「銀山温泉」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
24行目:
[[連続テレビ小説|NHK連続テレビ小説]]「[[おしん]]」の舞台となったことで一躍脚光を浴び、全国的にその名を知られることになった。
 
== アクセス歴史 ==
開湯は[[寛永]]年間に、かつてこの地にあった[[延沢銀山]]の鉱夫が銀山川の中に湧いている温泉を発見したことによる。銀山は足利幕府時代の[[康正]]年間(15世紀)に開かれ、江戸時代の[[寛永]]期(17世紀前半)には人口20万から30万を数えるほど栄えたが、正保元年(17世紀中期)から銀採掘が衰退していき、替わって温泉湯治が盛んになっていった<ref>[http://www.aozora.gr.jp/cards/001059/files/5003_14194.html 『支流』][[斉藤茂吉]]、青空文庫</ref>。
* 鉄道:[[山形新幹線]]・[[大石田駅]]よりバスで約40分。
 
* 自動車:[[国道13号]]・[[尾花沢バイパス]]から[[国道347号]](母袋街道)に入り、[[山形県道29号尾花沢関山線]]および[[山形県道188号銀山温泉線]]で至る。
[[1689年]]に銀山が閉山した後に温泉宿が建てられはじめて[[湯治#湯治場|湯治場]]として賑わったが、[[1913年]]の大洪水により温泉街は壊滅した。その後、地元財界の力で復興し、その時に現在の温泉街の光景が作られた。[[1968年]][[11月19日]]、[[国民保養温泉地]]に指定。奥州街道から10km以上の山奥にあるため長い間秘湯であったが、1983年のドラマ「おしん」のヒットにより全国的に認知された<ref>[https://books.google.co.jp/books?id=z_gGBAAAQBAJ&pg=PT116 『東北力: 絶対に復活するこれだけの強さ』]東北をこよなく愛する会、PHP研究所, 2014/03/14 </ref>。
** [[宮城県]]側からは国道347号([[鍋越峠]])経由、山形県[[村山市]]側からは[[山形県道29号尾花沢関山線]]([[背炙峠]])経由の経路が地図上では最短路となる場合があるが、いずれも狭小であるため銀山温泉組合は通行を推奨していない。
 
** 温泉街は一般車両が通行禁止となっている。宿泊客は宿が指定した駐車場に、日帰り客は温泉街まで[[徒歩所要時間|徒歩]]3分程度の未整地に車を止めて徒歩で温泉街に向かうことになる。
1986年に「銀山温泉家並保存条例」を制定して景観整備に努め、1995年度「やまがた景観デザイン賞」(山形経済同友会主催)を受賞した<ref>[https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180110092822.pdf?id=ART0006478038 尾花沢市「銀山温泉家並保存条例」のに関する研究]温井亨 平成10年度 日本造園学会研究発表論文集(16)1998</ref>。
** [[東北中央自動車道]]の最寄りは[[尾花沢インターチェンジ]]。
 
== 泉質 ==
35行目:
 
== 温泉街 ==
[[最上川]]支流の[[銀山川]]の両岸に[[大正]]から[[昭和]]初期にかけての木造多層建築の旅館が立ち並ぶ。多くの旅館は、建築された当時としては非常にモダンな三層四層の木造バルコニー建築であり、外装には[[鏝絵]]が施されている旅館もある。川には橋が多くかかり、また石畳の歩道にはガス灯が並んでいる。5月から10月までの毎週末には、[[花笠踊り]]が橋の上で披露される。
 
銀山側下流側から温泉街を眺めた[[大正ロマン]]漂う光景は、温泉のシンボル的な風景である。この光景を守るため、町並みを保存する条例が定められている。
 
当地の旅館「藤屋」<民事再生>で女将をつとめた7代目当主の妻[[藤ジニー]](Jeanie Fuji, [[1966年]][[3月26日]]生まれの[[アメリカ合衆国|米国]]人、旧名ジニー・ピュー、Pugh)Pugh。元[[外国語指導助手]](ALT)。現在は離婚してアメリカ・[[オレゴン州]]へ帰国)は、公共広告機構(現:[[ACジャパン]])のCMに出演するなど、メディアに出る機会も多かった。藤屋は2006年に在は離婚代風に改装てアメリカ・たが、2010年に[[オレゴン州民事再生法]]へ帰国)を申請した
 
温泉街には古くからの「大湯」近年できた「しろがね湯」2軒の[[共同浴場]]が存在する。温泉街の遊歩道には[[足湯]]もある。しろがね湯、藤屋ともに改装は[[隈研吾]]の設計
 
== 歴史アクセス ==
* 鉄道:[[山形新幹線]]・[[大石田駅]]よりバスで約40分。
開湯は[[寛永]]年間に、かつてこの地にあった[[延沢銀山]]の工夫が銀山川の中に湧いている温泉を発見したことによる。
* 自動車:[[国道13号]]・[[尾花沢バイパス]]から[[国道347号]](母袋街道)に入り、[[山形県道29号尾花沢関山線]]および[[山形県道188号銀山温泉線]]で至る。
 
** [[宮城県]]側からは国道347号([[鍋越峠]])経由、山形県[[村山市]]側からは[[山形県道29号尾花沢関山線]]([[背炙峠]])経由の経路が地図上では最短路となる場合があるが、いずれも狭小であるため銀山温泉組合は通行を推奨していない。
[[1689年]]に銀山が閉山した後は[[湯治#湯治場|湯治場]]として賑わったが、[[1913年]]の大洪水により温泉街は壊滅した。その後、地元財界の力で復興し、その時に現在の温泉街の光景が作られた。
** 温泉街は一般車両が通行禁止となっている。宿泊客は宿が指定した駐車場に、日帰り客は温泉街まで[[徒歩所要時間|徒歩]]3分程度の未整地に車を止めて徒歩で温泉街に向かうことになる。
 
** [[東北中央自動車道]]の最寄りは[[尾花沢インターチェンジ]]。
[[1968年]][[11月19日]]、[[国民保養温泉地]]に指定。
 
== ギャラリー ==
76行目:
[[Category:国民保養温泉地]]
[[Category:尾花沢市の地理]]
 
== 脚注 ==