「ガイウス・ユリウス・カエサル」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Shsths (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
219行目:
 
== 人物像 ==
カエサルが元老院議員として初めて表舞台に出た頃の評価は、「借金王」や「ハゲの女たらし」と言ったものであった。事実、借金は天文学的でとてつもない金額であった。紀元前61年春に、プロプラトエルとしてヒスパニアへ赴く前、カエサルが高飛びする恐れて出発を妨げたため、カエサルは、最大の債権者クラッススに泣きつき、債務保証をしてもらい、ようやく任地に出発できた<ref>プルタルコス「英雄伝」クラッスス 7</ref>。「ハゲの女たらし」(羅: moechus calvus)と言われることを受け入れていたことは、カエサルの寛容さを説明する際に引き合いに出される。
 
また、カエサル自身が総督として赴任した[[ヒスパニア]]で現地の部族より金を無心したり、ガリアで現地部族が奉納している神殿や聖域にあった宝飾物を強奪したり、金目当てで街を破壊して回ったりということもあった。また、ローマでも[[カンピドリオ|カピトリヌス]]の神殿に奉納していた金塊を盗み、同重量の金メッキをした銅を戻したり<ref>スエトニウス「皇帝伝」カエサル 54</ref>、内戦中は[[護民官]]の制止を振り切って神殿の財貨を強奪したとした<ref>プルタルコス「英雄伝」カエサル 35</ref>と伝わっている。