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ワールドワイドウェブで使われる技術は従来[[Internet Engineering Task Force|IETF]]の[[Request for Comments|RFC]]により標準化されてきたが、現在は非営利組織である {{lang|en|[[World Wide Web Consortium]]}} (W3C) によって標準化が進められている。現在、バーナーズ=リーはW3Cを指導する立場である。W3Cは上記を含めた様々な標準を開発・保守し、ワールドワイドウェブ上のコンピュータが様々な形態の情報を格納してやりとりできるよう尽力している。
 
===JavaとJavaScript===
もうひとつの技術上の大きな発展は[[サン・マイクロシステムズ]]の {{lang|en|[[Java]]}} である。{{lang|en|Java}} によって、小さな[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]([[アプレット]])を直接WWWサーバが提供する情報に埋め込むことを可能にした。このアプレットは[[クライアント (コンピュータ)|クライアント]]側のコンピュータ上で動作し、高速で豊かな[[ユーザインタフェース]]を可能とした。その後、{{lang|en|Java}} は複雑なコンテンツを自動生成するために[[サーバ]]側で広く使われるようになった。
 
{{lang|en|[[JavaScript]]}} はウェブページのために開発された、クライアント側の[[スクリプト言語]]である。[[ネットスケープコミュニケーションズ]]が開発したものである。名前の一部に「{{lang|en|Java}}」を含んではいるが<ref>開発された当初は {{lang|en|LiveScript}} と呼ばれていたが、当時、爆発的な人気を誇っていた {{lang|en|Java}} 言語にあやかって、この名前に改名された。([[JavaScript#歴史]] を参照。)</ref>、技術的には {{lang|en|Java}} との関係はほとんどない。文法は[[C言語]]に似ている。[[オブジェクト指向プログラミング|オブジェクト指向的]]に[[プログラミング (コンピュータ)|コーディング]]する以外に[[手続き型プログラミング|手続き的]]にコーディングすることもできる。
 
HTMLとJavaScriptを組み合わせて動的にウェブページを書き換える手法は、静的なウェブページと区別するために[[ダイナミックHTML]](DHTML)と表現されることが多い。[[JavaScript]]で動的に[[ウェブページ]]を書き換えるという発想は、ウェブページの装飾のみに使える程度の価値しか持たないとされていた。しかし、[[2005年]]2月18日に起きた[[Ajax]]の提唱と普及により、ネイティブアプリケーションと変わらない操作性を持つ[[ウェブアプリケーション]]にまで発展した。
 
===アプレットとプラグイン===
もうひとつウェブ技術上普及期大きな発展初期には[[サン・マイクロシステムズ]]の {{lang|en|[[Java]]}} である。{{lang|en|Java}} 技術によって、小さな[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]([[アプレット]])を直接WWWサーバが提供する情報に埋め込むことを可能にウェブページが登場した。ちにマクロメディアの[[Adobe Flash|Flash]]とその[[プラグイン]]が登場すると、Javaアプレットに取って代わった。アプレットやFlashプラグインを利用したプログラムは[[クライアント (コンピュータ)|クライアント]]側のコンピュータ上で動作し、高速で豊かな[[ユーザインタフェース]]を可能とした。その後、{{lang|en|Java}} は複雑なコンテンツを自動生成するために[[サーバ]]側で広く使われるようになった。
 
Flashプラグインは[[2000年代]]に爆発的な普及をみせ、一時期はほぼ全てのウェブブラウザが初期状態で搭載するほどだったが、[[2010年代]]に入るとJavaScriptを応用したウェブアプリケーションの発展に押され、Flashプラグインを利用するウェブページは減少した。今日では古い技術となったJavaアプレットやFlashプラグインは[[コンピュータセキュリティ|セキュリティ]]リスクと見なされ、ウェブブラウザから取り除かれる傾向にある。
 
== 統計 ==