「デュロキセチン」の版間の差分

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== 使用上の注意 ==
本剤の意識消失発作の発症頻度は0.27%と低いが、日本における発売後8ヵ月間で多剤投与中の追加投与で2例の意識消失発作を起こしたという報告があるので<ref name="10-12-26">{{Cite Journal|和書 | coauthors=山本 暢朋、相澤 玲、稲田 俊也| year=2011| month=1| title=多剤併用中の難治性うつ病患者にduloxetineを追加投与して意識消失発作がみられた2症例| journal=臨床精神薬理| volume=14| issue=1| pages=pp. 103-106| issn=1343-3474}}</ref>、注意が必要である。1例目は手足を動かしていたことからけいれん発作である可能性が高く、2例目も発作時の脈拍、血圧が正常であったためにけいれん発作である可能性が高い<ref name="10-12-26" />。また、2例ともにデュロキセチンの投与中止したところによって、発作は起こらなくなった。
 
一般的に抗うつ薬は発作の閾値を下げうるので<ref name="10-12-30">{{Cite journal| authors=Pisani F, Oteri G, Costa C, Di Raimondo G, Di Perri R| year=2002| title=Effects of psychotropic drugs on seizure threshold.| journal=Drug Saf.| volume=25| issue=2| page=pp. 91-110| url=http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11888352| id=PMID 11888352}}</ref>、抗うつ薬の多剤投与を行っている患者には特に注意を要す。