「ルル (オペラ)」の版間の差分

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シェーンベルクによる補作の断念について
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==『ルル組曲』==
[[ソプラノ]]と管弦楽のための『'''オペラ"ルル"からの交響的小品'''』(''{{lang|de|Symphonische Stücke aus der Oper „Lulu“}}'')いわゆる『'''ルル組曲'''』は[[1934年]]に作曲された。構成は以下の通りである。
#ロンド - 第2幕のアルヴァとルルの会話の場面で流れる管弦楽のパート。
#オスティナート - 第2幕、シェーン博士を射殺したルルが逮捕されてから収監されるまでの一部始終を描いた映画の音楽。
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#変奏曲 - 第3幕第1場の終わりで、ルルが警察にまたもや追われて逃れる部分の音楽。
#アダージョ・ソステヌート - 第3幕の終結部。ルルの死とゲシュヴィッツ伯爵令嬢の悲鳴。
 
1934年11月30日に[[エーリヒ・クライバー]]の指揮によって[[ベルリン]]で初演され、好評を博したが、クライバーはその4日後に[[ベルリン国立歌劇場]]の音楽監督をやめてドイツを去っている<ref>Perle (1985) pp.240-241</ref>。
 
第3幕が補筆されるまでは、第2幕の後に「変奏曲」と「アダージョ・ソステヌート」を演奏するのが慣例となっていた。