「順位戦」の版間の差分

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順位戦の[[持ち時間]]は6時間であり、あらゆる棋戦の本戦・予選の持ち時間の中で最も長く、しかも1日制のタイトル戦の内、[[王座戦 (将棋)|王座戦]]・[[棋王戦 (将棋)|棋王戦]]・[[棋聖戦 (将棋)|棋聖戦]]の[[番勝負|五番勝負]]の持ち時間より長い。<ref group="注">第26期までは7時間であった。</ref><ref group="注">[[叡王戦]]七番勝負の第7局と同じ持ち時間である。</ref>また、対局開始はタイトル戦が午前9時であるのに対し、その他の通常の対局と同じ午前10時である。さらに、昼夕に各40分(2016年6月より)の休憩を挟む。そのため、順位戦の対局は深夜に及び、日が変わっての終局も珍しくない。
 
第75期順位戦([[2016年]]度)より、B級2組以下の対局については、ストップウォッチ計時による1分未満の消費時間切り捨てから、[[対局時計|チェスクロック]]計時(実際は[[タブレット (コンピュータ)|タブレット端末]]を使うため「タブレットクロック」とも呼ばれる<ref>[http://d.hatena.ne.jp/k2shitidan/20160604/1465035741 止まるかもしれないタブレット対局の不安] - ある棋士の日常(神崎健二公式ブログ)・2016年6月4日</ref>)による1分未満の消費時間算入に改められた<ref>[https://twitter.com/nozuki221/status/738192883329597440 順位戦はB2以下がチェスクロックになったので、対局者に見やすいように、記録机に設置。 タブレットの棋譜入力と連動。 中段下のオレンジ色の部分は6分割、10秒毎に減っていくそうです。 森九段の「けい」の漢字が出ないのはデフォルト。] - [[野月浩貴]] [[Twitter]]</ref>。これは、主として記録係を担当する[[新進棋士奨励会|奨励会]]員の高学歴化が進み、学校を休む必要がある者が増えたためである。少しでも負担を軽くするため、日をまたぐ対局を極力減らし、記録係がなるべく宿泊せず帰宅できるようにする目的がある。このルール変更により、終局が「1(平均すると)1時間は早くなりそう」と[[渡辺明 (棋士)|渡辺明]]は予想している<ref>[{{cite web|url=http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/9ec2a5ff67202c014a99214467508b70 |title=記録係。 |author=渡辺明|date=2016-06-01] - 渡辺明「|publisher=渡辺明ブログ|accessdate=2018-2-16}}</ref>。また、同年6月から他の棋戦を含め昼食・夕食休憩がそれぞれ50分から40分に減らされた(タイトル戦は従前どおり1時間である)。これも同じく、対局時間短縮の意図がある<ref name=watanabe20160617>[{{cite web|url=http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/ac6a9a9bc3b52535ea1db322f8310ba3 |title=休憩時間。 |date=2016-06-17] - 渡辺明「|publisher=渡辺明ブログ|accessdate=2018-2-16}}</ref>。これらの変更により、両者がバランス良く持ち時間を使い切ると、B級2組以下では23時20分ごろ、A級とB級1組では0時30分ごろに両者1分将棋に突入することになる<ref name=watanabe20160617 />。
 
=== 組み合わせ ===