「育鵬社」の版間の差分

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{{Refnest|group="注"|「サムシング・グレート」とは、村上和雄・[[筑波大学]]名誉教授([[分子生物学]]専攻)が提唱する概念で、生物の[[細胞]]に膨大な[[遺伝子]]情報を書き込んだ人知を超えた存在のことだという<ref name="end_109">{{cite book|和書|author = 原田実|title = 江戸しぐさの終焉|publisher = 星海社新書|year = 2016|isbn = 978-4-06-138582-5|page = 109}}</ref>。[[原田実]]によると、サムシング・グレートはアメリカの[[インテリジェント・デザイン|インテリジェント・デザイン論]]を[[キリスト教]]から[[天理教]]へ焼き直したものである<ref name="end_109" />。村上は天理教の信者で、自身の著書『科学者が実感した神様の働き』(天理教道友社、1999年)のなかで「サムシング・グレート」とは天理教の親神様であることを認めている<ref name="end_109" />。}}や[[江戸しぐさ]]を紹介していると指摘している<ref name="kin"/>。なお、江戸しぐさに関する記述は育鵬社以外の教科書副読本でも掲載されているが<ref name="jisedai014">{{Cite web |url = http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/014.html |title = 第14回:文部科学省と「江戸しぐさ」|author = 原田実 |publisher = ジセダイ/星海社 |accessdate = 2016-04-07 }}</ref>、その一方で、江戸しぐさには[[1980年代]]に「発明」された全く歴史的根拠のないものであるとの批判がある<ref>[http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/001.html 「続・江戸しぐさの正体 第1回:謎の『東都茶人会』─芝三光の『江戸しぐさ』以前」]、ジセダイ([[星海社]])、2015年1月27日。</ref><ref>[http://mainichi.jp/articles/20160125/dde/012/040/002000c 「それホンモノ? 『良き伝統』の正体」]、毎日新聞、2016年1月25日、東京夕刊。</ref>。このような擬似科学や偽史を事実として掲載していることから、育鵬社の『中学社会新しいみんなの公民』をトンデモ本だと見る人もいる<ref name="end_34">原田『終焉』p.34.</ref>。
 
[[2014年]]に[[原田実]]の著作『江戸しぐさの正体』が発刊されて以後、江戸しぐさが芝三光(しば・みつあきら)によって捏造された偽史であることがマスコミでも広く取り上げられるようになった<ref>原田『終焉』第4章「江戸しぐさ」をめぐる風向きの変化</ref>。この批判を受けて、平成28年度使用分より育鵬社の『中学社会新しいみんなの公民』から江戸しぐさに関するコラムは削除されることが決定された<ref name="end_34" />。その一方で、サムシング・グレートを扱ったコラムは掲載が継続されることになった<ref name="end_109" />。[[2016年]]現在、育鵬社は江戸しぐさに関するコラムの削除理由について説明を行っていない<ref name="end_34" />。
 
== つくる会の反応 ==