「L-4Sロケット」の版間の差分

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「無誘導重力ターン方式」での「手の込んだ」一例を上げると、デスピンモーターがある。一旦点火をすると燃焼を中断できない固体ロケットによって、ロケット本体のスピンを停めるため、デスピンモーターはスピン方向と反スピン方向の両方にノズルを持っている。デスピンモーターは、燃焼直後には反スピン方向のノズルのみに燃焼経路を開きスピン停止の為の噴射を行うが、スピン停止を検知するとスピン方向のノズルにも燃焼経路を開き、相対推力を零にする。この技術は、後の宇宙研衛星打ち上げロケットに採用されるロール制御モーター「SMRC」に結実する。
 
打ち上げ時の重量9.4t、当時の価格で1機45万ドル(当時の為替相場1$=360円で換算すると1億6200万円)と、理論上可能なだけでなく実際に人工衛星を打ち上げたロケットとしては、20162018現在初等に至るまで、歴史上最も小型軽量、かつ安価であった<br>
この大きさを下回る衛星打ち上げロケットの計画はいくつか知られていたが、2018年現在日本では[[SS-520ロケット]]による軌道投入計画の具体化が進んでい。2017年1月の打ち上げには失敗したものの、2018年2月3日に再挑戦の予定<ref>{{Cite press release|url=http://www.jaxa.jp/press/2018/01/20180119_ss-520-5_j.html|title=SS-520 5号機による超小型衛星打上げ実証の実験予定日について|publisher=[[宇宙航空研究開発機構|JAXA]]|date=2018-01-19|accessdate=date=2018-01-22}}</ref>。重さ約3kgの超小型衛星[[TRICOM-1]]こと「たすき」を軌道に乗せ、48年ぶりに、史上最小の衛星打ち上げロケットの記録を更新することになった
 
== 打上げ記録 ==