「トニー・ベネット」の版間の差分

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朗々とした発声を得意とする豊かな声量の持ち主である一方、トーチ・ソングなどでの細やかな表現力にも優れるなど、ポピュラーシンガー、およびジャズ歌手としての評価は高い。先輩格の大スター歌手である[[フランク・シナトラ]]をして「おれの考えでは、トニー・ベネットは音楽業界最高の歌手だ」<ref>"For my money, Tony Bennett is the best singer in the business." 「おれが金を払ってでも聞きたい歌手はトニー・ベネットだけだ」と訳されることが多いが、これは誤訳。([[大久保寛]]「"money"は本当にカネか?」『Ameila』2013年1月号)</ref>と評せしめた逸話を持つ。
 
実力派歌手としてロック全盛時代の最中にも中高年層から堅実な人気を保ってきたが、[[1990年]]代からは若年の[[MTV]]世代にもファン層を広げ、コンスタントにアルバムをリリースし続けている。特に[[1994年]]には[[MTVアンプラグド]]・ライヴに出演その模様のライヴを収録したアルバム『MTVアンプラグド』でグラミー最優秀アルバムを受賞した。
 
歌唱力と企画の両面に恵まれることから[[グラミー賞]]の常連的存在であり、最近では[[2003年]]にリリースした[[シェリル・クロウ]]、[[ダイアナ・クラール]]、[[ビリー・ジョエル]]、[[スティーヴィー・ワンダー]]らと共演したデュエット・アルバム『ウィズ・マイ・フレンズ』、[[2005年]]の「アート・オブ・ロマンス」でBest Traditional Pop Vocal Album部門を受賞した。
[[2006年]]には、生誕80年を記念したデュエット・アルバム『デュエッツ:アメリカン・クラシック』をリリース。[[バーブラ・ストライサンド]]、[[ポール・マッカートニー]]、[[エルトン・ジョン]]、[[ビリー・ジョエル]]、[[スティーヴィー・ワンダー]]、[[ディクシー・チックス]]、[[ジェームス・テイラー]]、[[フアネス]]、[[セリーヌ・ディオン]]、[[ダイアナ・クラール]]、[[エルヴィス・コステロ]]、[[k.d.ラング]]、[[マイケル・ブーブレ]]、[[スティング (ミュージシャン)|スティング]]、[[ジョン・レジェンド]]、[[ジョージ・マイケル]]らの大御所から若手まで、様々なジャンルの歌手と共演した。
 
2011年9月にはアルバム『Duets II』を発表。同年7月に急死した[[エイミー・ワインハウス]]の最後の録音が含まれ話題となった。他に[[アレサ・フランクリン]]、[[マライア・キャリー]]、[[レディー・ガガ]]らとデュエットしているおり、7月に急死した[[エイミー・ワインハウス]]最期のレコーディングが含まれ話題となった。85歳にして[[Billboard 200]]で自身初の初登場1位を獲得。またし、[[ボブ・ディラン]]が67歳の時に『[[トゥゲザー・スルー・ライフ]]』で作った最年長首位記録を大幅に塗り替えた<ref>{{cite news|url=http://www.billboard.biz/bbbiz/industry/record-labels/tony-bennett-becomes-oldest-living-artist-1005373242.story|title=Tony Bennett Becomes Oldest Living Artist to Top Billboard 200|publisher=[[ビルボード|Billboard.biz]]|date=2011-09-28|accessdate=2011-10-31}}</ref>。
 
若い頃に美声で知られた歌手には、喉の酷使や[[飲酒]]・[[喫煙]]の影響から[[声帯]]を痛め、中年・高齢期に声の衰えが目立つ事例が少なくないが、ベネットは自身の喉を酷使しないよう発声や生活習慣に常々配慮しており、高齢に至っても第一線で歌えるだけの声質を維持し続けている。
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