「市街戦」の版間の差分

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== 特徴 ==
[[ファイル:DM-SD-06-06300.JPEG|thumb|250px|建物への侵入訓練中の陸上自衛隊員]]
[[ファイルFile:Firecar1M84urban.jpg|thumb|250px|都市[[:en:M84|M84迷彩を施した[[CM-32]][[装輪装甲車]]の都市用パターン]]
[[ファイル:Firecar1.jpg|thumb|250px|デジタル迷彩を施した[[CM-32]][[装輪装甲車]]]]
[[ファイル:Leo2 PSO front01.JPG|thumb|250px|[[レオパルト2]]の市街戦対応型]]
市街戦は[[都市]]圏において行われるため、旧来の戦争で想定されていた自然環境にはない特徴が存在する。
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* 建物が密集している区域では風か通りにくいことから、平原に比べ[[煙幕]]や[[毒ガス]]が拡散しにくくなる。
* 逃げ遅れた[[民間人]]と私服の[[ゲリラ]]は識別が難しく、[[兵器]]、[[作戦]]、[[戦術]]が制限される。
* 自然環境での行動を前提とした従来の[[迷彩]]は緑や茶色を曲線的に配置しており、コンクリート製のビルやアスファルトの道路などモノトーンで直線的な構造物が多い市街地では効果が減じられ、緑や茶色を基本とした[[戦闘服]]は逆に目立つ事もある。対策として[[灰色]][[黒]]色・白色など使う都市迷彩や、パターンを[[ダズル迷彩]]風やモザイク状のパターンで配置した都市デジタル迷彩が考案された。
 
近代戦においては、戦況不利となった陣営が防御戦闘のために市街地区を防御[[陣地]]として利用する場合が多い。両脇に建物がある道路は容易に封鎖が可能で、建物自体を利用すれば短時間に構築できる。無数の有効な火点を立体的に設定できる狭隘な市街中心部には大型の戦闘車両の投入が難しい。上空からの視界が阻まれるため航空戦力の投入も制限される。[[レーダー]]や[[赤外線]][[暗視装置]]、ナイトビジョンといった[[センサー]]類は制限される。防御側は事前に最新の地形と街区の情報が得られ、戦術的に優位に戦うことができる。