「ハヤシライス」の版間の差分

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{{米料理}}
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即席の固形[[ルー (食品)|ルー]]やソースが市販されている。
 
== 語源 ==
ハヤシライスの「ハヤシ」の語源は以下のように諸説あり、定かではない。
 
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: この傍証として、[[1908年]]発行の『海軍割烹術参考書』にドライハヤシとして[[ハッシュドポテト]]の調理法が書かれており、当時Hashedをハヤシと表記した例と認められる<ref>{{Cite book |和書|author =[[高森直史]]|title =帝国海軍料理物語 : 「肉じゃが」は海軍の料理だった |publisher =[[光人社]] |series=[[NF文庫]] |date=2010-08 |page=131 |isbn=9784769826521 }}</ref>。
: ハッシュド・アンド・ライス(Hashed and rice)の変化したものと見る説もある{{Sfn|平川陽一|2003|p=256}}。
; {{要出典範囲|「早死に」説
: 西洋料理が日本に入ってきたのは幕末の頃からであるが、それまでの日本は肉類を食べることを忌み嫌ってきた歴史的経緯がある。動物の肉を食べることを忌み嫌ってきたことから、当時の日本人は「得体の知れない物」を食べることに躊躇した。そのため、その「得体の知れない物」である動物肉を食べると早死にするのではないかと心配されたことから「早死ライス」と呼ばれるようになり、時を経て「ハヤシライス」になったとする説。|date=2017年10月}}
 
=== 人物説 ===
;[[早矢仕有的]]説
:[[丸善]]創業者の[[早矢仕有的]](はやし ゆうてき)が作った牛肉と野菜のごった煮に由来するとする説。『丸善百年史』に掲載されている説である{{Sfn|平川陽一|2003|p=257}}。[[医師]]だった早矢仕が作った滋養の強い入院食説、丸善で働く[[丁稚]]に対する夜食説、明治初期に早矢仕が友人に振る舞った料理という説がある(丸善広報担当:談)。[[#発祥説]]も参照。
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: 林某が従業員の賄い食として独自に考案したものとされる。早矢仕有的が上野精養軒の常連客だったため、客へのメニューとしては出していない賄い食を特別に提供したところ、早矢仕がその出来栄えに感銘し、医師でもあった早矢仕が栄養上の観点からもっと工夫を凝らすよう助言し、試行錯誤を経て完成させた。両者の苗字の読みが偶然にも同じ「ハヤシ」であったため、2人の共作という意味を込めて漢字表記ではなくカタカナ表記で「ハヤシライス」と名付けたという。
 
== 発祥 ==
[[ファイル:Hayashi rice - Ueno - September 2014.jpg|thumb|上野精養軒のハヤシライス ]]
日本における発祥の店においては諸説あって現在数多くの店が元祖を名乗っており、定かではない。