「黒い三連星」の版間の差分

制式名称は[[ジオン公国]]軍の[[ザビ家#キシリア・ザビ|キシリア・ザビ]]率いる突撃機動軍第7師団第1MS大隊司令部付特務小隊<ref name="msv2-190">『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション2 ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月、190-192頁。</ref>。ガイアを中心に、[[一年戦争]]以前に教導機動大隊第2中隊D小隊に在籍していたマッシュとオルテガで構成されている<ref name="msv2-190" />。彼らはその能力の高さから軍内での立場を優遇されていたという<ref name="eb39-142">『ENTERTAINMENT BIBLE .39 機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』バンダイ、1991年12月、142頁。</ref>。教導機動大隊では [[ザクI#ザクI(後期生産型)|ザクI]]を乗機としており、一年戦争に至るまで数回に渡りメンバーチェンジが行われるが、[[宇宙世紀]]0079年に勃発した一年戦争初期の[[一年戦争#ルウム戦役|ルウム戦役]]直前よりガイア、マッシュ、オルテガの3人に固定される(このときの乗機は [[ザクII#初期量産型ザクII|ザクII]] )<ref name="msv2-190" />。
 
彼らはジェットストリームアタックと呼ばれる三位一体の攻撃フォーメーションで[[地球連邦軍]]艦隊を攻撃。艦隊の総司令であった[[レビル]]中将(当時)の座乗する旗艦[[マゼラン (ガンダムシリーズ)|アナンケ]]を撃沈し、脱出を図ろうとするレビルを捕虜にした功績からその名をとどろかせることとなる。また、この功績から [[ザクII#指揮官用ザクII(ザクII S型)|ザクII S型]]が与えられている<ref name="msv2-190" />。「黒い三連星」の異名は、このザクII S型以降に彼らの乗機が黒を基調としたパーソナルカラーに塗装されていたことによる<ref>資料によっては、ルウム戦役の乗機から黒のパーソナルカラーであったとされる。後述の「ルウム戦役での搭乗機」を参照。</ref>とも、彼らが着用していた揃いのノーマルスーツが黒であったことによる<ref>『アニメック16号 機動戦士ガンダム大事典』ラポート、1981年3月、106頁。</ref>とも言われる。
 
「黒い三連星」の異名は、このザクII S型以降に彼らの乗機が黒を基調としたパーソナルカラーに塗装されていたことによる<ref>黒い三連星の乗機のパーソナルカラーが採用された時期については、資料によって記述が異なる。ドム以前の愛機としてザクに搭乗したとするメディアにおける最初の記事は、特撮専門誌『[[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]』に掲載された模型写真であり、「MS-05をベースとしたMS-06との中間試作型」がそれにあたる。他に紹介されたものも「シーグレーで塗装されたMS-06C」「頭部をMS-05型に換装したMS-06C」「MS-05をベースとしたMS-06との中間試作型」など、どれも独特な物ばかりである。このうち、MS-05-06中間試作型は『HOW TO BUILD GUNDAM』([[ホビージャパン]]・1981)誌上で、模型作例として勝呂国弘が創作した設定である。ゲーム『ギレンの野望』の作画に関わった[[土器手司]]の証言によれば、この中間試作型の作例が記憶の片隅に残っていたメカ作画スタッフの提案で「頭部をMS-05型に換装したMS-06C」が[[セガサターン]]版のアニメムービーパートの三連星搭乗機として登場する運びになったという。ただ、曖昧な記憶であり、資料確認する手立てもなかったらしく、元ネタとは仕様が異なる。なお、「シーグレーで塗装されたMS-06C」に関しては『[[モビルスーツバリエーション|MSV]]』の解説文が初出。これを受け[[SDガンダム]]の初期[[ガシャポン]]に付属の写真シールでは「第1次量産型ザク(黒い三連星機)」の名前で[[ポリ塩化ビニル|塩ビ]]人形を改造した模型作例が発表されている。このシリーズでは他にもMS-06S、MS-06R-1A、そしてヴィジュアル化される機会が極めて少ないグレーで塗装されていた時期のMS-05Bも(スーパーデフォルメ体型ではあるが)再現されている。プラモデル製品「1/144 MS-06RザクII」(バンダイ)付属解説書で小田雅弘が執筆した設定では、MS-05B、MS-06Cまではダークブルー、MS-06Sからドムと同じブラックとパープルになったとされている。</ref>とも、彼らが着用していた揃いのノーマルスーツが黒であったことによる<ref>『アニメック16号 機動戦士ガンダム大事典』ラポート、1981年3月、106頁。</ref>とも言われる。
 
宇宙世紀0079年3月、乗機ザクII S型のオーバーホールに伴い、1週間の後方勤務を命令されて古巣の教導機動大隊の特別演習に参加。この際には、動態保存されていた彼らのかつての愛機ザクIが当時のパーソナルカラーに再塗装され、教官機として用意されている<ref>『マスターグレードモデル MS-05B ザクI黒い三連星専用機」で設定された</ref>。その後は [[高機動型ザクII#高機動型ザクII(R-1A型)|高機動型ザクII]]を受領して宇宙で戦績を上げるが、0079年11月には地球のオデッサへ援軍として差し向けられ、[[ドム]]が与えられる<ref>キシリア少将が「ドムを回しましたか? 三連星に」「全て臨機応変にな」と発言しており、三連星の急な人事異動に伴う融通的なMS供与であった事が明言されている。配属先がマ・クベの部隊であり、同隊にはランバ・ラルへ供与される予定だった(マ・クベが補給依頼を握りつぶす)ドズル旗下のドムが3機あった事から、同機であった可能性もある(重力戦線に登場したドムの可能性もある。[[MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝]]』では、月でドムを受領後にザンジバルで一緒に降下した事になっている)</ref>。同月のオデッサ防衛線において、オデッサの後方撹乱を命じられていた[[ホワイトベース]]隊と交戦し、ガンダムにジェットストリームアタックを破られ、マッシュが戦死。撤退後の再アタックにおいてガイア、オルテガもガンダムに敗れ全滅している。なお映画『哀・戦士編』では一度の戦闘で全滅している。