「天津飯 (ドラゴンボール)」の版間の差分

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== キャラクター概要 ==
エイジ733生まれ。身長187cm、体重75kg<ref name=ten>[[週刊少年ジャンプ]]特別編集「DRAGONBALL 徹底全激闘史 男の履歴書」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』[[集英社]]、1987年12月1日、雑誌29939-12/1、49頁。</ref><ref name="exciting">ジャンプ・コミック出版編集部編「第1章 キャラクターコレクション Heroes collection 11 天津飯」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874804-7、24-25頁。</ref>。趣味は鍛錬<ref name=ten/>→[[餃子 (ドラゴンボール)|餃子]]と2人での[[バレーボール]]<ref name="exciting"/>。好きな食べ物は[[餃子|ギョウザ]]、[[焼売|シューマイ]]。好きな乗り物は[[リャマ]]、[[ダチョウ]]<ref name="exciting"/>。嫌いな物は軟弱なヤツ<ref name=ten/>。
 
悟空の師匠・[[亀仙人]]のライバルである[[ドラゴンボールの登場人物#鶴仙人|鶴仙人]]の弟子。兄弟弟子の餃子(チャオズ)とは、実の兄弟のような深い絆で結ばれている。鶴仙人の弟・[[桃白白]](タオパイパイ)のような殺し屋を目指していたが、第22回[[天下一武道会]]の際に鶴仙流の教え方は間違っていると気付き、餃子と共に師の元を離れる。主人公・[[孫悟空 (ドラゴンボール)|孫悟空]]に勝利した数少ない人物だが、その後追い抜かれ、以後は再び超えることを目標とし修行に励んでいる。
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「天津飯」とほとんどの者からそのまま呼び捨てされているが、クリリンは「天津飯さん」とさん付け、餃子は登場当初は「天」、後に「天さん」と呼ぶ。
 
また、悟空もキングキャッスルでの[[ピッコロ (ドラゴンボール)#ピッコロ大魔王|ピッコロ大魔王]]との決戦時など稀にそう呼んでいる。また、天下一武道会のアナウンサーは「天選手」と呼んでいる。
 
== 性格・人物 ==
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Z劇場版3作目『[[ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦|地球まるごと超決戦]]』では餃子と共にターレス軍団のレズン・ラカセイ兄弟と闘い敗れるが、悟空が元気玉を作るための時間稼ぎのため他の仲間とともにターレスに挑み、元気玉の完成を援護している。冒頭のドラゴンボール集めにも餃子と共に協力している。
 
Z劇場版9作目『[[ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴|銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴]]』では試合でトランクスと対戦し、善戦するもトランクスが超サイヤ人化した後は敗れる。この後、ヤムチャと共に悟飯のもとに駆けつけ銀河戦士のブージンと闘うが敗れる。
 
Z劇場版14作目『[[ドラゴンボールZ 神と神|神と神]]』では[[ブルマ (ドラゴンボール)|ブルマ]]の誕生パーティに参加し、ピッコロや[[人造人間18号|18号]]と共に地球を破壊しようとするビルスに挑んだが全員まとめて一蹴された。
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8つの宇宙の代表戦士たちによるチーム対抗の武道大会「力の大会」に悟空から出場の勧誘を受けて、第7宇宙代表の選抜戦士10名の内の1人として参戦する<ref>[http://www.toei-anim.co.jp/tv/dragon_s/news/news2016121601.html 2017年2月5日(日)より鳥山先生原案による新章スタート! 「宇宙サバイバル編」メインビジュアル・あらすじ解禁]ドラゴンボール超公式サイト 2016年12月16日掲載</ref>。
 
餃子と修業の旅の途中、とある山村近くの山奥で修業を始めた所、その評判を聞いた青年たちが武術の教えを乞いたいと集まり出し、断り切れず成り行きで武術を教えるようになり山奥に天津流道場「天津堂」という道場を開いて師範を務めるまでになった。そこで弟子を鍛え上げていたところで悟空と再会。天津飯が今でも修業を続けていることを知った悟空に、第7宇宙の代表戦士の1人にとスカウトされる。たが、門下生を放っておくことはできないと一度は断る。しかし以前鶴仙流の道場で妹弟子に当たるユーリンが現れ、彼女の妖術で門下生や亀仙人を操られ、その騒動で村に被害を出してしまったことから、悟空が言う賞金1000万ゼニーを得て村の復興にあてたいという理由で力の大会の出場を了承。ユーリンも強くなりたいという気持ちは本物と見なして道場の門下生に誘った。
 
力の大会では、亀仙人との連携で第3宇宙の戦士であるザ・プリーチョを倒す。続いて気を消した上で姿を隠して遠距離から気を集束させた光線による狙撃で第7宇宙の戦士たちを苦しめる第2宇宙の戦士ハーミラに対し、四身の拳で4人に分身することで、4人分の視界と三つ目の動体視力でハーミラからの光線弾道を見切りつつも射撃位置の特定を試み、同時に自身には本来防げないほどの威力の光線を、分身を盾に利用して光線を防ぎつつも接近を試みたが、結果としてハーミラの狙撃位置の特定と接近に成功し、新気功砲で銃口を備える両腕を破壊して追い詰めた。その後、ハーミラが仕掛けた最後の罠により場外に落とされるが、再び四身の拳を発動させることで逃げるハーミラを羽交い締めにして相討ちに持ち込んだ。脱落後は脱落したことを詫びるが、その活躍を破壊神ビルスからは「見事」と認められた。
 
== ドラゴンボールGT ==
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: 気合いを放ち、相手の気功波をそのまま跳ね返す[[カウンター・アタック|カウンター]]技。ヤムチャのかめはめ波を跳ね返しており、亀仙人によると威力の大小にかかわらず、かめはめ波そのものが通用しないとのこと。
; 太陽拳(たいようけん)
: 気を発光させて目を眩ます、天津飯が独自に生み出した技。鶴仙流の技ではないため、初使用時には「新鶴仙流」と呼称している<ref>鳥山明「其之百二十四 若き天津飯」『DRAGON BALL 第11巻』52頁。</ref>。初期には、天津飯が使う太陽拳について額にある三つめの目から猛烈な光を発すると解説されたこともある<ref>週刊少年ジャンプ特別編集「DRAGON BALL 天下一大典」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』157頁</ref>。
: 悟空やピッコロは太陽拳を天津飯の技として認識していた。技としては簡単・便利なため、後に悟空や[[クリリン]]、セルが逃走時に使用している。
: [[サングラス]]をかけている天下一武道会の審判などには効果がない。『[[ドラゴンボール改 サイヤ人来襲]]』では新太陽拳というオリジナル技が追加されている。
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: 4人に分身する技。だが、それに反比例してそれぞれの力が4分の1になるのが欠点。アニメでは「天流秘奥義」と言っており、2人に分身したこともある<ref group="注">セルも使ったが、その際は分身することにより、力が低下する弱点を克服している。</ref>。
: ゲームでは四身の拳で分身した上で4人同時に気功砲を放つ技「四身の拳・気功砲」も存在する。
: 『[[ドラゴンボール超]]』の力の大会では、遠距離から射撃位置を変えながら狙撃してくる第2宇宙の戦士ハーミラに対して、四身の拳で4人に分身し、4人分の視界と三つ目の動体視力でハーミラからの光線弾道を見切りつつ射撃位置の特定を試み、同時に自身には本来防げないほどの威力の光線を、分身を盾に利用して光線を防ぎつつ接近を試みた。
; 眼から光線<ref>「SPECIAL ATTACKS エスカレートする必殺技 その6 第23回天下一武道会編」『ドラゴンボール大全集 2巻』208頁。</ref> / 光線眼(こうせんがん)<ref name="dz7w" />
: 額の目から発射する気功波で、第23回天下一武道会で四身の拳と併用して悟空に使用。額に両手の人差し指と中指を合わせたポーズから発射する。四身の拳を使用して4人になって放つと、4本の光線が一点に集中して相手を攻撃する。
; 新気功砲(しんきこうほう)
: 修行により気功砲を進化させた技。その時点では悟空ら超サイヤ人や神と融合したピッコロも全く手出しできなかったセル(第2形態)が、一切身動きできないほどの激しい威力の衝撃波を放つ。
: 連発が可能になり、原作では約10発、アニメでは30発ほどをセルに放ち、人造人間18号が負傷した16号を連れ姿を隠すまでの時間稼ぎに成功している。
: 通常の気功砲とは若干構えが異なり、右手と左手を前後にずらさず五指の先端を合わせて構える。
: 新気「巧」砲と表記されたこともある<ref>鳥山明「其之三百七十三 阻止せよ!セルの完全体」『DRAGON BALL 第31巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年8月9日、ISBN 4-08-851686-9、181・183頁。</ref>。
: 『[[ドラゴンボール超]]』の力の大会では、亀仙人が萬国驚天掌で第3宇宙の戦士ザ・リーチョの体の自由を奪い、その隙を天津飯が新気功砲で場外に撃ち飛ばすという連携をみせたり、姿を隠して遠距離から狙撃してくる第2宇宙の戦士ハーミラに対し、この技を放って銃口を備える両腕を破壊するなどしている。
 
== 天津飯の戦闘力 ==
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以上のように作品後期でも要所要所では活躍を見せているが、戦闘力の絶対値としてのインフレーションにはついていけず、所々で「次元が違いすぎる」と悟空ら最前線で闘う戦士たちとは実力差が開いてしまったことを口にしている<ref name="zigen"/>。
 
鳥山明がストーリーを手掛ける、魔人ブウ編とエピローグの間を描いた『[[ドラゴンボール超]]』の「宇宙サバイバル編」では、天津飯が修行を続けていることを知った悟空からスカウトを受けて、8つの宇宙の代表戦士たちによるチーム対抗の武道大会「力の大会」に第7宇宙代表の選抜戦士10名の内の1人として参戦している。
 
== ゲームでの登場 ==
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== 補足 ==
アニメでは第22回天下一武道会以前のオリジナルエピソードから登場し、悟空と因縁を作っている。そのため、悟空と再会した時は原作とやり取りが変わっている。餃子とともに、奇獣・イノシカチョウにわざと村を襲わせては用心棒代を騙しとるなど、徹底的なヒールぶりをアピールした。鈴置は、初登場時の天津飯を「人間ではない存在、完全な悪役として演じた」と語っている<ref>鈴木晴彦編「天下一声優陣  其之二  天津飯役  鈴置洋孝」『テレビアニメ完全ガイド「DRAGON BALL」天下一伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年7月7日、ISBN 4-08-873705-9、151頁。</ref>。また「鶴仙人から脱皮したところは一番大きなモニュメントだったと思う」と語る<ref name=voice>週刊少年ジャンプ特別編集「ドラゴンボール&ドラゴンボールZ キャラクター大辞典」『ドラゴンボールZ アニメ・スペシャル』集英社、1989年10月18日、雑誌29939-10/18、99頁。</ref>。
 
担当声優の鈴置洋孝が2006年8月に急逝したため、プレイステーション2および[[Wii]]で発売された『[[ドラゴンボールZ Sparking! NEO]]』が天津飯役としての遺作となった。2008年6月5日発売の『ドラゴンボールZ バーストリミット』と『ドラゴンボールZ インフィニットワールド』などのゲームでは真殿光昭、『ドラゴンボール改』と『ドラゴンボール レイジングブラスト』シリーズでは新たに緑川光がそれぞれ起用されたが、『[[ドラゴンボールZ Sparking! METEOR]]』『[[ドラゴンボール改 サイヤ人来襲]]』では過去の鈴置の音声を流用している。
 
鳥山は無口でかっこいい戦士として、トランクスと共に天津飯の名を挙げている<ref>ジャンプ・コミック出版編集部編「特別コラム 鳥山明 わしが お答えしまっせ」『テレビアニメ究極ガイド DRAGON BALL 極限バトルコレクション ラウンド02 セル編魔人ブウ編』集英社、2010年8月9日、ISBN 4-08-874841-7、90頁。</ref>。
 
=== ランチとの結末 ===
作中では2人の結末は明らかにされていないが、作者の鳥山明は「ランチは天津飯を追いかけたけど、天津飯も餃子と修行しながら各地を転々としているから見事なすれ違いをしている」と発言<ref>『DRAGON BALL大全集』7巻、122頁。</ref>。その後のインタビューの中では、「ランチは1回フラれたけど、しつこく食い下がって結局は一緒にいると思う」と語っている<ref>ジャンプ・コミック出版編集部編「鳥山先生に聞いちゃいました! DBキャラ編」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』150-153頁</ref>。
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