「真ゲッターロボ 世界最後の日」の版間の差分
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== 概要 ==
『[[ゲッターロボ]]』シリーズ初のOVA作品。また[[バンダイビジュアル|EMOTION]]レーベル15周年記念作品でもある。ビデオの第1巻は1500円という低価格で発売された。ロボットアニメのクロスオーバー作品「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」がヒットし、『ゲッターロボ』も過去のテレビアニメや漫画に触れていないであろう低年齢層からの認知度も高かったところから、本作の企画は始動する<ref>{{Cite book|和書|title=動画王 Vol.09|date=2000-03-10|publisher=キネマ旬報社|pages=78-79|isbn=4873765307}}</ref>。
外伝ストーリーとして、原作漫画『真ゲッターロボ』に収録された「クレーターバトル」と、ドラマCD「'''真ゲッターロボ・外伝 月面十年戦争〜戦慄の予感'''」の2つがある。どちらの作品も、本編開始前の物語となっている。ドラマCDは現在は絶版となっているが、リマスター版DVD-BOXの初回特典としてサウンドトラック(全2枚)とともに付属する。
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== あらすじ ==
; 第一部
: 近未来、人類は偶然にも'''ゲッター線'''の採取に成功する。だが、'''インベーダー'''の侵略により月が占拠される。人類は叡智の粋を集めスーパーロボット軍団を作り上げ、月面でインベーダーの撃退に成功し
: かつて世界を救ったゲッターチームのリーダーだった'''流竜馬'''は遡ること3年前に'''早乙女博士'''殺害容疑により逮捕・収監され「A級囚人」となっていた。竜馬は愛する'''早乙女ミチル'''を奪った
: 竜馬は真ドラゴン破壊のため、ゲッター炉の自爆を試みるが早乙女にはお見通しだった。しかし、ゲッタードラゴンで竜馬を誅殺しようとした早乙女から竜馬を救ったのはそれぞれゲッター2、3を単独で駆る隼人と武蔵だった。一方、早乙女はインベーダーの襲撃に遭う。どうにか逃れた早乙女は號のパートナーとして用意したカプセルから出てきた怪物たちに襲撃される。武蔵との合体を果たした竜馬は早乙女研究所に乗り込む。そこで待っていた
: 一方、国機連の幹部になっていたかつてのゲッター線研究者たちは早乙女の企みを止めるため日本壊滅のための重量子爆弾を発射。だが、インベーダーの浸食を受けた
; 第二部
: 早乙女の反乱から13年
: 號、渓とのコンタクト後、迷走を始めた真ドラゴンを追い、弁慶たちはクジラで世界を転戦。
▲: 號、渓とのコンタクト後、迷走を始めた真ドラゴンを追い、弁慶たちはクジラで世界を転戦。[[北極]]での戦いで黒いゲッターロボ'''ブラックゲッター'''を駆る竜馬が姿を現す。荒廃した[[ニューヨーク]]でSOSの信号を受信した弁慶たちは救援に向かい、そこで竜馬との再会を果たす。竜馬もまた13年前と全く変わらぬ姿だった。爆心地でゲッター線の光に包まれた竜馬は気がつくと月面基地に擱座したゲッター1のコクピットにいた。それを修理・改修した上で大気圏突入を果たした竜馬は地球に帰還してインベーダーたちと戦っていたのだった。だが、ニューヨークにおびき寄せたのは早乙女の罠だった。真意に気付いた竜馬たちはクジラのゲッター炉心を暴走させて危機を乗り切る。その頃、隼人やシュワルツたちは太平洋上の真ドラゴンめがけて集結したメタルビーストたちと交戦していた。竜馬と號たちは現場に駆けつけるが突然、號が倒れてしまう。號にかわり真ゲッターに乗り込んだ竜馬、弁慶は切り札であるタワーによる真ドラゴンへの直接攻撃に出て失敗した隼人を救出し、ゲッターチームを再結集させる。真ドラゴン内部で早乙女はコーウェン、スティンガーと共に'''メタルビースト・ドラゴン'''で真ゲッターと激しい戦いを繰り広げる。互角に見えた戦いだが、號が伝授した必殺技「'''ストナーサンシャイン'''」と実戦経験の差により竜馬たちゲッターチームが勝利。早乙女はインベーダーと分離し、竜馬たちに後事を託して絶命する。だが、メタルビースト・ドラゴンで宇宙に逃れたコーウェン、スティンガーは[[木星]]と融合して衛星を次々と呑み込み巨大インベーダーと化す。決戦の舞台が宇宙に移行する中、真ドラゴンとシンクロして地球上のゲッター線を吸収した號が絶命する。真ゲッターを筆頭にしたスーパーロボット軍団は宇宙でインベーダー迎撃にあたるが巨大かつ多数のインベーダーに苦戦。渓と凱も戦いに参加するが絶体絶命の窮地に陥る。しかし渓の窮地に號が復活。遂に真ドラゴンが最終形態となって戦いに馳せ参ずる。渓、凱を乗せた真ドラゴンは渓操縦の'''真ライガー'''、凱操縦の'''真ポセイドン'''に変形して巨大インベーダーを撃破する。だが、コーウェンとスティンガーが融合した惑星級インベーダーには歯が立たない。真ゲッターを頭に乗せた真ドラゴンはゲッター線を集中させて「'''ファイナルゲッタートマホーク'''」で一刀両断にする。だが、'''時空の裂け目'''が出現。竜馬は6つの心を一つにした真の必殺技「'''真シャインスパーク'''」を提案し、真ゲッターの炉心を使用してこれを放つ。その際に位相空間内でインベーダー軍団との永劫の戦いを繰り広げるゲッター軍団を垣間見る。地球の未来を號、凱、渓に託し、竜馬たちゲッターチームは永劫の戦いに向けて旅立つのだった。
== 登場人物 ==
; ゴウ(號)/早乙女 號
: [[声優|声]] - [[関智一]]
: 本作の主人公。カプセルの中から現れた謎の男。第1話の時点ではほぼ頭部だけの状態で、実質的な登場は第2話から。真ドラゴンの早すぎる覚醒に呼応して出現。搭乗しておらずとも真ゲッターや真ドラゴンを操る。その正体は早乙女博士とミチルの遺伝子を元にして敷島博士によりゲッター線の力で作り出された人造人間
: 重量子爆弾阻止時、真ベアー号に乗り、竜馬と隼人と共に迎撃に向かうも失敗。それから13年後、早乙女研究所内で元気ことケイが危機に陥ったことに反応し、13年前と変わらぬ姿で真ゲッター2と共に再び表舞台に姿を現す。以降は元気(ケイ)を守るためにも戦うようになり、ケイと共に真ドラゴンに取り込まれてからは進化し、人間らしい感情を示すようになっていった。邪神ドラゴンの影響で意識不明となるが、ケイのミチルへの祈りを感じ取ったことから、武蔵とミチルの魂を旧ゲッターチームの元に送り出し、必殺技「ストナーサンシャイン」のことも伝えた。旧ゲッターチームが初代ゲッターチームから真ドラゴンを解放したことで復活。ケイ、ガイと共に第二形態の真ドラゴンを制御し、地球を汚染していたゲッター線を真ドラゴンに全て吸収するが、その影響で自身は絶命してしまう。しかし、宇宙での戦闘で危機に陥ったケイに呼応して再び復活。最終形態へと進化を遂げた真ドラゴンと共に宇宙へ上がり、戦線復帰する。木星決戦の末、旧ゲッターチームから未来を託され、ケイとガイと共に元の宇宙に帰還した。
; ケイ(渓)/車 渓/早乙女 元気/早乙女 渓
: 声 - [[日高奈留美]]
: 本作のヒロイン。第一部では'''早乙女 元気'''として登場。16年前の事故で姉ミチルを、更に父である早乙女博士が殺害され、兄とも慕っていた竜馬が犯人として逮捕・連行される悲劇を目の当たりにしてショックにより失語状態に陥る。早乙女博士の意向で男装させられており常に帽子を被っているが髪型はセミロング。事件後は武蔵が養父として養育していたが、重量子爆弾炸裂を目の当たりにして自我が完全に崩壊し過去の記憶を喪失。武蔵に託された元気の正体が「女の子」だと知った弁慶は元気が「早乙女博士の一人息子」としてシェルターに避難した日本人の憎悪を一身に背負うことを避けるため、「自分の娘である'''渓'''」だと素性を偽って養育。周囲には「元気は死に、渓を養女にした」と騙る。
: 男手一つかつ男所帯な環境で育てられたため、口調も性格も男勝りになっている。弁慶のことは「親父」と呼んでおり、常に親子ゲンカが絶えないが、親子の絆は確かにあった。
: 13年後に調査隊の一員として地上に出た際、インベーダーと真ドラゴン討伐隊の戦闘に巻き込まれ、早乙女研究所でゴウに助けられてからは真ジャガー号のパイロットとなる。早乙女が13年ぶりに姿を現した際、自身が早乙女家の「長男」として育てられた次女・元気だった頃の記憶を完全に取り戻した。仇と憎む早乙女を倒そうとして罠にかかり、助けようとしたゴウと共に真ドラゴンに取り込まれるが、そこでゴウの正体を知り、真ドラゴンから脱出。以降はゴウに恋愛感情を抱くようになる。
: 真ゲッター2、真ライガー、ビィートT23を操縦。
: モデルは漫画版『[[ゲッターロボ號]]』に登場する南風渓。
; ガイ(剴)
: 声 - [[松本保典]]
: ゲッターロボのメカニックの息子。第二部から登場。日本崩壊から13年後、弁慶らと共に地下の日本政府の命令で地上調査に派遣された若者の一人で、弁慶のことは
: ビィートT23、真ゲッター3、真ポセイドンを操縦。
; 流 竜馬(ながれ りょうま)
: 声 - [[石川英郎]]
: 早乙女博士殺害事件の犯人として冤罪で投獄されていたA級囚人。死んだ筈の早乙女が生き返って反乱を起こした際、皮肉にも「殺したとされた男を改めて殺す」ため、早乙女を抹殺することを条件に仮釈放され「A級刑務所での地獄」の恨みを晴らすべく、自身の人生を狂わせた早乙女と真犯人と目される隼人への復讐を開始。ゲッターチームのリーダーかつ最強の男として抜群の戦闘技術を誇り、旧型扱いされていたゲッター1を1人で操縦し、ゲッターロボGの大群を圧倒。真ドラゴンの脅威を知るやゲッター炉心の自爆に巻き込み破壊を図ろうとする等、早乙女博士曰く「危険な男。だが、それだけに行動は手に取るようにわかる」と評される。早乙女博士と隼人の計画と真意についてなにも知らされず、一人だけ茅の外に置かれた。
: 重量子爆弾崩壊に巻き込まれ行方不明となっていたが、ゲッター線の導きにより、13年後の世界にタイムスリップ。月施設で擱座したゲッター1のコクピットで目を覚ました後、修理・改修を施して地球に帰還し、インベーダーとの戦いを再開。隼人との和解を果たし、彼に渡された銃を返却。旧ゲッターチーム復活による真ゲッターで早乙女博士との戦いにも決着を付けた。木星決戦の末、隼人と弁慶と共に新たなる戦いに赴く
: ゲッター1、ブラックゲッター、真ゲッター1を操縦
; 神 隼人(じん はやと)
: 声 - [[内田直哉]]
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; 早乙女(さおとめ)博士
: 声 - [[麦人]]
: 世界最高のゲッター線研究者。宇宙開発のためにゲッター線の研究に取り組んでいたが、3年前、ゲッターロボGのテスト中に愛娘ミチルを失ったことから狂気に陥ったかに見えたが、実際はインベーダーの計画を阻止するために敵も味方も欺き、敢えて人類の敵となることでゲッターチームを導いていた
: 第二部ではインベーダーに寄生されて復活を遂げ、元気ことケイを挑発。弁慶と新ゲッターチームを罠にかけるためニューヨークにおびき出す等暗躍する。コーウェン、スティンガーと合流し、初代ゲッターチーム(ゲッターロボ開発チーム)の一人としてメタルビースト・ドラゴンを操縦した。最後の戦いでは真ゲッター1のストナーサンシャインで倒される直前に自分の体内に寄生していたインベーダーが逃げ出そうとしたところを捕らえ、竜馬らに後事を託しインベーダーを道連れにして死亡。3年前の事件が元で竜馬からの敬意を失い「(早乙女の)ジジイ」と呼ばれるようになった。
: 真ゲッター、ゲッタードラゴン、メタルビースト・ドラゴンを操縦。
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; コーウェン
: 声 - [[郷里大輔]] / [[三宅健太]]([[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]])
: かつて早乙女博士と共に月でゲッター線の研究に取り組んでいた研究者だったが、月でインベーダーに融合されてしまい、地球へ戻ってまもなくインベーダーに乗っ取られた男。早乙女博士の行動を知ってからは国機連を言葉巧みに乗っ取り、各国大使を殺害。以後はインベーダーの尖兵となり、各所で暗躍する。ゲッター線の可能性に興味と関心を寄せるマッド
: メタルビースト・ポセイドンを操縦。
; スティンガー
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; 敷島(しきしま)博士
: 声 - [[鈴木泰明]]
: ゲッター線を使ったクローン技術博士。第1部から登場。早乙女博士、隼人とは旧知の関係でガイとそのパートナーたちの開発・育成に携わる。日本軍と連携し、育成カプセルの移送中に早乙女博士による強奪事件(インベーダーに狙われていた
; 古田(ふるた)
: 声 - [[里内信夫]]
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=== ゲッターロボ ===
; ゲッターロボ
: インベーダー戦争で活躍した機体。何機か製造されたらしく、劇中には3機のゲッターロボが登場している。さらに、月面のゲッター線研究ラボの跡地にも、壊れたゲッターロボが放棄されて
:* 竜馬機:ゲッター1。早乙女の乱では
:* 隼人機:ゲッター2。武蔵と弁慶がコンテナを受領した施設に秘匿されていたらしく、武蔵と弁慶は驚いていた。早乙女の乱では武蔵のゲッター3と共に早乙女研究所に駆けつけ、竜馬の背後を狙っていたインベーダーにドリルミサイルを放った。隼人が重量子爆弾破壊のために真ゲッターに搭乗したことから乗り捨てられる。なお、ドリルアームは左腕ではなく右腕にある。
:* 武蔵機:ゲッター3。トレーラーにジャガー号部分が無い状態で搭載され、インベーダーとコンテナの奪い合いをするが、真ゲッター1に妨害される。早乙女の乱では早乙女のゲッタードラゴンに追い詰められた竜馬の前にゲッター2と共に駆けつけ、竜馬のイーグル号との合体によりゲッター1になるも、無人機のイーグル号はインベーダーに破壊された。竜馬が研究所内に潜入してからはゲッター3として運用されたが、ゴール・ブライにコクピットを潰され、武蔵共々研究所に散った。13年後もその状態のまま、研究所跡に放棄されていた。『[[スーパーロボット大戦D]]』序盤で隼人が弁慶に託したゲッターロボは、早乙女研究所から回収されたかつての武蔵の機体である<ref>弁慶1人が操縦している際はゲッター1しか使えないが、竜馬と隼人がゲッターのパイロットとして復帰すると変形可能になり、ゴウたち3人と乗り換え可能になる。</ref>。
:<!--リスト分断防止-->
; ゲッターロボG
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: 試作タイプが1機存在したらしいが、ゲッターライガーへの合体テスト中の事故で墜落。ポセイドン号に乗っていた早乙女ミチルが犠牲となった。
: なお、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]』のロボット図鑑の記述によると、ゲッターGのコンセプトは対インベーダーと量産を前提としたもので、月世界戦争の後にインベーダーの再度の侵略を危惧した早乙女が大量に生産したとされている。
: ゲーム『[[スーパーロボット大戦α]]』にも、「量産型ゲッタードラゴン」が登場。登場作品も真ゲッターロボになっているが、合体して真ドラゴンにはならないと設定されている(グラフィックはTVアニメ版ゲッタードラゴンの流用)。
:; ゲッタードラゴン
:: 空戦形態。テレビ版と異なり、全身が赤い。武装はテレビ版・原作版のゲッタードラゴンと同じで、設定上はシャインスパークも使用可能
:; ゲッターライガー
:: 陸戦形態。テレビ版のゲッターGと異なり全身が青く、チェーンアタックとして射出可能な左腕の中にドリルが装備されている。その為、ライガーミサイルが装備されておらず、右手はドリルに変化しないという違いがある。竜馬のゲッター1との戦いでは早乙女の操作でゲッタードラゴンからゲッターライガーになりゲッター1に覆いかぶさって動きを封じ、その間に他のゲッタードラゴンがダブルトマホークブーメランを放つという味方も巻き添えにした攻撃を行うも、ゲッター1がオープンゲットを行ったためにゲッターライガーだけが倒された。真ドラゴン合体時にも僅かに姿を見せている。
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: [[真ゲッターロボ (架空のロボット)]]を参照。
; ブラックゲッター
: 13年後の未来に飛ばされた流竜馬が月のゲッター線研究ラボの跡地に放棄されていた壊れたゲッターロボ(正確にはゲッター1)を独自に修理・改造し、戦闘能力(特に近接戦闘)を格段にアップさせたもの。戦闘力はゲッターGに匹敵するが、変形機構はオミットされている。武装は両拳のスパイクに左下腕部にむき出しで大型化されたカッター(書籍によってはゲッターレザー)、そしてゲッタービームと竜馬のスタイルに合わせ、格闘戦重視になっている。また、本来機体色は赤だったが大気圏突入時の摩擦熱で塗装がこげて黒色になった。第10話で真ドラゴン・第2形態にゲッターエネルギーを吸い尽くされて海上へ墜落
: ゲーム『スーパーロボット大戦D』ではその後も使用可能。また、『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』および『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』にも特別出演している。コクピット自体は残っているのか、スーパーロボット大戦シリーズでは3人乗りを可能としていた。
; 真ドラゴン
: ゲッターロボGが無数に集合・合体し誕生したゲッターロボ。劇中3度の進化を遂げる。最終形態では「真ドラゴン」「真ライガー」「真ポセイドン」の3形態への変形も可能
: 真ドラゴンの操縦はゴウ、真ライガーはケイ、真ポセイドンはガイが行う。真ゲッターロボが手のひらに乗れるほど巨大なマシンであり、全長は6000m以上にも及ぶ。
: 三体のゲッターマシンに分離・合体することで変形するのではなく、中央部の筒状部を中心として、真ドラゴンは龍の首と尾、ゲッタードラゴンの上半身、真ライガーは巨大ドリルとロケット、ゲッターライガーの頭と足、真ポセイドンは巨大な右腕と[[フレイル]]状の左腕、ゲッターポセイドンの頭部と[[無限軌道|クローラー]]のついた脚部がそれぞれ出てくることで変形する。
: [[ガニメデ (衛星)|ガニメデ]]をゲッタービームの一撃で粉砕するほどのパワーを持ち、真ゲッターロボと協力して、人工的に[[ワームホール]]を生成可能、空間跳躍を行っていた。なお、決戦兵器の「真・シャインスパーク」<ref>劇中では一貫して「シャインスパーク」と呼ばれ、『スーパーロボット大戦D』でもそれを踏襲して武器名は「シャインスパーク」で登録されていたが、『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』で「真・シャインスパーク」に改められた。</ref>も備え、最終決戦後に数万kmの時空の裂け目を破壊する手段として放った。その威力は絶大で、次元境界面を越えてなお、星を破壊する程の余波が発生する程であったが、最後は空間跳躍の衝撃で大破した。
: 『スーパーロボット大戦D』でスポット参戦するが、その際の損傷や出力の問題でしばらく使用できなくなる。ゲーム後半で正式に自軍に入る際は意図的にデチューンされていると設定されている。また、『[[Another Century's Episode#Another Century's Episode 3 THE FINAL|Another Century's Episode 3 THE FINAL]]』(以後『ACE3』)では、ゴウが真ドラゴンを選ばなかった事で空白となったコアに、代替コアとして選んだゲームオリジナルのキャラクター(ベルクト)を乗せて、最終ボスとして登場する。『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]』では、真ドラゴン以外の形態はユニットとして登場しない(チェンジ・真ライガー、チェンジ・真ポセイドンという武装を使用すると変形して攻撃する)。また、真・シャインスパークは原作を再現して真ゲッターロボとの合体攻撃に変更されたほか、母艦としての機能も備えている。
; ゲッターエンペラー
: 最終話で登場。真シャインスパークによって時空の裂け目に飛び込んだゲッターチームが出会った存在。艦内には竜馬に似た男性(声:石川英郎)が立っており、ゲッターチームに対して「待っていた」と告げる。
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; バヴェルタワー
: 第4話から、隼人が指揮を執る地上戦艦。ミサイルで武装し、各ブロックが緊急時には[[脱出艇]]として機能する機構を持つ。さらにゲッター線吸収機能を持ち、相手にアームを突き立ててエネルギーを吸収する。第11話で真ドラゴンのエネルギーを吸収するが、限界を超えたため爆発した。隼人は放り出され、真ジャガー号に救助されたが、敷島博士は爆発する艦と運命を共にしている。ゲーム作品では「タワー」と表記されている。
: 『スーパーロボット大戦D』では物語の舞台が地上になった際は母艦の一つとして登場する(宇宙へは行けない)。原作通りに一度爆発するが、その後修復されて再び使用可能になる。序盤は隼人がメインパイロットで、ヤマザキと敷島博士がサブパイロットとなっているが、修復後はゲッターのパイロットとして復帰した隼人に代わり、ヤマザキがメインパイロットとなる。敷島博士は爆発に巻き込まれているのだが、その後海で漂流していたところを保護されるため、敷島博士もサブパイロットとして健在。『第2次Z 再世篇』でも母艦の一つとして登場するが、こちらは原作どおりに爆発、敷島博士も死亡する。ただし改造値は
: 『ACE3』では主人公の母艦として使われる。
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宇宙空間を漂流し、ゲッター線に寄生して生きるバクテリア状生命体。ゲッター線をエネルギーとする。知能は低く攻撃的。形を変えて巨大宇宙生命としても存在し、多種多様な形を見せる。機械や人と融合して取り込んでしまう能力を持っており、スティンガーとコーウェンは完全にインベーダーに乗っ取られている<ref>早乙女博士は完全には乗っ取られていなかったもしくは真ドラゴン完成にインベーダーを利用していたらしく、竜馬達に敗れた際、正気に戻っている。</ref>。機械と融合進化したものを'''メタルビースト'''と呼ぶ。ゲッター線を過剰吸収して飽和状態になると、体が崩壊する。また、『第2次Z』のロボット図鑑によると、各所にある黄色い眼球状の器官をすべて潰すことでも消滅させることができるという。
; ゴール&ブライ
:
: 自分たちの素の遺伝子を持つ竜馬と隼人と交戦。最初はゴールだけで戦っていたが、次第に押されていったことで、ブライも加わり、今度は竜馬と隼人を追い詰めていく。だが、早乙女の指示を受けたゴウが真ゲッターから放ったゲッタービームで吹っ飛ばされた。
: その後、一体化して巨大化。ゴールの背中からブライの上半身が生えている状態となる。ゲッター3と交戦し、大雪山おろしを受けながらも立ち上がり、ゲッター3のコクピットを破壊し、武蔵と早乙女を亡き者とするが(早乙女は13年後に復活を果たす)重陽子ミサイルの直撃で消滅してしまう。
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