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Sierpinski (会話 | 投稿記録)
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[[ファイル:Potato-Battery-5495.jpg|150px250px|thumb|right|ジャガイモ電池の例。左側の - 印の部分にある電極は亜鉛めっきねじを差し込んだ負極。右側の + 印の部分にある電極は銅線を差し込んだ正極。]]
'''レモン電池'''(レモンでんち)は[[レモン]]の果実に[[亜鉛]]板と[[銅]]板を差し込んで作る簡易な[[電池]]である。
 
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負極に亜鉛、正極に銅を使用した場合は[[ボルタ電池]]と同様に、以下のような[[反応式]]で表される。
: 負極 '''Zn → Zn<supce>Zn -> Zn^2+</sup> \ + 2e<sup> 2\mathit{e}^-</supce>'''
: 正極 '''2H<supce>2H^+</sup> \ + 2e<sup> 2\mathit{e}^- -</sup> → H<sub>2 H2</subce>'''
 
亜鉛原子は2個の[[電子]]を放出して亜鉛イオン (Zn<sup>2+</sup>)となり、レモン果汁など食品中の電解質に入る。溶解した亜鉛原子からの2つの負に帯電した電子が亜鉛金属中に残る。酸性電解液中の2つの溶解したプロトン(H<sup>+</sup>)は互いに結合して水素分子(H<sub>2</sub>)となり、銅電極から水素の気泡となって放出される。
 
== レモン以外の材料による電池 ==
[[ファイル:Potato-Battery-5495.jpg|150px|thumb|right|ジャガイモ電池の例。左側の - 印の部分にある電極は亜鉛めっきねじを差し込んだ負極。右側の + 印の部分にある電極は銅線を差し込んだ正極。]]
 
多くの果物や液体を酸性電解質として使うことができる。レモン、みかん、グレープフルーツなどの[[柑橘類]]には[[クエン酸]]が含まれている。その酸性度 ([[水素イオン指数|pH]]) は様々である。
 
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== 関連項目 ==
* [[アレッサンドロ・ボルタ]]
** [[ボルタ電池]]
* [[ガルバニ電池]]