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BATACHAN (会話 | 投稿記録)
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==概要==
語源については、[[雅楽]]の[[演奏]]における「[[音頭]]取り」に由来するという説と「筆頭取締役」の略称に由来するという説がある<ref>{{Cite news |title=【経済Q&A】銀行のトップなぜ頭取? 「音頭取り」…法令で定着 |newspaper=[[東京新聞]] |date=2011-11-18 |author=白石亘 |url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/economic_confe/list/CK2011111802000035.html |accessdate=2018-02-09}}</ref>。[[幕末]]・[[明治]]初期に様々な機関の長の名称に使用されたが{{refnest|group="注"|例として、1861年(文久元年)7月に長崎に開所した西洋式病院養成所の「頭取」や、同年に幕府が開いた西洋医学所の「頭取」が存在する<ref>{{Cite book |和書 |author=梅溪昇 |authorlink=梅溪昇 |year=1993 |title=洪庵・適塾の研究 |publisher=[[思文閣出版]] |page=608 |id={{全国書誌番号|93038803}} |isbn=978-4784207664}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E6%89%80-86554 |title=西洋医学所(せいよういがくしょ) |work=[[コトバンク]] |publisher=[[朝日新聞社]] |accessdate=2018-02-10}}</ref>。}}、次第に使われる場所が減り、主に銀行で使われるようになった。
 
代表者が頭取を名乗るものは[[都市銀行]]、[[地方銀行]]及び[[第二地方銀行]]の[[普通銀行]]であり、それ以外の銀行や[[金融持株会社]]は社長と名乗る。例えば、かつての[[相互銀行]]では社長を名乗っていたものの、普通銀行に転換するにあたって多くが頭取に変更した。ただし、第二地銀の中には、社長の名称に戻したところも一部存在する。日本における中央銀行である[[日本銀行]]は[[財務省]]所管の[[認可法人]]であるため、[[総裁]]が代表権者に相当し、頭取・社長のような法律上の用語でない職名は用いない。
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==歴史==
頭取の称は、[[江戸時代]]前期から見られる。たとえば、[[田沼意次]]が勤めた「扈従頭取」などの役の称、「防火頭取」、諸[[藩]]にも「近習頭取」、「勘定頭取」などの役の称として散見される。また[[百姓一揆]]の代表者も頭取と呼ばれた例が多い。

[[1920年代]]まで存続していた[[大坂相撲]]では、現在の[[大相撲]]でいう[[年寄]]のことを頭取と称していた。
 
==その他の頭取==
銀行以外での「頭取」の例としては、[[北海道]][[檜山郡]][[江差町]]の[[姥神大神宮渡御祭#山車の役員|姥神大神宮渡御祭]]における、各[[山車]](ヤマ)所属の最高責任者が「頭取」と呼ばれ、現在でも使われている例がある。祭りが370年以上<ref group="注" name="ubagami-history">2017年現在</ref>の歴史を誇る、江戸時代から続いているという歴史の中で、[[#歴史|頭取の歴史]]に基づく呼称を今も留めている希有な例と言える。
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File:姥神大神宮前に集まる各山車の頭取達(2017年8月11日撮影).jpg|thumb|[[姥神大神宮]]前に集まる各山車の頭取達(2017年8月11日撮影)
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==脚注==
{{脚注ヘルプ}}
===注釈===
{{Reflist|group="注"}}
===出典===
{{Reflist}}