [[マルウェア]](いわゆるコンピュータウイルス)の一種で、[[パソコン]]内のデータを勝手に[[暗号化]]して読めなくするなどシステムにアクセスできなくし、正常化(暗号化解除)のために身代金を要求してくる。
 
== 脚注 ==