「Li-2 (航空機)」の版間の差分

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[[画像:Belarus-Minsk-Museum of GPW Exhibition-3.jpg|thumb|right|250px|ミンクス(ベラルーシ)で展示のLi-2]]
'''Li-2'''とは、[[アメリカ合衆国]]のダグラス[[DC-3]]を[[ソ連]]においてライセンス生産した軍用輸送機である。[[NATO]]のコードネームは「キャブ(Cab)」と命名されていた。この機体はソ連版DC-3といえる機体で[[1940年]]から[[1945年]]までおよそ2000機が生産されたが、軍用輸送機のほか簡易の爆撃機として運用されたり、戦後にはソ連および東側諸国で旅客機や輸送機として運用されるなど幅広く活躍した。
 
 
== 概略 ==
ソ連は第二次世界大戦(ソ連では大祖国戦争と呼称)中に、アメリカ合衆国からDC-3の軍用タイプであるC-47を700機の供与をうけており、軍用輸送機としての大きな成果を上げていた。その実績によってソ連におけるDC-3の製造ライセンスが取得された。
 
ダグラス社に派遣された経験を持つ技術者ボリス・リスノーフが、DC-3を基本にしつつもソ連向けに小改良を加え、ソ連製エンジンを搭載した輸送機を設計し「PS-84」と呼称していた。この機体は1942年以降リスノフLi-2(Lisunov Li-2)の名称で軍用輸送機として量産された。また爆弾を1tまで搭載する簡易な爆撃機としての運用も行われた。
 
== 派生型 ==
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|-
|'''Li-2'''
|[[1942年]]以降の生産型にたいする呼称
|-
|'''Li-2D'''
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|-
|'''Li-2WW'''
|爆撃機型
|
|-
|'''Li-2W'''
|[[1956年]]に製造されたエンジン改良型
|}
 
 
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|Li-2 のエンジンを[[DC-3]]が使用していたPratt & Whitney R-1830に交換
|}
 
 
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* 航続距離: 2.600 km
* 最大上昇高度: 5.600 m
 
[[en:Lisunov Li-2]]
[[de:Lissunow Li-2]]
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[[category:旅客機|Li-2]]
[[category:爆撃機|Li-2]]
[[Category:ソ連・ロシアの航空機|Li-2]]