「トランスフォーマー/ロストエイジ」の版間の差分

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== ストーリー ==
[[中生代]][[白亜紀]]末期、まだ[[恐竜]]が栄えていた時代の地球に謎の宇宙船団が出現。それに乗っていた何者かは謎の兵器を使い恐竜たちを金属のようなものに作り変えて行き、やがて彼らを絶滅に追いやった。それから約6500万年後の現代、北極では金属化した恐竜の化石が発見される。
 
元オートボット司令官センチネル・プライムとディセプティコン破壊大帝メガトロンが引き起こしたシカゴの惨劇から5年。結果的にオートボットの協力によって地球が守られた事実をもって地球人の彼らに対する認識は変化しつつある<ref>[http://www.tfw2005.com/transformers-news/transformers-movie-9/transformers-4-chicago-set-picture-of-propaganda-posters-178278/ Transformers 4 Chicago Set Picture of Propaganda Posters - Transformers News - TFW2005]</ref>がオートボット否定派による迫害も激しくなっており、オートボットたちは姿を消していた。テキサス州でしがない廃品回収業を営む発明家ケイド・イェーガーは仕事で赴いた映画館の中で眠っていたトレーラートラックを見つけ、それを自宅に持ち帰る。さっそくケイドはそのトラックを解体しようとした所、それがトランスフォーマーである事を知る。
 
== 登場人物 ==
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: 本作の主人公のひとり。テキサスにて修理解体工を営む発明家。早くに亡くした妻とは[[出来ちゃった結婚]]であり、そのためテッサには同じ苦労をさせたくないという思いから様々なルールを作って縛り付けようとする為、テッサから反発されている。愛車は[[シボレー・C/K|シボレー・C-10]]。
: 発明家としては失敗作ばかりで収入も少なく、家は差し押さえられる寸前で不動産屋に目をつけられ、また奨学金を打ち切られた事でテッサの大学への進学も断念しかねない状況にあった。その進学の資金を得るため部品取りに買い取った廃車の73 マーモン・キャブオーバートラクターが実はオプティマスだったことから事件に巻き込まれることになる。
: しかし技術者としての技量は本物であり、重傷を負ったオプティマスを短時間で戦闘可能になるまで修復したり、戦いの中で未知のテクノロジーであるトランスフォーマーたちの装備を使いこなせるようになるなど、かなり優れた才能を発揮している。サヴォイの様な戦闘のプロには流石に劣るものの、身体能力も極めて高い上に、頭の回転も早い。
: 終盤ではロックダウンの宇宙船から拝借した短剣状のプラズマガン「ダガーガン」を武器にオプティマスに加勢し、アティンジャーの妨害や、激昂したロックダウンからの反撃などに苦しめられるも、オプティマスやバンブルビーたちと協力して勝利を収めた。
; テッサ・イェーガー
: 演 - [[ニコラ・ペルツ]]<ref name=CallSheet/><ref>[http://michaelbay.com/2013/03/26/welcome-nicola-peltz-to-transformers-4/ Welcome Nicola Peltz to Transformers 4]</ref><ref name=autogenerated4>{{Cite web|last=Julian |first=Mark |url=http://www.comicbookmovie.com/fansites/movienewsandreviews/news/?a=85229 |title=Mark Wahlberg On The TRANSFORMERS 4 Human Element |publisher=Comicbookmovie.com |date= |accessdate=2013-09-14}}</ref> / 吹き替え - [[中川翔子]]
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: 演 - [[スタンリー・トゥッチ]]<ref name=CallSheet/><ref>[http://www.comingsoon.net/news/cinemaconnews.php?id=103034 CinemaCon: Stanley Tucci Joins Transformers 4]</ref> / 吹き替え - [[梅津秀行]]
: 「KSI」の経営者で、事業の成功により財を成した資産家。アティンジャーの指示と支援を受けて「KSI」を設立し「墓場の風」による秘密裏のオートボット狩りも認識した上で協力していたが、「墓場の風」やCIAとは互いに利用しあう関係を保っている。
: トランスフォーマーたちのボディを成す金属から、プログラム可能な可変金属“トランスフォーミウム”を発見し、それによってスティンガーやガルヴァトロンをはじめとする人造トランスフォーマーの開発を行なった。
: センチネルとメガトロンの頭部から、トランスフォーマーの歴史、情報を抽出することを思いついたばかりに、実は生存していたメガトロンの復活、それによる人造トランスフォーマーの反乱など、結果的にディセプティコンの新生に手を貸すこととなってしまう。
: ジョシュア自身はトランスフォーマーを生物ではなく機械やテクノロジーとして認識しており、人造トランスフォーマー開発成功によって、後に対面したオプティマスに対しもはやオートボットは不要な存在だと挑発的な意見を投げ掛けた。その際にオートボットによって会社の研究施設を破壊されたため、(アティンジャーに強引に後押しされたこともあり)退却するオートボットにガルヴァトロンを差し向けるが、それにより無関係の民間人にまで被害が及び、死傷者が出てしまう。
: 独自のセンスに基づいたテクノロジー観の持ち主で、プライドが異常に強く、自分の思う通りにならないとすぐにかんしゃくを起こして部下や他人に毒づく完璧主義者。基本的に周囲には威張ったり、強気に振る舞っているが、逆に自分が挑発し返されたり、否定されてしまうとムキになる子供じみた一面や、想定外な事態が起きたり、自分の身が危険に晒されるとパニックを起こしたり、悲観的になるなど小心者な一面もある。
: このようにクセの強い人物ではあるが、根は「世の中をより良くしたい」という理想を持った発明家であり、ガルヴァトロンにより犠牲者が出た事やケイドの言葉を受けて自分のしている事に疑問を抱き、人造トランスフォーマーから手を引く事を考え、ロックダウンとの取引で入手していた人造トランスフォーマー製造に必要なトランスフォーミウムを作り出す「シード」を持って逃亡するが、それによりアティンジャーたちから裏切り者とみなされ、以降「墓場の風」から命を狙われる事となる。その後、香港でケイドたちとの協力を経てCIAや「墓場の風」と決別。最終的に自身の過ちを認めてケイドたちと和解し、今回の一件で自宅を失ったケイドに支援を申し出た。
:「自社製品を持ったモノクロの肖像」が登場した他、薄めの髪に眼鏡をかけた細身の風貌、最先端技術を取り扱う企業のワンマン経営者である事など、[[アップル (企業)|アップル]]の[[スティーブ・ジョブズ]]を想起させるパロディ描写が多い
; ハロルド・アティンジャー
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: ディセプティコンはおろかオートボットすらも地球に騒乱を招く不法滞在者とみなし、国家安全の名目で地球上に残る全てのトランスフォーマーを殲滅しようと暗躍。さらにジョシュアと共に、「シード」を手に入れる為、密かにロックダウンと協力関係を結んでいた。ジョシュアとは一応協力関係にあるものの、互いに腹を探り合っており、お世辞にも友好的な関係とは言い難い。
: その真の目的は人造トランスフォーマーを国防、地球外探査用の兵器として売り出し金儲けをする事で、CIA退職後の保身を確保する為であり、オートボットをも討伐の対象にしていたのも自らのビジネスの邪魔になると判断したからという非常に身勝手な理由からである。KSIも端から自分の[[天下り]]先とする目的で設立させた。
: ジョシュアとは違い自分の野心の為ならば、無関係な人間への被害なども「必要悪」として開き直り、全く重要視しておらず、そればかりか邪魔者であるオートボットに協力する民間人に対しても「敵」とみなして容赦なく始末しようとする冷酷非情なエゴイストで、オプティマスですら激しい怒りと殺意のレベルにたちする敵意を抱いた程である。
: 契約は成功し念願のシードを手に入れるものの、その矢先にガルヴァトロンと人造トランスフォーマーたちによる反乱が勃発し、それがきっかけでジョシュアとも決裂。これまで虚偽の報告を行っていたアメリカ政府からも、疑惑の目を向けられ始めた為に焦りを感じ、自らの目的の邪魔をし続けるケイドと、シードを持って逃亡したジョシュアの2人の始末、そしてシードの奪還を目的に、自らサヴォイや「墓場の風」を率いて追跡する。しかし、サヴォイはケイドに返り討ちに遭い死亡し、シードの回収にも失敗した事で自らの野望は完全に破綻。
: それでもケイドへの憎悪から彼を執拗に追い続け、終盤にロックダウンとの戦いに加勢しようとしていた彼の前に立ちはだかるが、その直後にオプティマスの手であっけ無く射殺された。
; ジェームズ・サヴォイ
: 演 - [[タイタス・ウェリヴァー]]<ref name=CallSheet/><ref name="Titus Welliver">{{Cite web|url=http://deadline.com/2013/07/transformers-4-adds-titus-welliver|title=‘Transformers 4′ Adds Titus Welliver|publisher=Deadline Hollywood|date=July 24, 2013|accessdate=2013-09-25}}</ref> / 吹き替え - [[広瀬彰勇]]
: 「墓場の風」の現場指揮官で、アティンジャーの指示によりオートボット狩りを指揮していた。三作目のシカゴ戦で姉を失った過去を持ち、善悪問わずトランスフォーマーを憎んでいる。
: 彼もまたアティンジャー同様に命令であれば民間人に手を掛ける事も辞さず、女性であるテッサにも容赦のない暴力を仕掛けたり、ラチェットやケイドなど自分が追い詰めた標的をわざといたぶり、相手が苦しむ姿を見て楽しみ、蔑み笑うなど、[[サディスティック]]な性格も見せる。ミシガンでロックダウンと共同戦線でラチェットを討伐した後、オプティマスを追ってイェーガー家を「墓場の風」を率いて襲撃。以降、ケイドたちを抹殺するために執拗に彼らを付け狙う。
: 壮絶な追跡劇の末に、香港の高層アパートの一室でケイドと対峙するが、ケイドを侮っていた事が仇となり、彼の機転を利かせた反撃を受けて窓から転落死した。
: アティンジャーからは深い信頼を寄せられていたらしく、サヴォイが倒される様を目の当たりにしたアティンジャーは激昂し、ケイドへの憎悪をより一層募らせる事となる。
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: 演 - [[ソフィア・マイルズ]]<ref name=autogenerated3>[http://www.thewrap.com/movies/column-post/sophia-myles-join-mark-wahlberg-michael-bays-transformers-4-exclusive-89661 Sophia Myles to Join Mark Wahlberg in Michael Bay's 'Transformers 4' (Exclusive)]</ref>/ 吹き替え - [[林真里花]]
: 「KSI」の一人。ジョシュアの部下で、地質学専門家。北極で金属化した恐竜の死骸を発見した時には驚愕していた。一方でオートボット狩りなど組織の闇については知らされておらず、解剖されていたラチェットの亡骸もディセプティコンのものだと聞かされていた。
: 香港戦では、スーと共にジョシュアやケイドたちの逃亡を手助けし、「墓場の風」を欺く為に自ら囮となる。
; 蘇月明(スー・ユエミン)
: 演 - [[李冰冰]]<ref name=CallSheet/><ref name=autogenerated1>[http://www.hollywoodreporter.com/news/chinas-li-bingbing-boards-transformers-525370 China's Li Bingbing Boards 'Transformers 4']</ref>/ 吹き替え - [[魏涼子]]
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: オートボット総司令官。当初は錆びのある73 マーモン・キャブオーバートラクターの姿で登場し、後にウェスタンスター・5700XEに酷似したトラクター(設定ではウェスタンスター・4900のカスタムモデル)を再スキャンする。身長28フィート(約8.4m)<ref>トランスフォーマー博(パシフィコ横浜にて2014年8月9日 - 8月17日に開催)の展示パネル。</ref>。
: [[メキシコシティ]]でオートボット狩りに遭って重傷を負いテキサスの廃業した映画館で機能停止となっていたが、仕事でそこへ訪れたケイドの目にとまり買い取られた事で物語がスタートする事になる。
: 護ってきた地球人から狩られる立場となり同胞たちがその犠牲となったため、地球人の手で新生したディセプティコンの襲来から地球人を護ることに難色を示したが、恩人であるケイドの説得を受け、再び立ち上がることを決意する。しかし私利私欲のために同胞を殺め、さらに口封じと意図返しのためにケイドを殺そうとしたアティンジャーに対しては、初めて己の信念を曲げて手にかけた。
: 前作から引き続き使用するエナジーソードやメガストライカー<ref>玩具のAD-02クラシック オプティマスには前作のメガトロンが使用していた、ショットガン型のフュージョンキャノンが付属している。</ref>の他、新たに騎士の剣「ジャッジメントソード(テメノスソード)」と小銃が付随した盾「ベクターシールド(センチネルシールド)」を入手しており<ref>その際に小手が出現し、より鎧を纏った騎士のような姿となった。</ref>、また、前作まで飛行の際は外付けのブースターを使用していたが、本作では単身での飛行能力を獲得している。バトルマスクの機構も変わり、丸みを帯びたシルエットや細部の機構など、全体的により有機的なデザインとなった。ただし、下半身は以前とは異なり鎧やそのブーツのような形状になっている。
: 再スキャンするまではビークルモードとロボットモード共に、初代アニメシリーズのコンボイによく似た姿をしていた。再スキャン後の姿は前作までのそれとはイメージを一新しており、タイヤやヘッドライトは体内に収納されて車の原型を留めておらず、より有機的な造形に変化している。
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; [[バンブル|バンブルビー]] / Bumblebee
: 声 - なし<ref group="脚注">ラジオ音声を使って会話をするため。なお一部音声には本作でハウンドを演じた[[ジョン・グッドマン]]の声や[[M.C.ハマー]]の歌唱も混じっている</ref> / 吹き替え - [[山寺宏一]]<ref group="脚注">山寺はラジオから流れる[[エディ・マーフィ]]の声を吹き替えている。</ref>など
: [[斥候]]。当初[[シボレー・カマロ|初代カマロ67年式]]の姿で登場し、後に2014カマロ・コンセプトに再スキャン。ロボットモードのデザインも一新した。身長18フィート(約5.4m)<ref>トランスフォーマー博(パシフィコ横浜にて2014年8月9日 - 8月17日に開催)の展示パネル。</ref>。オプティマス不在時にはオートボットたちの指揮を執っていた。
: 以前までの右腕のブラスター(蟹のハサミに似た形状となり、撃つだけでなく敵を突き刺すこともできる)に加え、両手からの槍型ミサイル、ワイヤーアンカーなどを装備。過去作品から続投しているキャラクターの中では最も大きくデザインが変わり、戦闘時に装着していたバトルマスクもより蜂を思わせるデザインへと変更されている。
: 人造トランスフォーマー スティンガー(後述)開発の参考モデルにされた。
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: 声 - [[ジョン・ディマジオ]] / 吹き替え - [[手塚秀彰]]
: [[空挺兵]]。緑色の[[シボレー・コルベット|シボレー・C7コルベット・スティングレイ]]に変形。
: 皮肉屋でひねくれた物言いや悪態が多く、台詞を二回繰り返す癖がある。オートボットの中でも特に人間(「KSI」や「墓場の風」)たちから受けた仕打ちに憤りを感じており、テッサ救出時やダイノボットとの共闘に際しても当初は渋る反応を見せたが、いざ実戦ではノリノリで戦闘に挑んでおり、戦後に至ってはスコーンに「トゲトゲ(Spike)」という渾名をつけるほど気に入ってしまうなどお調子者の面も見られる。
: 装甲の一部がコートのような形状になっており、その内側に仕込んだサブマシンガンを駆使した早撃ちや曲芸撃ちを得意とする。また、射撃や精密作業時には頭部の左右色違いのゴーグルを着用し、空中での射撃では背中に仕込んだパラシュートを活用していた。
: 名称はターゲットマスターとして発売された玩具に由来する。
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: 声 - レノ・ウィルソン / 吹き替え - [[斎藤志郎]]
: 「KSI」に囚われていた元ディセプティコン(前作より)の小型オートボット。本作では高圧電流を発する拘束具を取り付けられており、片足を失って杖をついている。
: 「墓場の風」のオートボット狩りに遭い、「KSI」施設に囚われてメガトロンを始めとするトランスフォーマーの残骸解析を強制されていたがオートボットたちの活躍で脱出する。ジョシュアのことは「フランケンシュタイン博士」と呼んで嫌悪している。メガトロンの生存には気付いていたが、自らの境遇に絶望し死を覚悟していたブレインズはあえて警告しなかった。
; センチネルプライム / Sentinel Prime
: 前作で登場した先代のプライムで、メガトロンと結託し「シカゴの惨劇」を引き起こした張本人。「KSI」の研究施設で頭部の残骸のみが登場した。メガトロンの頭部と同様、トランスフォーマーの情報を抽出するために利用されている。
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==== 「創造主」/ The Creators ====
: トランスフォーマーの生みの親とされる存在。冒頭で僅かに登場した以外は、ロックダウンとオプティマスの会話の中で語られるのみだった。金属生命体ではなく有機体の体を持っている事から、トランスフォーマーたちとも異なる種族である。
: 6500万年前、全宇宙の惑星の生命体をシードによって金属(作中、ジョシュアによってレアメタルであると解説されている)に作り変え、それを基にトランスフォーマーを生み出したとされ、地球に飛来し恐竜を絶滅させたのもそのためであった。そのための発明であるシードの破壊力は、ウェンブリーの調査の結果によると戦術核兵器と同等であるらしい。
: トランスフォーマーの創造主という設定から、過去のシリーズでのクインテッサ星人のポジションに相当すると思われる。
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: オートボット、ディセプティコンのどちらにも属さない[[バウンティ・ハンター]]。グレーの[[ランボルギーニ・アヴェンタドール]] LP 700-4 クーペに変形。4作目のメインヴィラン。身長22フィート(約6.6m)<ref>トランスフォーマー博(パシフィコ横浜にて2014年8月9日 - 8月17日に開催)の展示パネル。</ref>。
: 顔の左半面や胸部にはかつての闘いで受けた古傷が残っている。また、バトルマスクには[[サーモグラフィー]]が備わっている。
: 狙った獲物は決して逃がさないとされ、オートボットの騎士たちから奪った彼の宇宙船は無数の罠を備えた移動監獄へと改装されており、船内には彼が集めたコレクションや捕らえたエイリアンたちで溢れている。ヒューマノイド型やボール型など多種多様の金属生命体の部下を従えている。分離飛行可能な最深部には騎士たちの聖域「テメノス」がありロックダウンはここを「創造主」が「騎士」「チェスの駒」と称した者たちを捕らえる重監獄として利用していた。
: 賞金稼ぎとして宇宙を駆け、様々な惑星で多くの生命体の抗争を見てきた経験から、オートボットとディセプティコンの戦争には否定的で、どこか冷めた目で見ている。
: 「創造主」からオプティマスを連れて帰るよう依頼され地球に飛来し、その過程でアティンジャーと結託し「墓場の風」のオートボット狩りに協力した。実戦においては、主に遠距離からの狙撃を担当。
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==== [[ダイノボット|ダイナボット]] / Dinobots ====
オートボット、ディセプティコンのどちらにも属さず、戦いによる勝利と自分たちの自由を求め、自分たちを支配・使役しようとする者たちを嫌う伝説の騎士たち<ref>[http://transformers.wikia.com/wiki/Dinobot_(Movie) Dinobot (Movie)]. Teletraan I: The Transformers Wiki. 2014年8月27日閲覧</ref>。全員が鎧騎士風のロボットモードを持つが、恐竜の姿で戦うことが多い。橋を封鎖した際に[[ガルバトロン]]らが手を出さずにいるなど、ディセプティコンからもその力を認識されている。グリムロックなどは[[オプティマス・プライム]]を遥かに上回る巨躯を持つ。恐竜ならではのパワー、巨体ながらも高い機動性やジャンプ力、高速で中国を縦断するスピードで香港で決起した数十体のディセプティコン軍団を瞬く間に殲滅し、ガルヴァトロンも手も足も出ず撤退するしか無かった程。ラフファイトだけでなくオートボットたちとのハイレベルなコンビネーションも可能。
 
出自については明確に描かれなかったが6500万年前に「創造主」が地球の生命体を金属生命体に進化させたという語りや、「伝説の存在」である事から「創造主」が引き起こした恐竜大絶滅との関連が示唆されている。初代シリーズに登場した[[ダイノボット]]がモデルであるが、本作ではより原語版の発音に近い「ダイ'''ナ'''ボット」の名称が用いられている。
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; [[グリムロック]] / Grimlock
: ダイナボットのリーダー格で、他のダイナボットたちは彼の意向に従順。[[ドラゴン]]を彷彿とさせる角を生やした[[ティラノサウルス]]に変形する。
: オプティマスの指揮下に入る条件として力試しを挑んだ。プライドが高いが力ある存在には素直に協力する。
: 武器はこれまでのシリーズと異なり[[メイス]]「ドラゴントゥースメイス」を使う。拳を[[モーニングスター (武器)|モーニングスター]]状に変形することもできる。恐竜の姿では噛み付いたり尾で貫いたり、[[火炎放射器|火を吐く]]という戦闘スタイルで戦う。
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; ストレイフ / Strafe
: ダイナボット唯一の航空戦力で、双頭の[[翼竜]]に変形する。ダイナボットの中では比較的温厚で、ひとたび戦いが終われば人懐っこいとされる。ランクは5。ロボットモード時の武器は双剣と[[ボウガン]]「ブリッツウィングボウ」。
: 劇中ではバンブルビーやクロスヘアーズに搭乗されて、ロックダウンたちの飛行艇やスティンガー相手に空中戦を繰り広げる。
: 初期のコンセプトアートではロボットモードも双頭になっていた。玩具などでは変形した姿は[[プテラノドン]]とされているが、長い尾や歯のある顎など、どちらかといえば[[ランフォリンクス]]系統の翼竜に近い姿をしている。
: モチーフはプテラノドンに変形していた初代シリーズのスワープだが、名前は初代シリーズでグリムロックが作り上げた[[テックボット]]の一人から。初期の段階では名前が異なっていた。
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; スラッシュ / Slash
: モチーフの[[ヴェロキラプトル]]の特性を最大限に活かした潜入・奇襲・暗殺などのスペシャリスト。牙や爪のほか、双鎌「サイバーサイス」などサイバトロンで製造された刀剣を全身に装備する。
: スコーンと共に、多数のスラッシュたちが突撃兵として香港での戦いで活躍する予定だった。
: 本作のために用意されたダイナボッツ中でも、スラッシュのみが「Construct-Bots」時とは異なる頭部の意匠を持つ。
: コミック版『How To Ride Your Dinobot』ではハウンドに搭乗された。
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=== トリビア ===
* 本作のメインプロットは実写版一作目のメインプロットを踏襲しつつ、過去のアニメ作品で'''ロックダウン'''が初登場した『[[トランスフォーマーアニメイテッド]]』序盤における複数のエピソード(『音波大作戦』『ぬぐえない記憶』『不死身のメガトロン』『メガトロンの復活』など)をベースとしており、他にも「オートボットが人間に狩り出される」という初代アニメシリーズ第51話『ターゲットはコンボイ』をはじめとして、メガトロンがガルバトロンに転生した『[[トランスフォーマー2010]]』、ドリフトが登場し人間とトランスフォーマーたちの対立が描かれたIDW社のアメコミシリーズ、有機物を金属化するアイテムが登場した『[[ビーストウォーズ]]シリーズ』、ガルバトロンと関連する人造トランスフォーマーが登場しオートボットが追われる身となっていた『[[キスぷれ]]』、有機物を金属化するアイテムを巡って争奪戦を繰り広げた『[[超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム|トランスフォーマープライム]]』などの設定やシチュエーションが多数組み込まれた内容となっている。
** 三作目同様、劇中で携帯電話の着信音として初代トランスフォーマーの海外版オープニングテーマのメロディが流れるシーンがある。
** トランスフォーミウムが変形するアイテムの一つとしてハスブロの人気玩具『[[マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜]]』のメインキャラクターである'''レインボーダッシュ'''の玩具が登場するシーンがある。このシーンは海外で'''Brony'''と呼ばれる成人男性のマイリトルポニーファン(俗に言う「[[大きなお友たち]]」)が急増している事にちなむ。
** 中国のコピー製品を揶揄するような描写があるが、これは'''FanPro'''と呼ばれる非公式のトランスフォーマー改造パーツや海賊版玩具が中国を中心として盛んに製造されているという昨今のトランスフォーマー玩具事情を踏まえたものである。
** 前作までは冒頭にオプティマスの語りとED開始直後におまけのシーンが挿入されていたが本作ではどちらも無くなっており、終盤でオプティマスがメッセージを送るシーンのみとなっている。
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:「ムービーアドバンスドシリーズ」は本作用の新規商品だけでなく、これまでの実写映画3作の玩具のリカラー版もラインナップされた。
:ハズブロ社の企画によりタカラトミーが製作するというこれまでの製作体制に変わりはないが、同じキャラをモチーフとしながらも「変形の簡略化」をハズブロ側が強く要請して来た事により映画公開前と公開直前に発売された製品では変形機構が大きく異なる製品がある(似たパターンに「プライム」製品があったがこちらは逆に後発版の方が変形が複雑化している)。){{要出典|date=2015年7月}}
:デザインが年々複雑化する傾向にあったムービーシリーズの製品を劇中に近いイメージで簡略変形化するに当たってタカラトミーは「フリップチェンジャー」や「アクティベイター」の技術を更に一歩推し進めた「ロストエイジシリーズ(ONE STEP CHANGERS)」として製品化、劇場版に登場するトランスフォーマーたちの「複雑で生物的なデザイン」の再現とハズブロの要求する「変形の簡略化」の両立と言うアンビバレンツな命題を見事に解決して見せた。
:ただし、「グラビティボッツ」同様にフルポーザブル仕様ではなくなり肩以外の腕の可動は一部に肘可動が残るくらいで股関節を含めて脚部は全く動かす事が出来ない(そもそもグラビティボッツは可動すらなかった){{要出典|date=2014年8月}}。