「真ゲッターロボ 世界最後の日」の版間の差分

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→‎登場人物: Source: ゲッターロボ全書
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== 概要 ==
『[[ゲッターロボ]]』シリーズ初のOVA作品。また[[バンダイビジュアル|EMOTION]]レーベル15周年記念作品でもある。ビデオの第1巻は1500円という低価格で発売された。ロボットアニメのクロスオーバー作品「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」がヒットし、『ゲッターロボ』も過去のテレビアニメや漫画に触れていないであろう低年齢層からの認知度も高かったところから、本作の企画は始動する<ref>{{Cite book|和書|title=動画王 Vol.09|date=2000-03-10|publisher=キネマ旬報社|pages=78-79|isbn=4873765307}}</ref>。まずキャラクターデザインが旧アニメ版から一新され、漫画版原作者である[[永井豪]]と[[石川賢 (漫画家)|石川賢]]の画風に転換された。特に流竜馬は旧アニメ版に登場する正統派主人公の意匠から、冤罪で投獄された影響で暴力的かつ野性味溢れる意匠となっている。メカニックデザインは「スーパーロボット大戦シリーズ」登場時に新設定された真ゲッター3(漫画版未登場)を含め、石川賢漫画版のデザインを採用し、新ゲッターチームのパイロットスーツは漫画版に準拠するが、その一方で元祖ゲッターチームのパイロットスーツは旧アニメ版のものを採用する等設定を敢えて混在させている。第一部は全くのオリジナルストーリー。第二部の内容は石川賢の漫画版をベースにし、第三部では未完結であった同過去に結末を付け加える形となっている。旧アニメ版のキャラクターやメカニック利用しているが、ストーリー的繋のつながりはなく、人物関係も一新されて。過去作品に登場した敵組織「恐竜帝国」や「百鬼帝国」などは登場せず、宇宙からきた未知の生命体「インベーダー」が敵となっており、これに対抗す竜馬、隼人、弁慶(武蔵)ら元祖ゲッターチームと號、渓、凱ら新ゲッターチームの活躍を描き、クライマックスでは6人による共闘および6つの魂を一つにした必殺技「真シャインスパーク」が描かれた。また早乙女、コーウェン、スティンガーが初代ゲッターチーム(ゲッターロボ開発チーム)であったと設定された
 
外伝ストーリーとして、原作漫画『真ゲッターロボ』に収録された「クレーターバトル」と、ドラマCD「'''真ゲッターロボ・外伝 月面十年戦争〜戦慄の予感'''」の2つがある。どちらの作品も、本編開始前の物語となっている。ドラマCDは現在は絶版となっているが、リマスター版DVD-BOXの初回特典としてサウンドトラック(全2枚)とともに付属する。
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== あらすじ ==
; 第一部
: 近未来、人類は偶然にも'''ゲッター線'''の採取に成功する。だが、'''インベーダー'''の侵略により月が占拠される。人類は叡智の粋を集めスーパーロボット軍団を作り上げ、月面でインベーダーの撃退に成功したかに思えた。だが・・・
: かつて世界を救ったゲッターチームのリーダーだった'''流竜馬'''は遡ること3年前に'''早乙女博士'''殺害容疑により逮捕・収監され「A級囚人」となっていた。竜馬は愛する'''早乙女ミチル'''を奪った凄惨な事故により早乙女博士との確執を抱え、かつての仲間である'''神 隼人'''に根深い不信感を抱いており、早乙女博士殺害の容疑も隼人に着せられた濡れ衣が原因だった。一方、解散したゲッターチームのメンバーである'''巴 武蔵'''と後輩の'''車 弁慶'''は共に日本軍に在籍していた。二人は謎の荷物運搬の任務中にインベーダーの襲撃に遭遇。急遽、ゲッター3で応戦した武蔵はコンテナの中身が首だけの男が入ったカプセルであることを見てしまい、武蔵の前に早乙女が駆る見たこともないゲッターロボが現れてカプセルを奪って行く。重傷を負った弁慶は武蔵が庇護していた'''早乙女元気'''を預かることになる。元気は父の死を見たショックから失語に陥っていた。弁慶、武蔵から謎の男'''號'''を奪取した早乙女はゲッタードラゴン軍団を率いて人類に戦いを挑む。竜馬は早乙女抹殺のため仮釈放され、単独でゲッター1を駆ってドラゴン軍団に戦いを挑む。竜馬が早乙女に引導を渡そうとしたそのとき、「やめるんだ」という號の声が響く。號の呼びかけでゲッターGのゲットマシンたちが合体し、巨大な'''真ドラゴン'''となるのだった・・・
: 竜馬は真ドラゴン破壊のため、ゲッター炉の自爆を試みるが早乙女にはお見通しだった。しかし、ゲッタードラゴンで竜馬を誅殺しようとした早乙女から竜馬を救ったのはそれぞれゲッター2、3を単独で駆る隼人と武蔵だった。一方、早乙女はインベーダーの襲撃に遭う。どうにか逃れた早乙女は號のパートナーとして用意したカプセルから出てきた怪物たちに襲撃される。武蔵との合体を果たした竜馬は早乙女研究所に乗り込む。そこで待っていたのは隼人だった。奇しくも因縁の隼人と共闘することになった竜馬はカプセルから出現した怪物たちの襲撃に遭う。それは本来、竜馬と隼人の遺伝子をベースに産み出されたものだった何故か闘争本能だけに駆られる怪物と化していた。二人の窮地を救ったのは號が操る'''真ゲッターロボ'''の放ったゲッタービームだった。ゲッター線は進化を促すだけでなく退化もさせる。太古の恐竜時代に戻ってしまった真ゲッターに巨大化した怪物が襲いかかる。真ゲッターから落下した早乙女は武蔵のゲッター3に助けられる。
: 一方、国機連の幹部になっていたかつてのゲッター線研究者たちは早乙女の企みを止めるため日本壊滅のための重量子爆弾を発射。だが、インベーダーの浸食を受けた'''コーウェン''''''スティンガー'''が正体を現し、他の研究者たちを誅殺。竜馬、隼人、ミチルによって行われたゲッターライガーの合体テスト時、既にインベーダーの浸食を受けていたミチルは竜馬たちを救うためえて犠牲になったのだった。後にミチルの遺体から真相を知った早乙女は共同研究者だったコーウェン、スティンガーの裏切りに気付きながら、えてなにも事情を知らない竜馬と共謀者の隼人を恨んでいるフリをしていたのだった。コーウェン、スティンガーはICBMに乗って日本に飛来。弁慶の通信で危機を知った竜馬と隼人は號と三人で真ゲッターを駆ってミサイル着弾阻止に向かうが、三人を乗せた真ゲッターは分離してゲッター線爆心地である早乙女研究所に落下。元気を伴った弁慶は地下シェルターに避難する。
; 第二部
: 早乙女の反乱から13年という月日が流れた。インベーダーたちの侵略で地球は荒廃。元気を喪ったと語る弁慶は'''渓'''という逞しく美しい少女の養父になっていた。渓は'''凱'''や古田、団六といった仲間たちと共に日本政府の依頼で地下シェルターから地上調査に出た。その際にスーパーロボットとインベーダーの戦いに遭遇してしまう。そこでアメリカ人パイロットの'''ランバート'''を救出するも、浅間山の決戦に向かうことに焦るランバートが日本軍の'''ビィート'''を奪取。機体に取り付いた渓と弁慶はゲッター線の爆心地である早乙女研究所跡地に落下してしまう。隼人は'''敷島博士'''や副官の'''ヤマザキ'''と共に生き残った人類を救うためスーパーロボット軍団を率いる司令官となり、巨大な母艦'''タワー'''の艦長となっていた。隼人たちは真ドラゴンの炉心解体のためインベーダーたちに'''浅間山決戦'''を挑む。一方、早乙女研究所内で擱座した武蔵のゲッター3を目の当たりにし、遺品の帽子を回収した弁慶はインベーダーに浸食されていたランバートに襲われる。ランバートに殺されかけた渓を突如出現した真ゲッター2が救う。號は13年前と変わらぬ姿で生存していた。運命に導かれた渓とランバートの攻撃で重傷を負った弁慶は真ゲッターに乗り込む。號と重傷をおした弁慶の働きもあって真ゲッターは稼働し、インベーダーを撃退。だが、戦いの後、弁慶は即座に病院送りとなり、渓や凱たちは世界を滅ぼした元凶である日本人だと'''シュワルツ少佐'''らスーパーロボット軍団のパイロットたちから憎悪を向けられる。さらに隼人たちの前にコーウェン、スティンガーが姿を現し真ドラゴンの炉心解体作業を妨害。インベーダーは機械(戦闘で大破したスーパーロボット)と融合した'''メタルビースト'''に進化していた。負傷の弁慶に替わる存在として、號は凱を新たなパイロットに指名する。こうして、號、渓、凱の'''新ゲッターチーム'''による真ゲッターロボの戦いが始まった。そんなとき、復活を遂げた早乙女博士が隼人、弁慶たちの前に姿を現す。我が子、元気こと渓に会うために・・・。自我が崩壊し記憶を喪った渓は男の子だと素性を偽られていたのを利用して弁慶に娘として育てられたのだった。実父である早乙女を仇と憎む渓はインベーダー化した早乙女に戦いを挑むが、號と共に真ドラゴンの内部に取り込まれてしまう。二人は真ドラゴンを起動させるための鍵であり、號の正体は渓の実姉ミチルのクローンだった。二人を救出するため弁慶と凱は早乙女研究所地下にあったゲットマシン運用母艦'''クジラ'''を引き摺りだし、二人を無事救出する。
: 號、渓とのコンタクト後、迷走を始めた真ドラゴンを追い、弁慶たちはクジラで世界を転戦。[[北極]]での戦いで黒いゲッターロボ'''ブラックゲッター'''を駆る竜馬が姿を現す。荒廃した[[ニューヨーク]]でSOSの信号を受信した弁慶たちは救援に向かい、そこで竜馬との再会を果たす。竜馬もまた13年前と全く変わらぬ姿だった。爆心地でゲッター線の光に包まれた竜馬は気がつくと月面基地に擱座したゲッター1のコクピットにいた。それを修理・改修した上で大気圏突入を果たした竜馬は地球に帰還してインベーダーたちと戦っていたのだった。だが、ニューヨークにおびき寄せたのは早乙女の罠だった。真意に気付いた竜馬たちはクジラのゲッター炉心を暴走させて危機を乗り切る。その頃、隼人やシュワルツたちは太平洋上の真ドラゴンめがけて集結したメタルビーストたちと交戦していた。竜馬と號たちは現場に駆けつけるが突然、號が倒れてしまう。號にかわり真ゲッターに乗り込んだ竜馬、弁慶は切り札であるタワーによる真ドラゴンへの直接攻撃に出て失敗した隼人を救出し、ゲッターチームを再結集させる。真ドラゴン内部で早乙女はコーウェン、スティンガーと共に'''メタルビースト・ドラゴン'''で真ゲッターと激しい戦いを繰り広げる。互角に見えた戦いだが、號が伝授した必殺技「'''ストナーサンシャイン'''」と実戦経験の差により竜馬たちゲッターチームが勝利。早乙女はインベーダーと分離し、竜馬たちに後事を託して絶命する。だが、メタルビースト・ドラゴンで宇宙に逃れたコーウェン、スティンガーは[[木星]]と融合して衛星を次々と呑み込み巨大インベーダーと化す。決戦の舞台が宇宙に移行する中、真ドラゴンとシンクロして地球上のゲッター線を吸収した號が絶命する。真ゲッターを筆頭にしたスーパーロボット軍団は宇宙でインベーダー迎撃にあたるが巨大かつ多数のインベーダーに苦戦。渓と凱も戦いに参加するが絶体絶命の窮地に陥る。しかし渓の窮地に號が復活。遂に真ドラゴンが最終形態となって戦いに馳せ参ずる。渓、凱を乗せた真ドラゴンは渓操縦の'''真ライガー'''、凱操縦の'''真ポセイドン'''に変形して巨大インベーダーを撃破する。だが、コーウェンとスティンガーが融合した惑星級インベーダーには歯が立たない。真ゲッターを頭に乗せた真ドラゴンはゲッター線を集中させて「'''ファイナルゲッタートマホーク'''」で一刀両断にする。だが、'''時空の裂け目'''が出現。竜馬は6つの心を一つにした真の必殺技「'''真シャインスパーク'''」を提案し、真ゲッターの炉心を使用してこれを放つ。その際に位相空間内でインベーダー軍団との永劫の戦いを繰り広げるゲッター軍団を垣間見る。地球の未来を號、凱、渓に託し、竜馬たちゲッターチームは永劫の戦いに向けて旅立つのだった。
; 第三部
: 號、渓とのコンタクト後、迷走を始めた真ドラゴンを追い、弁慶たちはクジラで世界を転戦。[[北極]]での戦いで黒いゲッターロボ'''ブラックゲッター'''を駆る竜馬が姿を現す。荒廃した[[ニューヨーク]]でSOSの信号を受信した弁慶たちは救援に向かい、そこで竜馬との再会を果たす。竜馬もまた13年前と全く変わらぬ姿だった。爆心地でゲッター線の光に包まれた竜馬は気がつくと月面基地に擱座したゲッター1のコクピットにいた。それを修理・改修した上で大気圏突入を果たした竜馬は地球に帰還してインベーダーたちと戦っていたのだった。だが、ニューヨークにおびき寄せたのは早乙女の罠だった。真意に気付いた竜馬たちはクジラのゲッター炉心を暴走させて危機を乗り切る。その頃、隼人やシュワルツたちは太平洋上の真ドラゴンめがけて集結したメタルビーストたちと交戦していた。竜馬と號たちは現場に駆けつけるが突然、號が倒れてしまう。號にかわり真ゲッターに乗り込んだ竜馬、弁慶は切り札であるタワーによる真ドラゴンへの直接攻撃に出て失敗した隼人を救出し、ゲッターチームを再結集させる。真ドラゴン内部で早乙女はコーウェン、スティンガーと共に'''メタルビースト・ドラゴン'''で真ゲッターと激しい戦いを繰り広げる。互角に見えた戦いだが、號が伝授した必殺技「'''ストナーサンシャイン'''」と実戦経験の差により竜馬たちゲッターチームが勝利。早乙女はインベーダーと分離し、竜馬たちに後事を託して絶命する。だが、メタルビースト・ドラゴンで宇宙に逃れたコーウェン、スティンガーは[[木星]]と融合して衛星を次々と呑み込み巨大インベーダーと化す。決戦の舞台が宇宙に移行する中、真ドラゴンとシンクロして地球上のゲッター線を吸収した號が絶命する。真ゲッターを筆頭にしたスーパーロボット軍団は宇宙でインベーダー迎撃にあたるが巨大かつ多数のインベーダーに苦戦。渓と凱も戦いに参加するが絶体絶命の窮地に陥る。しかし渓の窮地に號が復活。遂に真ドラゴンが最終形態となって戦いに馳せ参ずる。渓、凱を乗せた真ドラゴンは渓操縦の'''真ライガー'''、凱操縦の'''真ポセイドン'''に変形して巨大インベーダーを撃破する。だが、コーウェンとスティンガーが融合した惑星級インベーダーには歯が立たない。真ゲッターを頭に乗せた真ドラゴンはゲッター線を集中させて「'''ファイナルゲッタートマホーク'''」で一刀両断にする。だが、'''時空の裂け目'''が出現。竜馬は6つの心を一つにした真の必殺技「'''真シャインスパーク'''」を提案し、真ゲッターの炉心を使用してこれを放つ。その際に位相空間内でインベーダー軍団との永劫の戦いを繰り広げるゲッター軍団を垣間見る。地球の未来を號、凱、渓に託し、竜馬たちゲッターチームは永劫の戦いに向けて旅立つのだった。
 
== 登場人物 ==
; ゴウ(號)/早乙女 號
: [[声優|声]] - [[関智一]]
: 本作の主人公。カプセルの中から現れた謎の男。第1話の時点ではほぼ頭部だけの状態で、実質的な登場は第2話から。真ドラゴンの早すぎる覚醒に呼応して出現。搭乗しておらずとも真ゲッターや真ドラゴンを操る。その正体は早乙女博士とミチルの遺伝子を元にして敷島博士によりゲッター線の力で作り出された人造人間で'''早乙女博士の唯一の息子'''。普段は寡黙だが、戦闘時は人が変わったように叫び声を上げる。
: 重量子爆弾阻止時、真ベアー号に乗り、竜馬と隼人と共に迎撃に向かうも失敗。それから13年後、早乙女研究所内で元気ことケイが危機に陥ったことに反応し、13年前と変わらぬ姿で真ゲッター2と共に再び表舞台に姿を現す。以降は元気(ケイ)を守るためにも戦うようになり、ケイと共に真ドラゴンに取り込まれてからは進化し、人間らしい感情を示すようになっていった。邪神ドラゴンの影響で意識不明となるが、ケイのミチルへの祈りを感じ取ったことから、武蔵とミチルの魂を旧ゲッターチームの元に送り出し、必殺技「ストナーサンシャイン」のことも伝えた。旧ゲッターチームが初代ゲッターチームから真ドラゴンを解放したことで復活。ケイ、ガイと共に第二形態の真ドラゴンを制御し、地球を汚染していたゲッター線を真ドラゴンに全て吸収するが、その影響で自身は絶命してしまう。しかし、宇宙での戦闘で危機に陥ったケイに呼応して再び復活。最終形態へと進化を遂げた真ドラゴンと共に宇宙へ上がり、戦線復帰する。木星決戦の末、旧ゲッターチームから未来を託され、ケイとガイと共に元の宇宙に帰還した。
 
: 真ゲッター1のパイロットとして竜馬との差別化を図る目的から號は近接戦闘で「ゲッターサイト」を多用するのに対し、竜馬は「ゲッタートマホーク」を多用する。
; ケイ(渓)/車 渓/早乙女 元気/早乙女 渓
: 声 - [[日高奈留美]]
: 本作のヒロイン。第一部では'''早乙女 元気'''として登場。16年前の事故で姉ミチルを、更に父である早乙女博士が殺害され、兄とも慕っていた竜馬が犯人として逮捕・連行される悲劇を目の当たりにしてショックにより失語状態に陥る。早乙女博士の意向で男装させられており常に帽子を被っているが髪型はセミロング。事件後は武蔵が養父として養育していたが、重量子爆弾炸裂を目の当たりにして自我が完全に崩壊し過去の記憶を喪失。武蔵に託された元気の正体が「女の子」だと知った弁慶は元気が「早乙女博士の一人息子」としてシェルターに避難した日本人の憎悪を一身に背負うことを避けるため、「自分の娘である'''渓'''」だと素性を偽って養育。周囲には「元気は死に、渓を養女にした」と騙る。
: 男手一つかつ男所帯な環境で育てられたため、口調も性格も男勝りになっている。弁慶のことは「親父」と呼んでおり、常に親子ゲンカが絶えないが、親子の絆は確かにあった。
: 13年後に調査隊の一員として地上に出た際、インベーダーと真ドラゴン討伐隊の戦闘に巻き込まれ、早乙女研究所でゴウに助けられてからは真ジャガー号のパイロットとなる。早乙女が13年ぶりに姿を現した際、自身が早乙女家の「長男」として育てられた次女・元気だった頃の記憶を完全に取り戻した。仇と憎む早乙女を倒そうとして罠にかかり、助けようとしたゴウと共に真ドラゴンに取り込まれるが、そこでゴウの正体を知り、真ドラゴンから脱出。以降はゴウに恋愛感情を抱くようになる。<ref>しかし遺伝子的には実の兄妹であり、「肉親としての親近感」ともとれる程に描写的には微妙。</ref>消失した真ドラゴンの行方を追い、仲間たちと各地を転戦。太平洋の戦闘で意識不明となったゴウの看病の為、ガイと共に真ゲッターを降り、弁慶たち旧ゲッターチームの戦いを見守る。ビィートT23を駆ってガニメデ衝突阻止の戦いに参加し、弾切れとなった際にインベーダーに捕まってしまうも、復活したゴウの駆る真ドラゴンに助けられ、ガイと共に真ドラゴンに乗り込み、木星決戦を展開した。
: 真ゲッター2、真ライガー、ビィートT23を操縦。
: モデルは漫画版『[[ゲッターロボ號]]』に登場する南風渓。
; ガイ(剴)
: 声 - [[松本保典]]
: ゲッターロボのメカニックの息子。第二部から登場。日本崩壊から13年後、弁慶らと共に地下の日本政府の命令で地上調査に派遣された若者の一人で弁慶のことは'''大将'''呼び慕う。気は優しく争いを好まないが、一度キレると手がつけられない。ケイに好意を寄せているが、ケイの気持ちを知ってからはゴウに遠慮することが多かった。真ゲッター加入当初は真ゲッターの整備を行っていたが、重傷を負った弁慶に替わって、ゴウの指示により真ベアー号に乗り込む。初陣では半ばやけっぱちで操縦した為、合体も上手くいかなかったが、ゴウの導きにより克服した。ケイとガイが真ドラゴン内部に取り残された際には弁慶と共に早乙女研究所に乗り込んだ。転戦の後、ゴウが意識不明となった際には、真ベアー号を弁慶に返す形で降りる。タワー脱出時は脱出ブロックを操縦した。ケイと共にビィートT23でガニメデ衝突阻止に参加。ケイ同様にインベーダーに捕らわれるが、ゴウに救出され、真ドラゴンに乗り込む。
: ビィートT23、真ゲッター3、真ポセイドンを操縦。
; 流 竜馬(ながれ りょうま)
: 声 - [[石川英郎]]
: 早乙女博士殺害事件の犯人として冤罪で投獄されていたA級囚人。死んだ筈の早乙女が生き返って反乱を起こした際、皮肉にも「殺したとされた男を改めて殺す」ため、早乙女を抹殺することを条件に仮釈放され「A級刑務所での地獄」の恨みを晴らすべく、自身の人生を狂わせた早乙女と真犯人と目される隼人への復讐を開始。ゲッターチームのリーダーかつ最強の男として抜群の戦闘技術を誇り、旧型扱いされていたゲッター1を1人で操縦し、ゲッターロボGの大群を圧倒。真ドラゴンの脅威を知るやゲッター炉心の自爆に巻き込み破壊を図ろうとする等、早乙女博士曰く「危険な男。だが、それだけに行動は手に取るようにわかる」と評される。早乙女博士と隼人の計画と真意についてなにも知らされず、一人だけ茅の外に置かれた。
: 重量子爆弾崩壊に巻き込まれ行方不明となっていたが、ゲッター線の導きにより、13年後の世界にタイムスリップ。月施設で擱座したゲッター1のコクピットで目を覚ました後、修理・改修を施して地球に帰還し、インベーダーとの戦いを再開。隼人との和解を果たし、彼に渡された銃を返却。旧ゲッターチーム復活による真ゲッターで早乙女博士との戦いにも決着を付けた。木星決戦の末、隼人と弁慶と共に新たなる戦いに赴く。なお、ガイからは「伝説の男」と称された
: ゲッター1、ブラックゲッター、真ゲッター1を操縦。なおブラックゲッターは意図して黒く塗ったわけでなく、大気圏突入時に焦げて変色したことによる
; 神 隼人(じん はやと)
: 声 - [[内田直哉]]
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; 早乙女(さおとめ)博士
: 声 - [[麦人]]
: 世界最高のゲッター線研究者。宇宙開発のためにゲッター線の研究に取り組んでいたが、3年前、ゲッターロボGのテスト中に愛娘ミチルを失ったことから狂気に陥ったかに見えたが、実際はインベーダーの計画を阻止するために敵も味方も欺き、敢えて人類の敵となることでゲッターチームを導いていた(計画の全貌は隼人の項を参照)。計画のため、隼人を懐柔して自分を殺させ、ゴウを創り出し、真ゲッターや真ドラゴンを建造する。だが、計画が大幅に狂ったことを悟り、武蔵と共に死亡する。
: 第二部ではインベーダーに寄生されて復活を遂げ、元気ことケイを挑発。弁慶と新ゲッターチームを罠にかけるためニューヨークにおびき出す等暗躍する。コーウェン、スティンガーと合流し、初代ゲッターチーム(ゲッターロボ開発チーム)の一人としてメタルビースト・ドラゴンを操縦した。最後の戦いでは真ゲッター1のストナーサンシャインで倒される直前に自分の体内に寄生していたインベーダーが逃げ出そうとしたところを捕らえ、竜馬らに後事を託しインベーダーを道連れにして死亡。3年前の事件が元で竜馬からの敬意を失い「(早乙女の)ジジイ」と呼ばれるようになった。
: 真ゲッター、ゲッタードラゴン、メタルビースト・ドラゴンを操縦。
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; コーウェン
: 声 - [[郷里大輔]] / [[三宅健太]]([[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]])
: かつて早乙女博士と共に月でゲッター線の研究に取り組んでいた研究者だったが、月でインベーダーに融合されてしまい、地球へ戻ってまもなくインベーダーに乗っ取られた男。早乙女博士の行動を知ってからは国機連を言葉巧みに乗っ取り、各国大使を殺害。以後はインベーダーの尖兵となり、各所で暗躍する。ゲッター線の可能性に興味と関心を寄せるマッドサイエンティスト。スティンガーとは互いに「君(くん)」付けで呼び合う仲であり、コーウェンのほうが会話ではリードすることが多い。
: メタルビースト・ポセイドンを操縦。
; スティンガー
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; 敷島(しきしま)博士
: 声 - [[鈴木泰明]]
: ゲッター線を使ったクローン技術博士。第1部から登場。早乙女博士、隼人とは旧知の関係でガイとそのパートナーたちの開発・育成に携わる。日本軍と連携し、育成カプセルの移送中に早乙女博士による強奪事件(インベーダーに狙われていたため、強引に保護した)が発生する。第二部においてはタワーにおける隼人のパートナー。言動・行動は狂気を孕んだ[[マッドサイエンティスト]]。自らの知的好奇心を満たすためならば多少の犠牲は厭わず、不穏当な発言が多い。彼の好奇心は主に真ドラゴンと共鳴するガイに注がれた。タワー特攻に際し最後まで残り、ゲッター線のもたらす未来を知った後、タワーと運命を共にした。
; 古田(ふるた)
: 声 - [[里内信夫]]
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=== ゲッターロボ ===
; ゲッターロボ
: インベーダー戦争で活躍した機体。何機か製造されたらしく、劇中には3機のゲッターロボが登場している。さらに、月面のゲッター線研究ラボの跡地にも、壊れたゲッターロボが放棄されていた。おり、これが後のブラックゲッターである。本作ではゲッターロボの重量はすべて220トンに統一されていとなる。「クレーターバトル」によると、ゲッター1/2/3の3体合体によるゲッタービームを撃つこともできる。
:* 竜馬機:ゲッター1。早乙女の乱では『ゲッターロボ號』の山岸二尉に似た男、ヒゲの生えた男、『ゲッターロボ號』の橘翔に似た女性パイロットが操縦するはずだったが、上層部の命令で仮釈放された竜馬に変更されたが駆る。老朽化が進んでおり、スクラップ寸前と言われていたが、竜馬の腕前によりゲッタードラゴン軍団を片っ端からなぎ倒していき、ゲッターウイングをマント状にして突撃したり、布状に伸ばしての攻撃、ゲッタービームを拡散させて発射するスパイラルゲッタービームにも用いた。2丁のゲッターマシンガンも使用。真ドラゴンの合体に巻き込まれるもイーグル号を分離させて脱出。残骸となったジャガー号・ベアー号のゲッター炉心でメルトダウンを起こそうとするも早乙女が操縦するゲッタードラゴンに阻止されてしまう。インベーダー戦では、武蔵のゲッター3のベアー号・ジャガー号と合体し、ゲッター1となり、2体のインベーダーをトマホークブーメランで倒した。竜馬が降りた後は武蔵がゲッター3として運用するが、ゴール・ブライとの戦闘で破壊されてしまう
:* 隼人機:ゲッター2。武蔵と弁慶がコンテナを受領した施設に秘匿されていたらしく、武蔵と弁慶は驚いていた。早乙女の乱では武蔵のゲッター3と共に早乙女研究所に駆けつけ、竜馬の背後を狙っていたインベーダーにドリルミサイルを放った。隼人が重量子爆弾破壊のために真ゲッターに搭乗したことから乗り捨てられる。なお、ドリルアームは左腕ではなく右腕にある。
:* 武蔵機:ゲッター3。トレーラーにジャガー号部分が無い状態で搭載され、インベーダーとコンテナの奪い合いをするが、真ゲッター1に妨害される。早乙女の乱では早乙女のゲッタードラゴンに追い詰められた竜馬の前にゲッター2と共に駆けつけ、竜馬のイーグル号との合体によりゲッター1になるも、無人機のイーグル号はインベーダーに破壊された。竜馬が研究所内に潜入してからはゲッター3として運用されたが、ゴール・ブライにコクピットを潰され、武蔵共々研究所に散った。13年後もその状態のまま、研究所跡に放棄されていた。『[[スーパーロボット大戦D]]』序盤で隼人が弁慶に託したゲッターロボは、早乙女研究所から回収されたかつての武蔵の機体である<ref>弁慶1人が操縦している際はゲッター1しか使えないが、竜馬と隼人がゲッターのパイロットとして復帰すると変形可能になり、ゴウたち3人と乗り換え可能になる。</ref>。
:<!--リスト分断防止-->
; ゲッターロボG
: 今作では対インベーダー用および本格戦闘用の量産型ゲッターロボとして登場。早乙女博士の指揮の下で反乱軍となり、のちに集合・合体し真ドラゴンとなる。テレビアニメ版のゲッターGとは細かな部分が異なっている。量産性を重視しているためか、性能はテレビ版のゲッターGよりは劣っている模様。早乙女博士の反乱時は早乙女が操縦した機体以外はAIによる自動操縦だったが、竜馬の戦闘技術には及ばず、旧ゲッターロボ1機に圧倒された。なお、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]』のロボット図鑑によると、ゲッターGのコンセプトは最初から「対インベーダー」「量産」を前提としたもので、月世界戦争の後にインベーダーの再度の侵略を危惧した早乙女が大量に生産したとされている
: 試作タイプが1機存在したらしいが、ゲッターライガーへの合体テスト中の事故で墜落。ポセイドン号に乗っていた早乙女ミチルが犠牲となった。
: なお、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]』のロボット図鑑の記述によると、ゲッターGのコンセプトは対インベーダーと量産を前提としたもので、月世界戦争の後にインベーダーの再度の侵略を危惧した早乙女が大量に生産したとされている。
: ゲーム『[[スーパーロボット大戦α]]』にも、「量産型ゲッタードラゴン」が登場。登場作品も真ゲッターロボになっているが、合体して真ドラゴンにはならないと設定されている(グラフィックはTVアニメ版ゲッタードラゴンの流用)。
:; ゲッタードラゴン
:: 空戦形態。テレビ版と異なり、全身が赤い。武装はテレビ版・原作版のゲッタードラゴンと同じで、設定上はシャインスパークも使用可能な模様である<ref>事実、ゲッタードラゴンの集合体である真ドラゴンが真・シャインスパークを使用している。また、竜馬たちは真・シャインスパークの存在を知っていた。</ref>。竜馬のゲッター1に次々と倒されていくが、真ドラゴンに合体する。早乙女が操縦する有人機は残骸となったゲッター1のゲッター炉心を破壊したことで、竜馬によるメルトダウンを封じた。
:; ゲッターライガー
:: 陸戦形態。テレビ版のゲッターGと異なり全身が青く、チェーンアタックとして射出可能な左腕の中にドリルが装備されている。その為、ライガーミサイルが装備されておらず、右手はドリルに変化しないという違いがある。竜馬のゲッター1との戦いでは早乙女の操作でゲッタードラゴンからゲッターライガーになりゲッター1に覆いかぶさって動きを封じ、その間に他のゲッタードラゴンがダブルトマホークブーメランを放つという味方も巻き添えにした攻撃を行うも、ゲッター1がオープンゲットを行ったためにゲッターライガーだけが倒された。真ドラゴン合体時にも僅かに姿を見せている。
125行目:
: [[真ゲッターロボ (架空のロボット)]]を参照。
; ブラックゲッター
: 13年後の未来に飛ばされた流竜馬が月のゲッター線研究ラボの跡地に放棄されていた壊れたゲッターロボ(正確にはゲッター1)を独自に修理・改造し、戦闘能力(特に近接戦闘)を格段にアップさせたもの。戦闘力はゲッターGに匹敵するが、変形機構はオミットされている。武装は両拳のスパイクに左下腕部にむき出しで大型化されたカッター(書籍によってはゲッターレザー)、そしてゲッタービームと竜馬のスタイルに合わせ、格闘戦重視になっている。また、本来機体色は赤だったが大気圏突入時の摩擦熱で塗装がこげて黒色になった。第10話で真ドラゴン・第2形態にゲッターエネルギーを吸い尽くされて海上へ墜落。その後、竜馬は脱出したため機体は放棄したものと思われる。そのため、第10話以降の登場はない。
: ゲーム『スーパーロボット大戦D』ではその後も使用可能。また、『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』および『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』にも特別出演している。コクピット自体は残っているのか、スーパーロボット大戦シリーズでは3人乗りを可能としていた。
: 2007年に真ゲッター1・ゲッター1と共に[[リボルテック]]シリーズのラインナップに加わっている。その際、本編に登場しないオリジナル武装が新たに追加されている。
; 真ドラゴン
: ゲッターロボGが無数に集合・合体し誕生したゲッターロボ。劇中3度の進化を遂げる。最終形態では「真ドラゴン」「真ライガー」「真ポセイドン」の3形態への変形も可能になっている。真ドラゴン最終形態の下半身は、漫画版ゲッターロボGに登場したアトランティス製ロボット、ウザーラに酷似する。
: 真ドラゴンの操縦はゴウ、真ライガーはケイ、真ポセイドンはガイが行う。真ゲッターロボが手のひらに乗れるほど巨大なマシンであり、全長は6000m以上にも及ぶ。
: 三体のゲッターマシンに分離・合体することで変形するのではなく、中央部の筒状部を中心として、真ドラゴンは龍の首と尾、ゲッタードラゴンの上半身、真ライガーは巨大ドリルとロケット、ゲッターライガーの頭と足、真ポセイドンは巨大な右腕と[[フレイル]]状の左腕、ゲッターポセイドンの頭部と[[無限軌道|クローラー]]のついた脚部がそれぞれ出てくることで変形する。
: [[ガニメデ (衛星)|ガニメデ]]をゲッタービームの一撃で粉砕するほどのパワーを持ち、真ゲッターロボと協力して、人工的に[[ワームホール]]を生成可能、空間跳躍を行っていた。なお、決戦兵器の「真・シャインスパーク」<ref>劇中では一貫して「シャインスパーク」と呼ばれ、『スーパーロボット大戦D』でもそれを踏襲して武器名は「シャインスパーク」で登録されていたが、『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』で「真・シャインスパーク」に改められた。</ref>も備え、最終決戦後に数万kmの時空の裂け目を破壊する手段として放った。その威力は絶大で、次元境界面を越えてなお、星を破壊する程の余波が発生する程であったが、最後は空間跳躍の衝撃で大破した。
: 『スーパーロボット大戦D』でスポット参戦するが、その際の損傷や出力の問題でしばらく使用できなくなる。ゲーム後半で正式に自軍に入る際は意図的にデチューンされていると設定されている。また、『[[Another Century's Episode#Another Century's Episode 3 THE FINAL|Another Century's Episode 3 THE FINAL]]』(以後『ACE3』)では、ゴウが真ドラゴンを選ばなかった事で空白となったコアに、代替コアとして選んだゲームオリジナルのキャラクター(ベルクト)を乗せて、最終ボスとして登場する。『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]』では、真ドラゴン以外の形態はユニットとして登場しない(チェンジ・真ライガー、チェンジ・真ポセイドンという武装を使用すると変形して攻撃する)。また、真・シャインスパークは原作を再現して真ゲッターロボとの合体攻撃に変更されたほか、母艦としての機能も備えている。
; ゲッターエンペラー
: 最終話で登場。真シャインスパークによって時空の裂け目に飛び込んだゲッターチームが出会った存在。艦内には竜馬に似た男性(声:石川英郎)が立っており、ゲッターチームに対して「待っていた」と告げる。
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; バヴェルタワー
: 第4話から、隼人が指揮を執る地上戦艦。ミサイルで武装し、各ブロックが緊急時には[[脱出艇]]として機能する機構を持つ。さらにゲッター線吸収機能を持ち、相手にアームを突き立ててエネルギーを吸収する。第11話で真ドラゴンのエネルギーを吸収するが、限界を超えたため爆発した。隼人は放り出され、真ジャガー号に救助されたが、敷島博士は爆発する艦と運命を共にしている。ゲーム作品では「タワー」と表記されている。
: 『スーパーロボット大戦D』では物語の舞台が地上になった際は母艦の一つとして登場する(宇宙へは行けない)。原作通りに一度爆発するが、その後修復されて再び使用可能になる。序盤は隼人がメインパイロットで、ヤマザキと敷島博士がサブパイロットとなっているが、修復後はゲッターのパイロットとして復帰した隼人に代わり、ヤマザキがメインパイロットとなる。敷島博士は爆発に巻き込まれているのだが、その後海で漂流していたところを保護されるため、敷島博士もサブパイロットとして健在。『第2次Z 再世篇』でも母艦の一つとして登場するが、こちらは原作どおりに爆発、敷島博士も死亡する。ただし改造値は母艦枠つながりか、真ドラゴンに引き継がれることになる。
: 『ACE3』では主人公の母艦として使われる。
 
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宇宙空間を漂流し、ゲッター線に寄生して生きるバクテリア状生命体。ゲッター線をエネルギーとする。知能は低く攻撃的。形を変えて巨大宇宙生命としても存在し、多種多様な形を見せる。機械や人と融合して取り込んでしまう能力を持っており、スティンガーとコーウェンは完全にインベーダーに乗っ取られている<ref>早乙女博士は完全には乗っ取られていなかったもしくは真ドラゴン完成にインベーダーを利用していたらしく、竜馬達に敗れた際、正気に戻っている。</ref>。機械と融合進化したものを'''メタルビースト'''と呼ぶ。ゲッター線を過剰吸収して飽和状態になると、体が崩壊する。また、『第2次Z』のロボット図鑑によると、各所にある黄色い眼球状の器官をすべて潰すことでも消滅させることができるという。
; ゴール&ブライ
: ゴウ同様に真ドラゴンを制御するために造られた人造人間たち。ゴールは竜馬、ブライは隼人の遺伝子から作られたが、闘争本能だけが成長したため、外見も中身も怪物になり、創造主の早乙女にも反旗を翻した。ゴールは怪力、ブライは念力を駆使する。
: 自分たちの素の遺伝子を持つ竜馬と隼人と交戦。最初はゴールだけで戦っていたが、次第に押されていったことで、ブライも加わり、今度は竜馬と隼人を追い詰めていく。だが、早乙女の指示を受けたゴウが真ゲッターから放ったゲッタービームで吹っ飛ばされた。
: その後、一体化して巨大化。ゴールの背中からブライの上半身が生えている状態となる。ゲッター3と交戦し、大雪山おろしを受けながらも立ち上がり、ゲッター3のコクピットを破壊し、武蔵と早乙女を亡き者とするが(早乙女は13年後に復活を果たす)重陽子ミサイルの直撃で消滅してしまう。