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Zfshtk (会話 | 投稿記録)
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アイドル({{lang|en|[[:en:Idol|''idol'']]}})の本来の意味は、[[偶像]]、すなわち神や仏などの存在をかたどって造られた像で、かつ崇拝の対象となっているもののことである<ref>つまり、神や仏というのは、本来は不可視で触れることもできないはずで、物体的な像などでは表現したり代用できるわけもないのに、像が作られて(不適切にも)崇拝されるようになってしまったもののことである。もともとは、そうしたことを若干ほのめかしている面、[[風刺]]する意味もこめられていたからこそ、この用語が選ばれていたのではあるが。</ref>。この用語が転用され、20世紀前半のアメリカで「若い人気者」としての意味で使われ始めた。
 
アメリカでは、戦前の[[1927年]]に「マイ・ブルーヘブン」をヒットさせた歌手のジーン・オースティン<ref>http://www.discogs.com/.../Gene-Austin-My-Blue-Heaven/.../...</ref>や、[[1940年代]]に「女学生のアイドル(bobby-soxer's idol)」と呼ばれて熱狂的な人気を生んだ[[フランク・シナトラ]]らが{{lang|en|[[:en:Idol|''idol'']]}}と呼ばれ始めた<ref>音魂大全 鈴木 創著 洋泉社刊より、[[ザ・ビートルズ1962年〜1966年]]、[[ザ・ビートルズ1967年〜1970年]](東芝EMIアナログ盤)付録:[[石坂敬一]]による論文より</ref>。その後、アネットやファビアン、ボビー・ライデル<ref>http://www.laughingplace.com/.../teen-idol-bobby-rydell-recalls-dis...</ref>らのアイドルが人気となり、[[マイケル・ジャクソン]]や[[バックストリート・ボーイズ]]などもアメリカを代表するアイドルである。デビュー時の[[エルヴィス・プレスリー]]([[1950年代]])や[[ビートルズ]](イギリス・[[1960年代]])らは、日本でも「アイドル」として認知されていた<ref>ビートルズ日本公演プログラムより。</ref>。イギリスでは、クリフ・リチャード、[[ベイ・シティ・ローラーズ]]、[[スパイス・ガールズ]]らのアイドルが存在した。その後「若い人気者」という意味における{{lang|en|[[:en:Idol|''idol'']]}}という言葉は死語となり、{{lang|en|''icon''}}や{{lang|en|''pop star''}}などの言葉で置き換えられるようになっていった<ref>[https://eikaiwa.weblio.jp/column/knowledge/unnatural_english/idol-is-japlish 【通じる英語】「アイドル」は使い方に要注意でも使われる英語]</ref>。
 
=== 日本型「アイドル」の誕生 ===