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インターネットは、[[光ファイバー]]や[[無線]]を含む幅広い[[通信]]技術により結合された、地域からグローバルまでの範囲を持つ、個人・公共・教育機関・商用・政府などの各ネットワークから構成された「ネットワークのネットワーク」であり、[[World Wide Web|ウェブ]]の[[ハイパーテキスト]]文書や[[ウェブアプリケーション|アプリケーション]]、[[電子メール]]、[[VoIP|音声通信]]、[[ファイル共有]]の[[Peer to Peer|ピア・トゥ・ピア]]などを含む、広範な情報とサービスを運送している。
 
まず注意すべき点としては、電気通信によるグローバルな情報通信網という点ではインターネットが人類史上初めてではない点である。19世紀後半から全世界を覆うように構築された[[電信]](telegraph)が人類史上初であり、1839年から2006年に掛けて継続的に電信網が運用されており、[[電信]]の方が遥かに歴史が長い。また、電信の用途に関しても、商取引、証券市場の動向に関するリアルタイムな報告、暗号化通信、果ては恋愛の成就など、インターネットと同様な用途が考案され、実践されていたようである。但し、電信網が全盛だった時代はコンピュータが無かった時代であるため、人力による情報処理を前提としていた。
 
== 用語 ==
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[[ファイル:Internet users per 100 inhabitants 1997-2007 ITU.svg|thumb|300px|1997年から2007年までの、人口100人当りのインターネットユーザーの割合(青は[[先進国]]、オレンジは[[開発途上国]]、黄色は世界平均。出典:[[国際電気通信連合]])]]
{{Main|インターネットの歴史}}
電気通信に限定しなければ、思想的には[[腕木通信]]にまで遡ることが出来る。
 
まず注意すべき点としては、電気通信によるグローバルな情報通信網という点ではインターネットが人類史上初めてではない点である。19世紀後半から全世界を覆うように構築された[[電信]](telegraph)が人類史上初であり、1839年から2006年に掛けて継続的に電信網が運用されており、[[電信]]の方が遥かに歴史が長い。また、電信の用途に関しても、商取引、証券市場の動向に関するリアルタイムな報告、暗号化通信、果ては恋愛の成就など、インターネットと同様な用途が考案され、実践されていたようである。但し、電信網が全盛だった時代はコンピュータが無かった時代であるため、人力による情報処理を前提としていた。
 
1960年、インターネットの前身[[ARPANET]]に直接影響を及ぼした概念である[[J・C・R・リックライダー]]の[[タイムシェアリングシステム]]が発表される。<ref>''[http://medg.lcs.mit.edu/people/psz/Licklider.html Man-Computer Symbiosis]'' 「人間とコンピュータの共生」 1960年3月</ref>