「順位戦」の版間の差分

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:[[三浦弘行]]は第75期(2016年度)を2期ぶり15期目のA級で迎え、当初3連敗したものの4回戦の対[[渡辺明 (棋士)|渡辺明]]戦で初勝利。しかし当該対局の直後に、[[将棋ソフト不正使用疑惑]]が指摘され、これにより三浦は2016年10月13日から同年12月31日まで出場停止処分を受けた。しかしその後疑惑が晴れたことで、日本将棋連盟は、同処分によって不戦敗となるはずだった順位戦の対局(5回戦・対[[屋敷伸之]]戦及び6回戦・対[[行方尚史]]戦)を保障する必要が生じ、三浦の処遇として、当期順位戦5回戦以降は不戦敗として計上せず<ref group="注">対戦が予定されていた5名の棋士(5回戦・屋敷、6回戦・行方、7回戦・[[森内俊之]]、8回戦・[[羽生善治]]、9回戦・[[深浦康市]])には不戦勝が計上された。</ref>、他の棋士の成績にかかわらず翌76期もA級(11位)に据え置き、当期A級の降級枠は1名のみとすることにした。
; 史上初の6名によるプレーオフ(第76期)
:上述の三浦弘行の地位保全によって第76期A級順位戦は通常より1名多い11名で行われる運びとなり、[[久保利明]]・[[豊島将之]]の6勝3敗、[[稲葉陽]]・[[広瀬章人]]・[[佐藤康光]]の5勝4敗、抜け番で6勝4敗確定の[[羽生善治]]が居る状態で順位戦最終日一斉対局の2018年3月2日を向かえた。この一斉対局で、広瀬が豊島を、残留がかかっていた[[深浦康市]]が久保を下し、佐藤は[[屋敷伸之]]に、稲葉は[[行方尚史]]に勝利したことで、6勝4敗6名によるプレーオフが発生した。名人戦挑戦権に王手をかけていた久保・豊島はどちらもにB級1組から昇級した直後であり、奇しく挑戦権に最も近づいていた2者(両者とも勝っていれば2名プレーオフ、どちらか一方のみであれば挑戦権獲得であった)が、プレーオフの[[トーナメント方式#パラマストーナメント(ステップラダー)|パラマス方式トーナメント]]で5勝しなければならない最も不利な立場となってしまった(第76期の序列は稲葉(1位)、羽生(2位)、広瀬(4位)、佐藤(8位)、久保(9位)、豊島(10位)である)。しかも久保と豊島は第67期[[王将戦]]の当事者でまさに番勝負が半ばまで進行中であり、この合間を縫わなければならない事態となった。この両者による初戦の対局日程も初戦はA級順位戦最終日の2日後(の3月4日(久保に至っては終局が0時を跨いでいたため厳密には翌日))となり更に移動豊島が勝利。その翌を挟んで第67期[[昼には王将戦]]第5局(3月6・7日)のため島根県大田市三瓶温泉へ移動して再び両者が対局。豊島は王将戦が終わった翌3月8日に大阪へ戻り中1日挟んで3月10日に佐藤と対局が予定されている。豊島はここまでで持ち時間6時間以上の対局を10日で4局こなすというタイト過酷極まりないスケジュールとなっている
 
=== B級1組 ===