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2006年7月22日 (土) 08:00時点における版
プレキャストコンクリート(Precast Concrete)は、工場などであらかじめコンクリート製品を製造し、現場で組立や設置を行う工法、もしくはその製品を指す。
概要
一般にコンクリート構造物は、建設現場において型枠を設置し、コンクリートを打設して造られる。これを場所打ち工法または現場打ち工法と呼ぶ。これに対し本工法では、専用工場においてあらかじめコンクリート製品を製作した後、現場へ運搬して設置を行う工法である。頭文字から、PCもしくはPCaの呼称が用いられる。小文字のaを付加するのは、同じくPCの略称が用いられるプレストレスト・コンクリートと区別するためである。
また、現場へ運搬するため、プレキャスコトンクリート製品は、しばしば運搬可能な大きさに分割されることがあり、分割された製品を「プレキャストセグメント」または「プレキャストブロック」と呼ぶ。
特徴
- 専用工場で製作されるため、天候に左右されることなく、高い品質のコンクリート製品が得られる。
- 工場では型枠を規格化し、鋼製型枠とすることにより、繰り返し使うことができる。木製型枠の使用が原則で、繰り返し使うことが難しい場所打ち工法に比べ、森林資源の浪費を抑えることができる。