「指宿枕崎線」の版間の差分

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鹿児島中央駅 - 喜入駅間は15 - 40分間隔である。喜入駅 - 指宿駅・山川駅間はほぼ1時間間隔となる。夕方には鹿児島中央駅 - 慈眼寺駅間、平日夜と毎日深夜時間帯は鹿児島中央駅 - 五位野駅間の区間列車も運行される。2017年3月改正においての最短運転間隔は喜入駅における6分であり、同駅での上り特急直後に同駅で折り返す上り普通がこれに当たる。
 
2016年3月改正で慈眼寺発着1往復が設定されたことで平日の鹿児島中央駅基準の運転本数は特急を含めて上り49本・下り51本<ref group="注釈">上下で本数が異なるのは、深夜時間帯の下り列車の一部が到着後に客扱いせず回送で戻っているためである。</ref>となり、単線非電化路線でありながら複線電化である鹿児島本線伊集院方面の同駅基準の平日上下各42本(貨物列車を除く)を大幅に上回るなど、九州新幹線を含めて鹿児島中央駅を発着する路線で最大の運転本数がある。運転本数のみでなく運転時間帯も広く、始発は国鉄時代より毎日上下とも4時台<ref group="注釈">下り始発の鹿児島中央発山川行き4:51、上り始発の山川発鹿児島中央行き4:42。ただし2018年3月17日改正より山川行き始発は4:53に繰下げ(山川到着時刻は変更なし)、鹿児島中央行き始発は山川-喜入間が廃止となり喜入からの運転となるため(喜入から先の時刻には変更なし)、上りの始発が5:13喜入発となり上りの4時台は消滅する。</ref><refbr>始発時刻が早いのは鹿児島中央駅前で戦前から開かれている「指宿線朝市」への行商人が多く利用していたことからとされている。しかし高齢化や出店者減少によるテナント費用の負担額増加などが要因で2018年3月をもって市は廃止されることになった。</ref>、終着はJR化後に時刻繰り下げが繰り返されてきた結果、毎日下り最終で日付を跨ぐようになった。
 
山川駅 - 枕崎駅間は運行本数が1日6 - 8往復と少なく、4 - 5時間ほど列車のない時間帯がある。鹿児島中央駅 - 枕崎駅間を直通する列車は1日下り3本・上り4本だけで、ほかは指宿駅または山川駅で乗り換えとなる。指宿駅または山川駅 - 西頴娃駅間の区間列車もある。
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以下に示す車両はいずれも[[気動車]]である。
* [[国鉄キハ40系気動車 (2代)|キハ40形・キハ47形・キハ140形・キハ147形]]
** このうちキハ47 1078は、2009年3月22日より「カツオ号」として[[ラッピング車両|ラッピング]]されていた<ref>[http://railf.jp/news/2009/03/23/171100.html 指宿枕崎線にラッピング列車「カツオ号」登場] - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2009年3月23日</ref>。デザインは[[鹿児島水産高校]]の生徒が発案したもので、1年間運行された。なお同車(その後の機関換装によりキハ47 9078に改番)は2017年現在、沿線自治体である鹿児島・指宿・南九州・枕崎の各市の大判PR広告を車内に掲出している。<ref>ドア上および車端妻面のスペースに掲出している<ref group="注釈">中吊りスペースは一般広告枠であるため、いわゆる広告ジャックとは異なる。</ref>
** 2011年3月12日に運行を開始した当線初の特急列車「[[指宿のたまて箱]]」も、キハ47・キハ140<ref>[http://railf.jp/news/2012/03/20/100000.html キハ140 2066が「指宿のたまて箱」仕様になって出場] - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2012年3月20日</ref>の改造車を使用している。
** 2007年頃、鹿児島中央発山川行きの定期普通列車を土休日に限り延長運転する形で、キハ40系列2両編成で鹿児島中央駅 - 西頴娃駅間に下り片道のみながら愛称付き列車「いせえび号」が運転されていた<ref>『JTB時刻表』2007年4月号、JTBパブリッシング、p.472</ref><!-- 延長運転区間の日本最南端区間は定期列車ではなく臨時列車(列車番号が9000番台)。-->(「[[西頴娃駅]]」の項目で詳説あり)。これは愛称付き列車としては日本最南端を走っていた列車である{{Refnest|group="注釈"|他に臨時列車では指宿駅 - 西頴娃駅間で運転されていたトロッコ列車「アドベンチャー号」がある<ref>池田光雅『鉄道総合年表1972-93』中央書院、1993年、p.119</ref>。<br>1970年代に急行「錦江」の一部が枕崎発で運転されていたことがあるが、日本最南端区間は普通列車として運転<ref>今尾恵介監修『日本鉄道旅行歴史地図帳』12号 九州沖縄、新潮社、2011年、p.54</ref>。<br>また、1985年3月14日改正時点では、快速「なのはな」の前身である快速「いぶすき」2往復中上り1本が枕崎発で運転されていた(指宿まで各駅に停車するが、枕崎から快速「いぶすき」として運転)<ref>国鉄監修『時刻表』1985年3月号、日本交通公社、p.270</ref>。}}。
* [[JR九州キハ200系気動車|キハ200系]]
** 1992年に筑豊地区に続き0・1000番台(クロスシート車)4編成が新製投入され、1997年に香椎線系統から500・1500番台(ロングシート車)3編成が移籍した。いずれも当初は「赤い快速」塗装であったが、順次黄色の「なのはな」塗装に変更された。その過程ではユニット(2両)単位での混色編成も見られた。
** クロスシート車とロングシート車はダイヤ上区別して運用されているほか、2両に2両の増結で両者が併結される際はロングシート車が鹿児島中央寄りに連結される(2016年3月改正までは両者が逆で、指宿寄りにロングシート車が連結された)。ただし2016年3月に10+1010の編成が、2018年1月には9+1009の編成がそれぞれロングシート化改造を受けたため、クロスシート編成は当初の4編成から2編成に半減しており、クロスシート限定の運用<ref>2017年3月改正のダイヤにおいては、鹿児島中央駅発4:51、5:59、6:21などがクロスシート限定運用列車に該当する。</ref>にも多くの頻度でロングシート車が充当されるようになった。
 
== 歴史 ==