「百里飛行場」の版間の差分

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|{{Flagicon|TWN}} '''V エア(ZV)'''|[[台湾桃園国際空港]](台北)<ref>[http://www.ibaraki-airport.net/news/taiwan-charter.html Vエアーによる台湾チャーターが運航されます | 茨城空港] 茨城空港公式サイト(2015年9月5日閲覧)</ref>
}} -->
[[上海浦東国際空港]]との間に'''[[春秋航空]]'''が週6便の定期チャーター便を運航していた(2012年6月23日よりから定期便化)。これ以外に、旅行会社が日本国内外へのツアーを催行するために用意したチャーター便は開港から2013年6月現在で、累計142便あった<ref>{{Cite web|url=http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/kuko/data_shu/flight.html|title=チャーター便運航実績||publisher=茨城空港利用促進等協議会|accessdate=2014-06-05}} </ref>。
 
=== 就航交渉 ===
茨城県知事・橋本昌は、羽田・成田の発着枠がない航空会社に対して茨城空港への乗り入れを働きかけているとし、一方で、茨城開港前の段階で決まっていた[[スカイマーク]]社以外の格安航空会社は羽田・成田の発着枠があるためそれら以外のところへの就航決定を発表しにくい様子が伺えるとしていた<ref>[http://www.pref.ibaraki.jp/hodo/press/08press/p080204.html#9 知事定例記者会見における発言要旨] - 茨城県([[2008年]][[2月4日]]付)</ref>。このほか、当空港は国内線の就航対策として搭乗率保証制度の導入を検討していた<ref>朝日新聞『県、搭乗率保証を検討』 朝日新聞(茨城版)『茨城空港:搭乗率保証に含み 県企画部長、国内線就航対策で』 2008年[[6月13日]]付</ref>。
 
茨城空港開港翌月の2010年4月よりから、スカイマーク社が初の国内線定期便として神戸線の運航を開始した。当初スカイマーク社は航空自衛隊との共用飛行場のために自由に運航ダイヤが組めないことを理由として神戸線を2010年9月1日から9月30日まで運休していたが<ref name="運休">[http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/press100624.html 「神戸-茨城線」の運休について] - スカイマーク(2010年6月24日付)</ref>[[10月1日]]よりから運航を再開し<ref name="再開">[http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/press100720.html 「神戸-茨城線」の運航再開について] - スカイマーク(2010年7月20日付)</ref>、その後 [[新千歳空港]]、[[中部国際空港]]、[[神戸空港]]、[[福岡空港]]、 [[那覇空港]]、[[美保飛行場|米子空港]]と定期便を開設している。
 
ソウル/仁川線を運航していたアシアナ航空は開港前[[金海国際空港|釜山]]への週3便程度の運航も計画していたが<ref>[http://www.pref.ibaraki.jp/hotnews/2009_02/20090202_02/ アシアナ航空が茨城空港への就航を表明] - 茨城県</ref>、実際は週1便どまりであり、東日本大震災以降定期便の運行を中止した。
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[[空港ラウンジ]]はなく、利用者からは[[クレジットカード]]会社等のラウンジの設営が望まれている。
 
格安航空会社に十分対応できるよう整備され<ref>[http://www.pref.ibaraki.jp/hodo/press/07press/p071207.html#5 知事定例記者会見における発言要旨] - 茨城県2007年12月7日)</ref>、日本国外の格安航空会社から好意的な評価を受けている<ref>低コスト航空会社に対応へ 導入されれば全国初 - 09年度開港の茨城空港 [[常陽新聞]](2007年[[12月8日]])</ref>。当ターミナルは国際線の[[出入国管理|入管]]施設に対応するため、当初の計画よりから拡大され、延べ床面積が約7800平方メートルとなった<ref>茨城空港ターミナル、30年間の収支見通し 常陽新聞(2008年[[3月12日]])</ref>。
 
出発ロビーと到着ロビーは同じ1階に設置され、[[ボーディング・ブリッジ]]を介さず[[タラップ]]を使って搭乗する仕組みである。また、[[エプロン (飛行場)|駐機場]]は航空機が自走で旋回できる構造にしている。通常は[[プッシュバック]]が必要となるが、この工夫により航空機の地上移動時間が短縮され、かつ航空会社が空港に支払う[[空港利用料]]も抑える事が可能な仕様となっているが航空機が自力旋回するため航空機前方に安全間隔をとる必要があり乗客はボーディング・ブリッジ方式よりからターミナルから離れた航空機まで徒歩で屋外を移動する必要がある<ref>[http://www.ibaraki-airport.net/more/lowcost.html ローコストへの取り組み]</ref>。また、繁忙期には駐機場に航空機の駐機が輻輳して安全間隔がとれないこともありその場合にはプッシュバック方式を使用することもある<ref>[http://www.ibaraki-airport.net/more/heavy-vehicles/towing-car.html トーイングカー]</ref>。そのため、需要によって両方の方式を見ることの出来る日本では数少ない空港となっている。
 
2010年の開港当初、防衛上の観点などから百里基地の中枢部を見渡せないよう、斜めから眺めるときのみ見えなくなる特殊加工のくもりガラスが当空港の展望デッキに設置されていた。当空港は発着する航空機を十分に見たいとの訪問客からの需要に応え、2014年3月11日よりからこの部分を通常仕様の透明ガラスへ改修し、同年3月17日その工事は完了した。なお当展望デッキは高い脚立を持ち込んでの見学・撮影を禁止している。
 
==== 滑走路・誘導路 ====
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=== 航空観閲式・百里基地航空祭 ===
* [[1996年]]よりから自衛隊大型行事が[[陸上自衛隊]]「[[中央観閲式]]」、[[海上自衛隊]]「[[観艦式#海上自衛隊|観艦式]]」との各自衛隊持ち回り担当になり航空自衛隊が担当する「[[航空観閲式]]」は1996年よりから3年おきに同基地で行われる。招待者のみが参加できる。
* 航空観閲式が行われない年は、「百里基地航空祭」という名称の[[航空ショー|航空祭]]が開催され、各種の航空兵器も数多く展示される。例年、9月頃に開催されるが正確な開催日は間近にならないと公表されない。
* ほぼ毎年行うものは航空自衛隊の[[F-15 (戦闘機)|F-15]]戦闘機と[[F-4 (戦闘機)|F-4]]戦闘機によるスクランブル発進デモと機動飛行、模擬対地射爆撃、[[F-4 (戦闘機)#偵察型|RF-4]]偵察機による戦術偵察飛行、[[ブルーインパルス]]によるアクロバット飛行、[[UH-60J (航空機)|UH-60J]]による乗員の降下と[[U-125 (航空機)|U-125]]の旋回飛行による救難訓練等の飛行展示等。