「核磁気共鳴画像法」の版間の差分

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** 強磁場が人体に与える影響については、未知の部分がある<ref>[http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs299/en/print.html Electromagnetic fields and public health---Static electric and magnetic fields. WHO fact sheet N299 March 2006]</ref>。そのため、妊娠中または妊娠の可能性のある場合は申し出る必要がある。
* 超伝導電磁石を使用するMRIは、冷却のための液体ヘリウムが事故によって爆発的に気化する[[超伝導電磁石#クエンチ|クエンチ]]が発生することがある。
* 人体に向けて高周波のRFパルスが照射されることにより電磁波による[[:en:Specific_absorption_rate|熱力学的作用]]が発生する。理論上は人体組織の温度が上昇する可能性があるが、多くの施設で使用されている静磁場強度1.5T以下のMRI装置ではほとんど実感されることはない。一方で2005年に日本でも導入され、2010年代以降普及しつつある3TのMRIでは温度上昇を無視できない場合があるために、RFパルスの強さに一定の制限がかけられている。実際に人体吸収する熱量は[[比吸収率|SAR]](比吸収率、単位 <math>W/kg</math>)また、RFパルスの強さはB<sub>1+RMS</sub>(高周波強度、単位 <math>\mu T</math>)で評価され、コントロールされる。
* 脳全体を細かなボクセル単位で統計解析するには限界があり、脳細胞単位に研究できないのは世界の神経科学コミュニティにとって未だに大きな問題である<ref>The New Yorker『[http://www.newyorker.com/news/news-desk/neuroscience-fiction Neuroscience Fiction]』、2012年11月30日</ref>。
* CTとは異なる種類のアーティファクトが発生する。