「不安障害」の版間の差分

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* [[モデリング (心理学)]]:「自分も他者と同じく人間であるから、他者と同じような行動・振る舞いをして自分だけが被害をこうむったり加害をしたりすることは考えられない」という事実に根ざした認識に基づいて、不安感・恐怖感が発生する状況における他者の考え方を学ぶことや、そのような状況における他者の行動・振る舞い方を観察・習得することなどをサポートし、適切な考え方や行動の獲得を支援する技法である。この技法も曝露反応妨害法と併用される場合がある<ref>坂野 雄二・丹野 義彦・杉浦 義典(編) (2006).不安障害の臨床心理学 東京大学出版会</ref>。
* 注意変容:これまで述べられてきたように、恐怖感・不安感は、実際には事実ではなく現実にもならない、全く気にしなくて良いものである。同時に、恐怖・不安を感じる対象も、実際には全く危険ではなく、一切気にする必要のないものである。そこで、治療者・支援者は、恐怖・不安を感じる対象から、楽しいこと・楽しいもの(患者と協働し、楽しいことリストを作成するのも有益である)や今やりたいことへと意識を向け直していくことができるよう、患者をサポートする。この注意変容の技法も、曝露反応妨害法と併用される場合がある<ref name=":02" />。
 
===薬物療法===