「貝の口 (和服)」の版間の差分

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'''貝の口'''、男[[]]の結びかたの一種。男女ともに用いるが、主に男物でよく行われる
ただし、近世では十代前半の少女にも行われ、現代でも女性に人気がある。
 
体に帯を巻きつけた後、片方の端を折り返して反対側の端と[[こま結び]]にする。折り目が二つ重なって二枚貝の口を見るようであることから「貝の口」と名づけられた。[[垂れ]]とは逆の端も幅が半分になるように折って結んだものを[[神田結び]]とも呼ぶ。
 
[[角帯]]の最も一般的な結び方の一つであり、結び上がりが平面的なため[[羽織]]下に結ぶのに適している。女性の[[半幅帯]]や[[単帯]]でも良く行われ、[[文庫結び]]の代わりに浴衣に結ぶことも多い。背もたれに寄りかかっても型崩れをしないため、長時間乗り物に乗る場合などに重宝する。
== 結び方 ==
体に帯を巻きつけた後、片方の端を折り返して反対側の端とこま結び(交差して結んだ紐を返して同じようにもう一度結ぶこと)にする。
この結び方で結びあがると、折り目が二つ重なって二枚貝の口を見るようであることから「貝の口」と名づけられた。
代表的な男帯である[[角帯]]の最も一般的な結び方の一つであり、結び上がりが平面的なため[[羽織]]下に結ぶのに適している。
女性の[[半幅帯]]や[[単帯]]でも良く行われ、[[文庫結び]]の代わりに浴衣に結ぶことも多い。
背もたれに寄りかかっても型崩れをしないため、長時間乗り物に乗る場合などに重宝する。