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[[遊女]]は気に入った客に煙管を差し出し、客が受け取るとその遊女を気に入ったということになる。[[歌舞伎]]『[[助六|助六由縁江戸桜]]』の台詞にある「煙管の雨」とは、助六の男っぷりを暗に示す。
 
[[時代劇]]及びここから派生した時代物の劇画では、登場人物の[[ヤクザ]]や武士等が咥え煙草を動かしたり、煙草盆に叩き付ける仕草をする。特に[[ヤクザ映画]]等では、煙管を口に銜えたまま振ったりと、親分の意思表示の小道具に使用される。例えば、銜えたままの煙管の雁首を上げることは、強く噛み下唇を突き出す怒りや不快感の表情を強調するなどであるが、この他にも煙草盆に強く叩き付ける(灰を捨てる)動作で、休息を取り止め行動に移るなど気持ちの切り替えを表す。またこれ以外にも身近な棒状の道具として、手に持ったり銜えたりした煙管を振るなどの動作で配下に対して、[[指し棒|指示棒]]のように指示を出したりした。しかしながら現実問題としては火が付いたまま雁首を上げてしまうとヤニが煙管内部に侵入し、耐久度が下がるばかりかその後の喫煙に支障を来す恐れがある(俗に言う「ヤニが下がる」という状態)。煙草盆に叩きつける行為についても煙管自身の破損の恐れが出てくる他、火が付いたままのたばこが飛び散ってしまい当時の基本であった木造家屋では火災へと直結する非常に危険な行為である。'''時代劇等で表現される本行為はあくまでも演出としての意味が強いことを念頭に置く必要がある。'''
 
[[茨城県]]の[[加波山神社]]では毎年9月5日に「きせる祭」が開かれる。