「MiG-23 (航空機)」の版間の差分

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MiG-23は、[[ブルガリア]]、[[ルーマニア]]、[[ポーランド]]、[[チェコスロバキア]]といった[[東側諸国]]へ相当数が輸出され、その他には[[アルジェリア]]、[[インド]]といった[[アジア]]、[[アフリカ]]などの[[非同盟諸国]]や[[キューバ]]、[[アンゴラ]]といった[[社会主義]]・[[共産主義]]諸国にも輸出された。また、[[日本]]周辺では[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]に約46機が配備されており、[[2003年]]3月に[[MiG-29 (航空機)|MiG-29 9-13]]と共に[[アメリカ軍|米軍]][[偵察機]][[RC-135 (航空機)|RC-135]]を迎撃、[[2009年]][[4月5日]]に行われた[[北朝鮮によるミサイル発射実験 (2009年)|北朝鮮によるミサイル発射実験]]の際に北朝鮮側のMiG-23が周囲を警戒、うち1機が原因不明で墜落した。[[2010年]][[11月23日]]に発生した[[延坪島事件]]においては、北朝鮮側は[[砲撃]]直前にMiG-23[[戦闘機]]5機を出動させ、哨戒任務を行っていた。
 
しかしながら、[[冷戦]]終結に伴う各国の予算逼迫と経年化によりMiG-23の多くは既に退役しており、[[ヨーロッパ]]では[[2002年]]10月の[[ブルガリア空軍]]からの[[MiG-23MLA (航空機)|MiG-23MLA/MLD/UB]]の退役を最後に姿を消した(但し、同空軍が1機のみ保有していたMiG-23MLはその後も運用されていたという。また、MiG-23BNもしばらくは保管状態であったといわれる)
 
[[ウクライナ]]ではMiG-23M及び後期型(主として[[MiG-23MLD (航空機)|MiG-23MLD]])や複座型、並びに[[MiG-27 (航空機)|MiG-27]](サブタイプ不明)がMiG-21やMiG-29などとともに[[リヴィウ]]や[[オデッサ]]の飛行場に列をなしている[[2005年]]や[[2006年]]の写真が存在するが、運用中であるということではなく近年退役して保管状態にあるものと考えられる。このほか、[[ビーラ・ツェールクヴァ]]での保管機、[[ハルキウ]]での教材用保管機などが知られる。但し、[[ウクライナ国防省]]の公式ページでは現在の運用機に含まれており、一部資料では100機以上が現役にあるとされる。