「バウムクーヘン」の版間の差分

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== 歴史 ==
原型は紀元前まで遡り、ギリシアのオベリアスという木の棒にパン生地を巻きつけて焼いたものであると考えられている<ref name="yurai85">[[#由来|お菓子の由来物語]] P.85</ref>。[[中世]][[ポーランド・リトアニア連合|ポーランド=リトアニア同君連合王国]]伝統の[[シャコティス]]({{lang-lt|Šakotis}}、あるいはセンカチュ({{lang-pl|Sękacz}})とも)を基にした説、あるいは「ガトー・ア・ラ・ブロッシュ」を基にした説が存在しており、[[ドイツ]]の[[ザクセン=アンハルト州|ザクセン=アンハルト州]]で元祖をめぐる争いがあったが、1920年に両店は同一人物に買い取られている<ref name="yurai85" />。
 
日本ではドイツ人の[[カール・ユーハイム]]によって持ち込まれ、[[1919年]](大正8年)[[3月4日]]に[[原爆ドーム|広島物産陳列館]](後の原爆ドーム)で開催されたドイツ作品展示即売会において販売されたのが最初である<ref name="yurai85" />。このことを記念して、毎年3月4日は「バウムクーヘンの日」と決められている<ref>[http://www.kinenbi.gr.jp/ 日本記念日協会]</ref><ref>読売新聞全国版 2010年1月31日付朝刊</ref>。カールは第一次大戦後日本で菓子店を開き、当時はピラミッドケーキという名前で販売されていたが、1960年代からバウムクーヘンという名で知られるものとなった<ref name="yurai85" />。彼の事業を継承する株式会社ユーハイムは、現在も売上300億円の2割程度を占める主力商品としてバウムクーヘン製造を続けるほか、より小規模に人気を集める専門メーカー、逆に袋菓子として廉価に全国販売を行うメーカーも多く、日本におけるバウムクーヘンはドイツを凌ぐ一般的な普及をみている。