「アイルランド内戦」の版間の差分

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ダブリンを巡る戦いが収束すると、自由国政府は首都の支配権を掌握し、反条約派はダブリンを離れ、アイルランド中に広がっていった。
 
内戦が開始されると、IRAは二派に分裂した。反条約派はIRAからより大きな支援を得たが、IRAには指揮系統、戦略、そして武器が欠けていた。彼らは防御的なスタンスをとらざるをえなかった。イギリス軍から火砲、飛行機、装甲車、機関銃、小火器、弾薬などを提供されていた{{仮リンク|アイルランド自由国軍|en|National Army (Ireland)|label=自由国政府軍}}は、非正規軍に対し圧倒的な優位にあった。内戦が終結する頃には兵士数は5万5千人を数えていた。コリンズ配下の指揮官は、ダブリンにおけるIRA支部の条約賛成派から選抜されており、{{enlink|The_Squad_(Irish_Republican_Army_unit)|The Squad|p=off|s=off}}(もしくは「十二使徒」)と呼ばれた暗殺専門の組織さえ存在した。内戦中に行われた残酷な行為の一部は、このグループによるものであった。自由国軍将校の多くはIRAの出身であったが、末端の兵士は[[第一次世界大戦]]をイギリス軍兵士として戦った帰還兵たちであった。
 
=== 自由国軍による主要都市占領 ===