「童謡 (中国)」の版間の差分

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よって、為政者からすれば、自らの治世を脅かすものとして、忌み嫌われる存在であり、『[[漢書]]』「五行志」では、「'''詩妖'''」と称された。また、[[漢代]]以降に盛行した[[讖緯説]]と不可分の関係となった。よって、その盛衰と呼応する形で、童謡の方も、[[前漢]]代より盛んになり、[[後漢]]の時代がその頂点となって、その後、[[六朝]]時代にも盛んに作られるようになった。
 
童謡を収録する典籍としては、郭茂倩『[[楽府詩集]]』巻87-89、杜文瀾『古謡諺』が見られる。
 
中国古謡ではない[[童歌]](わらべうた)としては、1922年([[民国紀元|民国]]十一年)頃から[[北京大学]]の歌謡研究会が文学の底流の一つとして民謡や童謡を民間採集して研究していたが、これを[[青木正児]]は1926年(大正15年)に120首余りを翻訳紹介した<ref>青木正児 著 『江南春』 1972年 平凡社 東洋文庫 217 解説 p.293-294 。</ref>。