「国家総力戦」の版間の差分

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{{otheruses||ルーデンドルフの著作|総力戦 (ルーデンドルフ)}}
{{出典の明記参照方法|date=2018年2月11日 (日) 09:1116 (UTC))}}
{{戦争}}
 
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国家総力戦は国家が[[国力]]のすべて、すなわち[[軍事力]]のみならず[[経済力]]や[[技術]]力、[[科学]]力、[[政治]]力、[[思想]]面の力を平時の体制とは異なる戦時の体制で運用して争う戦争の形態である。その勝敗が国家の存亡そのものと直結するために、途上で終結させることが難しく、またその影響は市民生活にまで及ぶという特徴がある。
 
{{要出典範囲|戦略思想としては[[カール・フォン・クラウゼヴィッツ]]の唱えた[[絶対戦争]]理論にその起源が見られる|date=2018年2月11日 (日) 09:11 (UTC)}}。一般的には、[[第一次世界大戦]]が史上初の総力戦であったとみなされている{{Sfn|油井大三郎|1997|pp=62-65}}{{Sfn|松里公孝|2017|p=89}}。ただし、[[南北戦争]]を史上初の総力戦とする説もあるという{{Sfn|木村靖二|2014|p=145}}。あるいは[[日露戦争]]が歴史上初の総力戦=「第零次世界大戦」と位置付けられることもある{{Sfn|松里公孝|2017|p=89}}。用語としての起源は不明確だが、1935年に[[ドイツ]]の[[エーリヒ・ルーデンドルフ]]が『[[総力戦 (ルーデンドルフ)|国家総力戦]]』を著し、総力戦という概念を明示した{{Sfn|木村靖二|2014|p=144}}。さらに、1943年2月に[[ヨーゼフ・ゲッベルス]]が行った[[総力戦演説|「諸君は総力戦を望むか」という演説]]がラジオ・ニュース映画を通して広まり、用語として定着するに至ったとされる{{Sfn|木村靖二|2014|p=145}}。
 
== 2度の世界大戦における戦争の質的変化 ==