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|関連=他の[[スカンディナヴィア]]の民族
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'''スウェーデン人'''(スウェーデンじん、{{lang-sv-short|'''svenskar'''}})は、'''[[スウェーデン|スウェーデン王国]]'''の国民、または、[[北ヨーロッパ|北欧]][[スカンディナヴィア半島]]に分布する[[ゲルマン人|ゲルマン民族]]の総称。以下、後者についてここで解説する。
 
主に[[スウェーデンをはじめ、[[ノルウェー]]、[[フィンランド]]、[[ノルウェー]]に住んでいる。
 
[[98年]]、[[タキトゥス]]の記した「[[ゲルマニア (書物)|ゲルマニア]]」によると強勢な種族 "Suiones"({{仮リンク|スヴェーア人 (ゲルマン族)|sv|Svear|label=スヴェーア人}})の存在が確認出来る。[[北欧神話]]によれば、スヴェーア人は[[古代]]の紀元前1世紀頃の王にまで遡ることが出来、2世紀には[[ルーン文字]]を使用していた。スヴェーア人たちは、[[ヴァイキング]]活動の最中に纏まりを見せ、[[10世紀]]までにスウェーデン王国を形成した。なお、東方及び[[東ヨーロッパ|東欧]]に進出したヴァイキングの中には、[[ルーシ族]]などが[[ヴァリャーグ]]を構成し、[[ルーシ]]諸国家([[キエフ大公国|キエフ・ルーシ]]等)の建設を担ったとされるが、これもスヴェーア人を含んだゲルマン人だとされている。
 
これらのスヴェーア人によってスウェーデン人が形成されたものと思われるが、[[民族]]としてのスウェーデン人は[[16世紀]]の[[デンマーク]]を盟主とした[[カルマル同盟]]からの独立によって成立したと言える。フィンランドにいるスウェーデン人は、[[北方十字軍]]以降に移住した[[スウェーデン系フィンランド人]]を指す。また[[19世紀]]から[[20世紀]]にかけて[[アメリカ合衆国]]に移住したスウェーデン人は、[[スウェーデン系アメリカ人]]と言い、主に北部に移住している(アメリカ移民と同時期に[[カナダ]]に移住したスウェーデン人は、[[スウェーデン系カナダ人]]を形成した)。
 
[[スウェーデン語]]を母語とするスウェーデン人は、現在、本国スウェーデンの他、フィンランドとフィンランドの自治領[[オーランド諸島]]に住む。南部の[[スコーネ県]]は[[デーン人]]に由来し、現在も[[デンマーク語]]に近い[[方言]]を話すが、一般的にはスウェーデン人に含まれる。なお、スウェーデン国内には、[[サーミ人]]や[[フィンランド人]]も少数おり、近年は移民も受け入れている。[[宗教]]は[[プロテスタント]]系のルター派([[ルーテル教会]])が多数を占めており、[[国教]]([[スウェーデン国教会]])となっている。近年の世論調査では、90%がスウェーデン人を自認している。