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世間一般的には、自動車の列が数珠つなぎになった状態を渋滞と呼んでいるが{{sfn|浅井建爾|2001|p=184}}、渋滞長がいくら長くても、1回の青信号で[[信号機|信号]]待ち車列が全て捌ける場合は、一般には渋滞とは呼ばない。また、人の長蛇の列に対しても渋滞とは言わない{{sfn|浅井建爾|2001|p=180}}<ref>この「'''人の長蛇の列'''」のことは、「渋滞」ではなく、「'''行列'''」と呼ぶ。</ref>。渋滞の内容は様々で、例えば20km/h以下で走行している状態でも、停止して車列が動かない状態であっても渋滞である{{sfn|浅井建爾|2001|p=184}}<ref>そもそも、「'''停止して車列が動かない状態'''」は、「'''20km/h以下'''」に含まれる。なぜならば、「'''停止して車列が動かない状態'''」=0km/hであり、0km/h<20km/hであるからである</ref>。車列の長さについても、正確な距離が定められているわけではないが、連なる自動車の列の長さが1キロメートルを越えた状態を渋滞と言っている{{sfn|浅井建爾|2001|p=184}}。
 
日本の[[高度経済成長期]]に起こった[[モータリゼーション]]で一般大衆に自動車が普及する以前の自動車があまり走行していなかった時代では、「渋滞」という用語自体が一般に使われていなかった{{sfn|浅井建爾|2001|p=180}}。日本で初めて渋滞という用語が使われたのは、[[1961年]]([[昭和]]36年)に警視庁がラジオの[[文化放送]]で、世界初となる交通情報を放送したときだといわている{{sfn|浅井建爾|2001|p=180}}。
 
== 渋滞のデメリット ==
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* 東北自動車道 [[鬼怒川橋]]付近
* 東北自動車道 [[福島トンネル]]付近
* [[関越自動車道]] [[藤岡ジャンクション|藤岡JCT]]付近
* 関越自動車道 [[花園インターチェンジ|花園IC]]付近
* 関越自動車道 [[新座料金所]]付近
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: 上下車線で渋滞が発生する。松岡BSと富士川SAの間に[[富士川橋#東名高速道路 富士川橋|富士川橋]]がかかっているが、松岡BSから富士川SAに向けて上り坂のカーブの橋である。そのため、下り車線は自然と速度が下がり、上り車線はブレーキを踏む事が渋滞の主な原因である(富士川SAを抜け富士川橋にさしかかると、一斉に開けた視界に雄大な[[富士山]]が飛び込み、ドライバーは目を奪われがちになるのだが、下り坂で自然と加速した車を制御するためにブレーキを踏む事も一因)。[[ETC割引制度#休日の割引|休日特別割引]](いわゆる地方高速上限1,000円)が実施された初の[[ゴールデンウィーク|GW]]では、当地点から[[神奈川県]]の[[大井松田IC]]付近まで66.4Kmの渋滞が発生し、2009年の全国ワースト3位となった。[[2012年]]の新東名高速道路の部分開通により解消された。
* 東名高速道路 [[三ヶ日ジャンクション|三ヶ日JCT]]付近 - [[豊田ジャンクション|豊田JCT]]付近
: 2004年の[[伊勢湾岸自動車道]]の開通、2008年の[[新名神高速道路]]の部分開通、2012年の[[新東名高速道路]]の部分開通によって、東京 - 名古屋 - 大阪間のルートのうち、[[御殿場ジャンクション|御殿場JCT]] - 三ヶ日JCT間および豊田JCT - ([[名神高速道路]])草津JCT間は、東名・名神と新東名・新名神とで二重化されたが、新東名の[[浜松いなさジャンクション|浜松いなさJCT]] - [[豊田東ジャンクション|豊田東JCT]]間は未開通のため、三ヶ日JCT - 豊田JCT間はルートが1本しかなく車両が集中する。このため、ルートが1本に絞り込まれる三ヶ日JCTや豊田JCT付近で渋滞が頻発している。
: さらに当該区間は自動車関連工場が多く、輸送ルートの出入口となる[[浜松インターチェンジ|浜松IC]]、[[豊川インターチェンジ|豊川IC]]、[[岡崎インターチェンジ|岡崎IC]]、[[豊田インターチェンジ|豊田IC]]、[[名古屋インターチェンジ|名古屋IC]]などからの流出入で交通量が多くなり、また全般的にアップダウンが多いため、速度低下が起こりやすい。このため、[[宇利トンネル]]付近、[[音羽蒲郡インターチェンジ|音羽蒲郡IC]] - [[本宿バスストップ|本宿BS]]間、岡崎IC - 豊田JCT間などでも渋滞が頻発する。休日や長期連休では、これらの渋滞が繋がって20km以上の大渋滞になることもある。なお、2011年に下り線は[[美合パーキングエリア|美合PA]] - 豊田JCT間、上り線は豊田JCT間-本宿BS付近の暫定3車線化が行われたため、これらの区間では渋滞の頻度は大幅に減少している。
: [[2016年]][[2月13日]]に、新東名の浜松いなさJCT - 豊田東JCT間が開通し、ルートの二重化によって上記区間での渋滞は解消された<ref>[http://trafficnews.jp/post/51161/ 新東名の愛知延伸区間、初のGWで効果 東名で渋滞大幅減] - 乗りものニュース、2016年5月10日</ref>。
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* [[首都高速3号渋谷線]] [[大橋ジャンクション|大橋JCT]]付近-[[三軒茶屋出入口]]付近
: 交通量が多いことや流出台数より流入台数のほうが多いことや、そもそもの出口数が少ないことを原因に上りが大橋JCT、下りが三軒茶屋出入口を先頭に、終日のように渋滞する。
* [[阪神高速3号神戸線]]
: 全線で渋滞が多発する。並行する中国道宝塚トンネル(前述)とともに関西屈指の渋滞地点。