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「世界における渋滞」を加筆
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[[File:Motorcycles in Taipei.JPG|thumb|right|220px|2008年9月、[[台北]]での交通渋滞。<br/>台北では主に[[オートバイ]]によって渋滞が引き起こされている。]]
2010年、米外交専門誌[[:en:Foreign Policy|フォーリン・ポリシー]]は、世界で最も交通渋滞が深刻な都市として、[[モスクワ]]、[[ラゴス]]、[[メキシコシティ]]、[[サンパウロ]]、[[北京]]の5つの都市を挙げている。このうちサンパウロでは2008年9月に、世界で最も長いといわれる165マイル(約265km)超の渋滞が発生している。また、2010年8月14日には、[[中華人民共和国|中国]]の北京~[[ラサ]]間の[[G110国道]]と[[京蔵高速道路]]で100キロに及ぶ渋滞が10日以上にわたって続いた<ref>[http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20100825/Recordchina_20100825023.html 史上最大の交通渋滞!北京-ラサ間高速道で、100キロが9日連続]レコード・チャイナ 2010年8月25日</ref>。また[[イギリス|英]][[BBC]]の2012年の調査によれば、[[バンコク]]、[[ジャカルタ]]、[[ナイロビ]]、[[マニラ]]、[[ムンバイ]]の上位5都市が、渋滞が深刻な世界の都市としてランクインしている<ref>[[NHK BS1]]「[[キャッチ!世界の視点]]」でもジャカルタを取り上げた。「[http://www.nhk.or.jp/catchsekai/marugoto/2014/08/0818.html 解消せよ!ジャカルタの渋滞問題]」 - NHK報道番組 「特集まるごと」(2014年8月18日(月)版 / 2015年10月28日閲覧)</ref>。
 
[[開発途上国]]では交通行動の変容によるインフラの整備が追い付いていない状況である{{sfn|浅田薫永・川口裕久|2015|p=20}}。例えば、[[停電]]に伴う[[信号機]]の消灯や、河川整備の未成熟なために生じる[[冠水]]の影響によって渋滞が発生する{{sfn|浅田薫永・川口裕久|2015|p=21}}。また、牛車などの極端に走行速度が遅い車両や路上での故障車両によって渋滞が生じることもある{{sfn|浅田薫永・川口裕久|2015|p=21}}。さらには、交通ルールやマナーが十分に守られていないために生じる渋滞も見られる{{sfn|浅田薫永・川口裕久|2015|p=21}}。
一方で、非効率な信号制御やロータリー交差点の導入など、中途半端な渋滞対策により渋滞を悪化させている例が多い{{sfn|浅田薫永・川口裕久|2015|pp=21-22}}。
 
== 渋滞対策 ==
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*{{Cite book |和書 |author=ロム・インターナショナル(編) |date=2005-02-01 |title=道路地図 びっくり!博学知識 |publisher=[[河出書房新社]] |series=KAWADE夢文庫|isbn=4-309-49566-4|ref=harv}}
;記事
* {{Cite journal|和書|author=岩崎征人|year=2015|title=渋滞発生と伝播のメカニズム|url=https://www.jcca.or.jp/kaishi/268/268_toku1.pdf|journal=建設コンサルタンツ協会誌|volume=268|page=|pages=8-11|format=PDF|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|author=椎名啓雄・浪川和大|year=2015|title=渋滞対策への取組み|url=https://www.jcca.or.jp/kaishi/268/268_toku2.pdf|journal=建設コンサルタンツ協会誌|volume=268|page=|pages=12-15|format=PDF|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|author=浅田薫永・川口裕久|year=2015|title=海外の交通渋滞の状況とわが国の取り組み ~開発途上国を中心に~|url=https://www.jcca.or.jp/kaishi/268/268_toku4.pdf|journal=建設コンサルタンツ協会誌|volume=268|page=|pages=20-23|format=PDF|ref=harv}}
 
==関連文献==