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'''阿部 俊人'''(あべ としひと、[[1988年]][[12月23日]] - )は、[[宮城県]][[仙台市]]出身の元[[プロ野球選手]]([[内野手]])。右投左打。
== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
両親の地元である
[[東北福祉大学硬式野球部|東北福祉大学]]へ進学すると1年春から出場機会を得て、ショートで4度のベストナインに輝き、6度の全国大会出場に貢献。日本代表として国際大会へも出場しており、4年次には主将を務めた。2010年の仙台六大学野球秋季リーグ戦では、打率.424、12盗塁を記録し、東北福祉大学9季連続59度目の優勝に貢献し、最優秀選手賞を受賞した<ref>{{Cite news|first=|last=|author=|coauthors=|url=http://www.sanspo.com/baseball/news/101011/bsn1010111238000-n1.htm|title=東北福祉大・阿部俊人がMVP/仙台六大学|work=|newspaper=サンケイスポーツ|publisher=産経新聞社|pages=|page=|date=2010-10-11|accessdate=2010-11-1|language=}}</ref>。しかし、[[第41回明治神宮野球大会]]の代表決定戦では
走攻守三拍子揃った実戦派内野手として、
=== プロ入り後 ===
[[File:20120320,Tosihito Abe infielder of the Tohoku Rakuten Golden Eagles,at Yokohama Stadium.JPG|left|thumb|2012年3月20日、横浜スタジアムにて]]
{{by|2011年}}には、一軍公式戦17試合に出場。2安打を放っただけで、打率.091に終わった。
{{by|2012年}}には、公式戦の開幕を一軍で迎えると、一軍公式戦30試合に出場。打率が.298にまで上昇したほか、一軍公式戦初打点や初盗塁も記録した。
{{by|2013年}}には、2年連続で開幕一軍入りを果たしたが、レギュラーシーズンでは一軍公式戦での出場試合数(22)や打率(.211)が前年を下回った。しかし、チームのレギュラーシーズン初優勝・[[2013年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ(CS)]]突破を経て臨んだ[[読売ジャイアンツ|読売ジャイアンツ(巨人)]]との[[2013年の日本シリーズ|日本シリーズ]]では、代走や二塁の守備要員として2試合に出場した。
{{by|2016年}}、2年連続で開幕一軍に選ばれ、主に守備固めで54試合に出場。ほぼ1年通して一軍に帯同し、内野全てのポジションを守りながら失策0と結果を残した。▼
{{by|2014年}}には、背番号を'''9'''に変更したが、公式戦の開幕を二軍で迎えた。一軍公式戦では、26試合の出場で、打率.250を記録した。
{{by|2017年}}も3年連続で開幕一軍に選ばれるも、1試合も出場せず、4月6日に抹消。6月23日に再び一軍に登録され、主に守備固めで起用された。[[梨田昌孝]]監督の誕生日となる[[8月4日]]の[[千葉ロッテマリーンズ]]戦では[[内竜也]]からサヨナラヒットを記録した<ref>[http://www.sanspo.com/baseball/news/20170805/gol17080505020001-n1.html 楽天、逆転サヨナラで連敗脱出!梨田監督バースデーを劇的祝福] サンスポ 2017年8月5日</ref>。[[10月28日]]に球団から[[戦力外通告]]を受けた<ref>[https://www.rakuteneagles.jp/news/detail/00000782.html 来季の選手契約に関して] 東北楽天ゴールデンイーグルスオフィシャルサイト 2017年10月28日</ref>。▼
{{by|2015年}}には、公式戦の開幕から一軍に帯同。開幕当初の正[[遊撃手]]だった[[西田哲朗]]が故障で戦線を離れてからは、スタメンで遊撃を守るようになった。さらに、レギュラー内野手の[[藤田一也]]や[[銀次]]も相次いで故障に見舞われたことを背景に、一軍公式戦で自己最高の66試合に出場。打率は.196ながら、自己最多の6盗塁を記録したほか、[[7月5日]]の対[[北海道日本ハムファイターズ]]戦([[宮城球場|楽天Koboスタジアム宮城]])では9回裏の打席で[[鍵谷陽平]]から自身初のサヨナラ安打を放った。
▲{{by|2016年}}には、2年連続で開幕一軍
▲{{by|2017年}}
===現役引退後===
楽天球団の職員として、球団が運営する「楽天イーグルスアカデミー」ジュニア部門のコーチを[[2018年]]から務める<ref name="abechan" />。
==人物==
楽天の選手時代には、チームメイトへ折に触れて悪気のないイタズラを仕掛けるなど、ムードメーカーとしても活躍。「'''アベちゃん'''」という愛称で親しまれた<ref name="abechan">[https://www.nikkansports.com/baseball/news/201712230000505.html 盛り上げ役の楽天阿部引退、コーチで子どもに夢届け]日刊スポーツ 2017年12月24日</ref>。また、一軍への帯同中に公式戦が雨天ノーゲームになった場合には、チームやファンを盛り上げるべく、雨中のダイヤモンドを一周する役割を買って出ていた<ref name="rainyhero" />。
雨中のナイトゲームでサヨナラ安打を放った2017年の対ロッテ戦(前述)では、試合後の[[ヒーローインタビュー]]で、自分の名前が入っている(公式グッズの)タオル(1枚1,000円)を手に応援するファンが少ないことに言及。試合後に半額(500円)で100枚だけ販売することを、突如告知した。本来の価格との差額をすべて自分で負担する前提での値下げだったが、実際には短時間で完売に至った<ref name="moodemaker" />。
楽天2年目の春季キャンプでは、銀次や[[枡田慎太郎]]と共に「'''どろんこ3兄弟'''」と呼ばれるほど、当時の[[星野仙一]]監督から大いに期待されていた。銀次や枡田とはプライベートでも仲が良く、阿部が戦力外通告を受けたことを知ると、2人とも絶句していたという<ref name="abechan" />。
趣味は[[ダーツ]]で、プロのダーツプレイヤーとの対決に勝利したほどの腕の持ち主でもある<ref name="abechan" />。
== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
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