「人間の証明」の版間の差分

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一方、バーに勤めていたとある女性が行方不明になる。夫の小山田は独自に捜索をし、妻文枝の浮気相手である新見を突き止めるが文枝の居場所は分からなかった。文枝はこの時点で轢死しており、犯人は政治家郡陽平の妻であり家庭問題評論家八杉恭子の息子である郡恭平だった。恭平は車を運転していた最中、スピンを起こし文枝をはねてしまったのだ。発覚を怖れた恭平は同棲者の路子と共に遺体を東京都西多摩郡の山林へ隠す。その後路子の勧めで身を隠すため、路子を伴って渡米しニューヨークに滞在した。
 
棟居刑事は「ストウハ」がストローハット(麦わら帽子)を意味すると推理した。実際にまた、事件現場であるホテルの回転ラウンジの照明が遠目には麦わら帽子のように見えるため、ジョニーがそれを見てそう思い込ん現場に向かったのだと解釈した。詩集におさめまた、タクシーか発見された詩集の中の一編の詩に、が「麦わら帽子と霧積という地名が記され」を題材としていたのだった。更にアメリカ側からの捜査により、ハーレムに住むジョニーの父親が金持ちの車に飛び込み示談金を受け取りジョニーに日本へ行くよう渡航費をねん出したことを捜査本部は聞く。父親はその後死亡。と、ジョニーがニューヨークを去る際に残した「キスミー」という言葉から、捜査陣は群馬県の霧積温泉郷を割り出した。棟居らが現地に向かうと、ジョニーの情報を知っているであろう中山種という老婆が橋の上から転落死していた。群馬県警は転落死と考えていたが棟居らは殺人事件と主張する。棟居らは中山種の本籍のある富山県八尾へ向かう。捜査の中、八杉が八尾出身であることを偶然発見する。更にアメリカ側からの捜査により、ハーレムに住むジョニーの父親が金持ちの車に飛び込み示談金を得て、ジョニーの渡航費を捻出したことがわかる。父親はその後死亡
 
新見によるひき逃げ事件の方は捜査も進み、現場に残されていた熊のぬいぐるみの所持者が恭平であること、ぬいぐるみに付着していた血液文枝のものだった。であることが明らかになると、新見は単身ニューヨークへ飛び、恭平からひき逃げ死体遺棄事件を白状させ同じ頃、文枝の遺体ハイカーの大学生アベックにより山中から発見され、その現場から恭平のコンタクトケースが落ちていたことにより犯人は恭平と断定された。新見から、恭平と路子の身柄は警察へ引き渡された。
 
八杉とジョニーは生き別れた母子だった。ジョニーの父親は八杉と恋人同士であったが、当時は米国軍人と正式な結婚することが出来ず、霧積温泉へ旅行した後、父親は二歳になるジョニーを連れて米国へ帰国する。一人し、日本に残された八杉は勧められるままに郡と見合をし結婚をした。しかし、ジョニーの存在が世間に知れ渡り、過去に黒人と関係を持っていた事実が露見することを恐れた恭子は来日したジョニーを殺害し、それらを知っている中山種も殺していた。ニューヨークで捜査を担当自身の複数の殺人、息子の起こていケンは生まれ育ったハーレムでり魔に合い命を落事故す。ケンこそ遺体遺棄日本で棟居の父親を集団暴行し死明らか追いやなり、すべてを失った八杉に、棟居は間として一人だった在り方を問いかける
 
== あらすじ(映画版) ==